宇喜田ふゆ先生インタビュー

中にたっぷり出して俺の匂いを付けたいんだよ…
楓の家に転がり込んできたのは、社長に成り上がった榎本。彼は数年前、楓を「お前ほんとにヤバいな。可愛すぎる」と見初め、無理やり抱いて姿を消していました。そんな身勝手な男が、再会後はより傲慢さを増して「メシを食え、ちゃんと寝ろ」と偉そうに楓の世話を焼き始め……。7月17日発売、宇喜田ふゆ先生の初小説『暴君社長のわがままな熱愛』。こんな男にほだされたくないのに、楓は心も体もめちゃくちゃに翻弄されてしまいます。「中にたっぷり出して俺の匂いを付けたいんだよ」――暴君社長×ツンデレ美人の、愛はどう成就するのでしょうか!! それでは「801 AUTHORS 108」第681回、宇喜田ふゆ先生どうぞ！

Q. 作品紹介をお願いします！
自分の気持ちに気付かないふりをしている、素直になれない二人のお話です。
なんでも持っていて怖いものなしの攻が、愛情を知って崩れてしまうという展開がとても好きなので、そんなお話を目指しました。
糖度は高めだと思います。
Q. メインカップルはどんな攻×受ですか？
いわゆる「俺様攻×ツンデレ受」なのだと思うのですが、攻の榎本は暴君かと思えば受の楓をこれでもかとばかりに甘やかすし、楓は楓で、自立した一人前の男でいたいけれど、恋人みたいに大事にもされてみたいという面倒な人たちです。
二人して終始デレていると言えなくもない気がします。

Q. 当て馬や重要な脇役は？
志方さんという当て馬風のお兄さんが登場するのですが、意外と二人の為に動いてくれています。彼からは若干バブルの匂いがします。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう？
榎本をただ傲慢なだけではなく、子供っぽい面や弱さを持つ、人間的な攻にしたかったという点はこだわりポイントなのかなと思います。攻が受の事を好き過ぎるという所にもこだわりました。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください！
俺様具合のさじ加減が難しかったです。全ての行動の裏に受への愛情がないとダメなんだと学びました。
圧倒的に楽しかったのは、小禄先生からキャラクターラフをいただいた時です。キャラに命が吹き込まれたような気がしました。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか？
執筆当時のメモ書きに「無頼漢・ごろつき(攻)」というのがあって戦慄しました。当時の私はどうも攻をごろつきに仕立て上げようとしていたみたいです。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露願います！
作中に魚肉ソーセージが何度か出てくるのですが、本作を執筆中はこれまでの人生の中で一番魚肉ソーセージを食べたような気がします。

Q. BL作家になったきっかけを聞かせてください！
こんなお話が読みたいなと思った時に、自分で書いてみようと思い立ったのがきっかけです。
実際に書き始めてみると、すごく楽しくてやみつきになりました。今はその難しさを痛感しています。

Q. 発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
実はまだ信じられなくて、どこかふわふわしています。だけど実際に出来上がった本を手にしたら、感激のあまり泣いてしまうかもしれません。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして、宇喜田ふゆと申します。とても楽しみながら書いた作品ですので、少しでも皆さまに楽しんでいただけたらいいなと思っています。よろしくお願いいたします。
担当編集より
リブレ期待の新鋭小説家・宇喜田ふゆ先生がついにデビューしました！
色気のある男を書かせたら天下一品の宇喜田先生。
このノベルズの攻も、滴るような男の色気の持ち主です。
そしておススメどころはズバリ、攻の榎本の独占欲です。 楓を自分だけのものにしたいという大変身勝手(笑)な独占欲から、俺なしではいられない体にしてやる！ と、楓の世話を焼きまくる榎本。非常に俺様で、わがままで、格好よい男なのです!!
そして、そんな男に翻弄されまくるツンデレな楓…！
溺愛度＆世話焼かれ度★★★★★
二人の熱い恋をお楽しみください♥ 

(c)宇喜田ふゆ／小禄／Libre Publishing