BLアワード2019|ちるちる

BLアワード2019|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2019!!

BEST 小説 4位

Mとは誰?2人の絆に、タイトルに、涙する

「心を半分残したままでいる(1)」

ポイント:
1019pt
著  者:
砂原糖子
出 版 社 :
新書館
シリーズ:
ディアプラス文庫
発 売 日 :
2018/6/9

静良井がどうしようもなく中上に惹かれるのに、その恋が記憶障害に何度も阻まれてしまいます。愛した人を探す静良井、後悔を抱える中上、誰かに愛されたい気持ちが暴走した久遠、それぞれの想いに胸が締め付けられます。はたしてMとは誰なのか。謎と嘘、後悔と恋が絡まり合うストーリーに、涙なしには読めません。

ユーザーの声を紹介

切なくて優しくて、そして心に響く

とても切なくて優しくて、そして心に響く素敵な作品でした。
三巻にも及ぶ壮大な物語ですが、二人の愛の形に、もう読みながら涙が止まらなくて。
また、ご都合主義に終わらない、なのに確かな希望を感じさせてくれる。
このラストに、砂原先生の深い愛情を見た気がします。
ぴれーねさん

2018年で1番読み返したシリーズです。何度読み返しても泣ける!何度読み返してもグッとくる!何度読み返してもニヤニヤする!!
もう一度、珈琲でも飲みながら読み返します。
いときさん

何度も何度も記憶を失いながら必ず中上の元に辿り着く静良井。静良井を求めながら名乗るまいと固く口を閉ざす中上。もう、完結までの3ヶ月を切なさと歯ぎしりで過ごしました!途中、佐藤くんの天然ぶりに笑い、久遠の薄気味悪さにビクビクし、3冊がこんなにも短く感じられた事はありません。無くした過去・先の見えない未来・謎のM…ミステリー要素を持ちながら現在過去未来という構成も重要で「ク〜ッツ!うまいなあ!見せ方上手い!」と唸ってしまいました。間違えなく私の2018年堂々の1位です!
(是非とも久遠の救済もお願いします)
kapyさん

一年間で600冊近くのBLコミック&小説を読みましたが、その中のベストがこの「心を半分残したままでいる」です。
琴線に触れまくって、ハンカチ無しでは読めませんでした。
これからもなんども読み返すと思います。
匿名さん

とても良かったです。本当に面白くて、2人の行く末が気になって、あっという間の時間でした。真文はまた記憶をなくすときが来るかもしれないけど2人ならきっと乗り越えられると思えるラストでした。最後のカナリーの紹介文大好きで何回も読み返してます!50年後もきっとカナリーで…。
山田華子さん

全三巻を一気読みした後、あまりの素晴らしさに余韻で暫く他の本が読めなくなりました。完全なハッピーエンドではなく少しほろ苦さが残る結末でしたが、きっと2人なら何があってももう大丈夫ではないかなと思います(そうであってほしいと願わずにはいられません)。記憶喪失を取り扱った作品は沢山ありますが、個人的には一二を争うくらい大好きなお話です。最後の一文を思い出すだけで泣けます。
紗和さん

何度も何度も繰り返し読みたい

ノミネートは第1巻ですが、第3巻まで含めて、私が今まで出会った小説のなかで間違いなく最高傑作に入る作品です。
青春時代の甘い想い出を持ち続けている者とリセットされてしまった者。それでも運命の悪戯は何度も二人を引き合わせる。こんなにも切なく、苦しく、そして暖かい関係を私は他に知りません。
何度も何度も繰り返し読みたい作品です。大好きです。
あずぷーさん

3巻があっという間に感じるくらい長い長い片想いのお話です。せつなくってやさしくって余韻とコーヒーが飲みたくなるくらいいいお話でした。
くるみ3960さん

記憶を失ってしまう真文と忘れられない衛。二人の切ない恋に涙。でも、必ず二人は恋をする。
それが嬉しかった。
最後のカフェ紹介が秀逸です。
イザークさん

BL小説大好きで、毎日の通勤中に読んでいて生きがいになってます。なのですごーーく悩みましたが、一番続きが気になって仕方なかったこちらの作品を1位にさせていただきます!
全三巻がすべて発売されてから一気読みしました。本当に展開が読めなくて、一体最後はどうなるんだろうとページをめくる手が止まりませんでした。先生が仰ってたように、連続ドラマを見ているような気持ちにさせられました。素晴らしい。
匿名さん

発売されて、購入して、どんな感じのお話かな~と思いながら読み始めて、気がついたら夢中でページをめくっていました。
記憶障害を扱ったBLは世の中にたくさんありますが、この作品を読んだ時記憶がなくなるというのはとても悲しくて恐ろしいのだということを、文字で「説明」されるのではなく、静良井さんの心の動きや行動を追っていくことによって「実感」しました。
普通の人であれば記憶を失うほどではないはずの衝撃でも、静良井さんの記憶は失われてしまう。忘れてしまって、でもまた中上さんと出会って惹かれて、それでもまた忘れてしまう。
あまりにつらい堂々巡りで、読んでいて本当に胸が苦しかったです。普段めったにBL作品で泣くことはないのですが、これは泣きました。
作品自体はハッピーエンドでも、個人的にはどことなく寂しさや苦しさのようなものが残っています。でもこの終わり方だったからこそ自分にとっては忘れられない、心に残る作品になりました。
全三巻を通して何度も何度も二人が幸せになることを願い、そして完結した今でも二人が穏やかで幸せな日々を送っていることを願っています。
仙太郎さん

