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 刹那魁先生 インタビュー

2012/07/20 12:00

電子書籍、特に携帯コミックで活躍中の刹那魁先生が、初コミックス『快感ソーダ』をリリース! 早速お話をうかがいました。漫画家となるきっかけ、エロについて、電子書籍からコミックス化する際の加筆・修正のお話など、興味深いこと盛りだくさんです。

Q. 刹那先生、初コミックス『快感ソーダ』のリリースおめでとうございます! 先生は2009年に電子書籍で商業デビュー、これまで多くの作品を発表されていますが、このたびは全国の書店にコミックスが並びます。お気持ちはいかがでしょう?

A:ありがとうございます!単行本という紙媒体になるなんて夢のまた夢だと思っていたので、ドキドキソワソワしっぱなしで、不安もたくさんありました。
でも、完成した本が届いた時は本当に嬉しかったです!これが並ぶのかー…と他人事のように眺めていました(笑)

Q. 電子書籍でのデビュー前は、どんな活動をされていましたか? また、デビューのきっかけは?

A:版権を中心に同人活動をしていましたが、デビューする1年前は、ほとんどイラストを描いているだけで漫画はあまり描いていませんでした。きっかけは、現在の担当さんからメールを頂いたことがきっかけでした。
しかし、その前に怪しい勧誘的なメールも同時に来ていたので本社に「こんな担当さんいらっしゃいますか?」と、問い合わせをした思い出が…(笑)

Q. ペンネームの由来や込めた思いを聞かせてください。

A:当時プレイしていたゲームのキャラの「刹那」という名前の響きが好きで、どうしても「鬼」という字を使いたくて「魁」を使いました。よく読めないと言われます(笑) セツナ カイと申します。まさかこんなに長く使うとは思っていませんでした。

Q. 『快感ソーダ』は3人の高校生、久我、滝原、長谷部の三角関係をメインに、後輩×先輩カップルの空峰×柏崎のエピソードを絡めてストーリーが展開します。3Pや、攻だったキャラが受になったり、ペットボトルのソーダやローターを使ったプレイなど、いろんなエッチが楽しめました。先生は漫画やイラストを描き始めて、どれくらいでエッチ方面に目覚めましたか? もしかしてしょっぱなからとか?

A:漫画というものを描き始めた時は、全くというほどエロは描けませんでした。本気で。数年前にちょろちょろっと描き始め、友人達から「もっと描け!」と背中を押されて恥じらいという柵をぶち破って今に至ります。恥とはなんぞや。

Q. 登場するエッチの中に、携帯のテレビ電話機能を使った陵辱プレイが何度か出てきましたね。あれは興奮しました。あと、緊縛と3Pの合わせ技とか……。先生の『快感ソーダ』お気に入りエッチTOP3はなんでしょう?

A:やはり1位・炭酸プレイ 2位・携帯で音と局部見せ 3位・産卵プレイ ですかね。おかげで結構修正を喰らいました。

Q. やっぱり、日常生活でもエッチな妄想をされることは多いのでしょうか。最近、日常で見つけたベスト萌えは? それとも日常はとても真面目で、エロは仕事と割り切ってらっしゃるとか?

A:ある時ふっと思い立つことが多々あるので、いつも妄想という訳ではないですね。プロットを考えている時に寝ると、夢の中で話しが完成していることもあります。日常で見つけたベスト萌えは、背中がほぼ出た肩甲骨の見えるノースリーブ。 

Q. このたび、『快感ソーダ』には電子書籍で発表された人気シリーズが4話と、描き下ろしエピソードが収録されていますね。電子書籍からコミックス化にあたり、かなり加筆や修正を入れられたとうかがいました。これを加筆できて良かった! あの修正は骨が折れた、など教えていただけますか?

A:初期作品は「電子書籍用」ということで描かせて頂いたので、トンボが一切ありませんでした。全て閉じ方向を考えてコマを移動したのですが、どうしてもセリフの位置が変わるので修正するたびに描き直すコマが増えていくのが骨が折れました。やってもやっても終わらないという…。
加筆できて良かったのは、少しでもキャラの感情面や普通の会話部分が入れられたことですね。電子書籍ではエロ9:話1の割合でと言われているので(笑)あと、線の都合で指が6本に見えなくもないコマが一か所あったんですが、ひっそり修正する機会があって良かったです。

Q. 先生のサイトを拝見すると、キャラクター相関図にはコミックス未登場の子がたくさんいるんですね。電子書籍では、コミックスに脇役で登場するキャラがメインのエピソードもあるんでしょうか? また、ほかの子たちの痴態も楽しめるんですか?

A:4作品しか入らなかったのでかなり多く未登場キャラが存在しますね。そして脇役として登場したキャラがメインの話もあります。逆にこちらで脇役だったキャラの話に、今回の快感ソーダで出てきたキャラが脇役で登場したり…というのもあります。

Q. 『快感ソーダ』は学園モノですが、先生はファンタジーも描かれていますね。学園モノでは描けない、ファンタジーだからこそできる表現ってあるでしょうか?

A:学園モノでは無理なこととして路上公開プレイ的なことは描かせていただきました。あとは変わった体位。武器や鎧などを身に付けたプレイなど…。

Q. 作家という立場を離れて、どんなカップリングやシチュエーションのBLがお好きですか?

A:ツリ眼なドS受けが大好きだ!と叫べる程に好きです。変態攻めとツンデレ受けも好きです。結構何でもイけます。

Q. BL以外では、どんなシチュエーションのエッチがお好きですか?

A:BL以外ではあまり考えたことがありませんでした…。キャラにもよりけりでしょうか?

Q. お好きな作品や作家さんなどを教えてください。理由や思い入れなどもお願いします。

A:三輪士郎先生・小川雅史先生の絵柄が好きです。同じレーベルの淀川ゆおさんのカラーは本物のアニメのようで憧れています。

Q. 今後、チャレンジしたい作風やストーリー、実現させたい目標や野望はありますか?

A:泣かせるような悲恋物が描きたいです。あとはかなりギャグチックなものとか…。
一般向けだとアクション多めのファンタジーが描きたいです。
感情面を中心とした話しを一度描いてみたいものです…。

Q. 最後に、ちるちるユーザーのみなさんにメッセージをお願いします!

A:初めまして、刹那魁と申します。
この度は、ここまでお読み頂きありがとうございます!

有り難くも単行本を出して頂けただけではなく、このような場にお呼び頂けて大変光栄に思います。
携帯書籍専用にエロ重視な内容ばかりですが、こちらを読んで少しでも興味をお持ち頂けると嬉しいです。

まだまだ未熟者ですが、少しでも楽しんで頂けるものを描いていけるように、今後とも携帯配信共に宜しくお願い致します。

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