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 本日のゲスト:丸木文華先生

2013/06/04 10:08

小説『罪の楽園 ~千夜の夢 兄弟の秘め事~』(大洋図書)6月6日発売
丸木文華先生の新刊は、6月6日に大洋図書「SHY文庫」からリリースの『罪の楽園 ~千夜の夢 兄弟の秘め事~』。BLの人気ジャンルのひとつ“アラブもの”でかつ、丸木先生の初アラブです! それでは「801 AUTHORS 108」118回目のゲスト、丸木文華先生どうぞ!

Q1. 新刊の紹介をお願いします!
砂漠の保守的な古い国で起きる、権力争いや兄弟の愛憎、血の因縁をテーマにしたお話です。話の展開自体は結構シビアで監禁したり媚薬を使ったりもありますが、基本的に無理矢理なシチュエーションはないので、甘めのラブシーンが多いと思います。
 
Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか?
攻めの兄バドルは、母親が異国の人間であるために、この国ではかなり珍しい容姿をしています。文武両道の美形ですが、その生い立ちのために残酷なところがあります。弟のマラークを溺愛しています。
受けの弟マラークは誰からも愛される天真爛漫な性格で、敬虔な神の信徒であり、とても純粋です。また、周りに流されず自分の信念を貫く芯の強さも持っています。兄バドルを敬愛しています。
 
Q3. 今作のこだわりポイントは?
私のアラブのイメージが『千夜一夜物語』なので、大人のお伽噺の雰囲気を出したくて、かなり装飾的な文体で幻想的な砂漠の国の世界観を表現しようと思いました。
 
Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください!
今作は架空の国ですがモデルの中東の資料を見ていて旅に出たくなりました…。砂漠の果てから昇る朝日を拝んでみたいです。
 
Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
今までと少し違った作風なので皆様の反応が心配ではありますが、とりあえずは無事に出版できそうなので、ほっと一息ついています。
 
Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
初めまして。丸木文華です。
褐色受けがマイブームだったために着手した初のアラブものですが、少しでも多くの方に気に入って頂けたら嬉しいです。
相葉キョウコ先生のゴージャスな挿絵をぜひご堪能下さい!
 
担当編集より
丸木先生初のアラブものBLです。
「兄王の辱めの言葉に、マラークの肌はいよいよ火照り、官能の汗が金粉を散らしたかの如く、褐色の大地の上に輝いた。」……というような、煌びやかでデコラティブなその文章にまずは度肝を抜かれますが、読み進めると癖になります(笑)。
丸木先生の作品の中でも珍しい、そしてアラブものBLの中でもなかなかない作品になっていると思います。

周囲から虐げられてきた兄バドルは、腹違いの弟、マラークだけを唯一の心のよろどころに生きてきたのに、とある王宮の確執が元で彼に裏切られてしまいます。
その後の兄弟の行く末は……愛している、でも許せない、その愛憎と執着が、さすがの筆致で描かれています。脇キャラの思わぬ過去、最後の大どんでん返しと、いつもの丸木先生の魅力もたっぷり詰まっています。
相葉キョウコ先生のイラストもすばらしく、これ以上ないくらいぴったりの麗しい絵に仕上がりました。
煌びやかで幻想的な、官能のアラビアン・ナイト……ぜひ多くの皆様に読んでいただき、その世界観に酔いしれていただきたいですね。

(c)『罪の楽園 ~千夜の夢 兄弟の秘め事~』丸木文華/相葉キョウコ/大洋図書

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