BEST 小説 5位

姿形が変わっても、変わらない恋を知る

「愛の星をつかめ! 」

ポイント:
1010pt
著  者:
樋口美沙緒
出 版 社 :
白泉社
シリーズ:
花丸文庫
発 売 日 :
2018/3/22

真耶先輩のお相手は誰なんだ?とムシシリーズファンが待ち望んだ真耶編です!あの可愛かった央太が…長身イケメン執着ワンコに! 央太の深くて重い愛が、自己否定的な真耶に届くシーンは感動します。2人が愛し合い、夜空の中心の星になれたと感じる日はそう遠くないのかもしれません。

ユーザーの声を紹介

待ちに待った真耶さまのターン

1度目は央太の変貌への衝撃。2度目は真耶さんが可愛すぎる癒し。やっと幸せになってくれた真耶さん。央太の愛は危ない匂いがしますが、簡単に飲み込まれないのが真耶さんなんですよね。好き。これからも二人の愛を応援しております。
めんたい子さん

シリーズ通して読んでいると、まさかこの人とこの人が!?みたいな展開も見えてきてすごく楽しみなのですが待ちに待った真耶様で尚且つ話はものすごく重くて、今までの真耶様を振り返るとさらに切なく後半になるにしたがって涙無しでは読めませんでした。お相手は素晴らしい執着攻めでスパダリ化してたのも素敵でした。先生が商業デビューされる前からファンなのでどんなに忙しくてもムシシリーズの新刊だけは逃さず応援させて頂きたいと思います!
ASAMI00SANさん

待ちに待った真耶さまのターン。後輩たちへの面倒見が良すぎるいい先輩で、自分のことは後回しの印象が強かったから、真耶さまの恋のお相手はどんな人でどんな恋を~と期待大で読みました。強気な女王様受なのかなと思っていただけに最初はちょっと戸惑いましたが、さすが樋口先生。ベースとなる虫の特性が上手く活かされていて、実は器用に生きられず孤独な真耶さまだったこと、そんな真耶さまを愛しく思う存在がいたことが嬉しく思える素晴らしいお話でした。真耶さまを愛で包み込もうとする独占欲強い攻と、その攻より広くて深い愛情を惜しみなく注ぐ真耶さま、最高です。電書で番外編も読みましたが、もっともっと2人の日常のあれこれが読みたいです。読ませてくださいお願いします。
七生子さん

真耶様のお話が読みたくて読みたくてダメ元で編集部宛にメールやお手紙を書いていたら、思ったより早く実現して感激した作品。生きてて良かった…!樋口先生は全作品通じて愛されることに不器用なキャラクターを描かれていて、今回も複雑で繊細な内面描写に魂震えっぱなしでした。2019年はデビュー10周年だそうで、ますますのご活躍をお祈り致します!
匿名さん

愛、そして、生きる、と言う事についてたくさん考えさせられるお話です。言葉のひとつひとつが本当に綺麗で切なくて何度読んでも涙が流れます。央太くんの深くて重い愛が傷つきたくない、空っぽだ、と感じていた真耶さまの心に優しく染み込んで、甘やかされて、戸惑いながらも幸せそうな真耶さまがとても健気で可愛くて愛しくて……そしてそんな真耶さまの全てを侵食し、埋め尽くしたい央太くんの甘美な愛に怖いくらい真耶さまを好きだという想いが伝わってきて…堪らない気持ちになりました。ふたりにとって、お互いが「愛の星」だったのだのだと思います。本当に素敵なお話です!
kageさん

ムシシリーズ最新作の主人公はみんな大好き真耶様、マヤマヤです!大好きなキャラクターの作品でむっちゃ嬉しかった〜!
何度読み返しても泣いてしまうほど大好きな作品になりました。
悲しい性を持った真耶とその真耶をずっと想い続ける幼馴染の央太。その2人の関係性と央太の怖いくらいの溺愛がムシシリーズ最高作になったのではないかな、と思います。
はちどんさん

心情の描写がすごく綺麗

このシリーズが大好きで、特に真耶が大好きなので、真耶がメインで幸せを掴むまでを読めて嬉しかったです!
常に高潔で、でもどこか胸に穴がある真耶が、真耶を一途に思い続けて大人になった央太を受け入れるまでの心情の描写がすごく綺麗です!
なのはなさん

待ちに待ったマヤマヤ!泣けた!央太が逞しくなってて良かったし、マヤマヤにも色んな苦悩を抱えてたんだって知って感動した。
hatarieさん

今までちょいちょい出てきた真耶。好きなキャラが主人公でとても楽しみにしていました。まさか央太がこんな風に変貌しているとは…。深くて重い(自分本位な)愛で真耶との生活をコントロールしている央太ですが、寧々(姉たち)にきっちり釘を刺されているので、行き過ぎることはないと思います。姉たちの気持ちもいつか真耶に伝わるといいな。
匿名さん

いつも楽しく読ませて頂いております。とても面白くて、先生の作品が大好きです。受けの子を溺愛する攻めと攻めの子を一身に愛する受けをとても素敵な文章で描いてくださっていて、読んでいて凄く凄くきゅんきゅんします。こらからもも応援しています。頑張ってください!大好きです!
yayoさん

樋口先生のムシシリーズはとにかく切なくて胸が痛くなるんですが、でも最後にはハッピーが待っているので痛みが昇華されます。今回マヤマヤについに恋人が!!相手はまさかの!?と一瞬は思ったけど、まあ央太でしっくり来ますよね。街子先生のイラストも素晴らしく大好きなシリーズです。
とっびら★さん