BLアワード2020|ちるちる

BLアワード2020|ちるちる

ついに今年もランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2020!!

BEST ディープ 4位

急展開で更なる沼落ち!泥臭さで際立つラブエッセンス

「同棲ヤンキー 赤松セブン(1)」

ポイント:
1255pt
原  作:
SHOOWA
出 版 社 :
秋田書店
シリーズ:
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発 売 日 :
2019/1/16

『イベリコ豚』シリーズでヤンキーBL界に新たな風を巻き起こしたSHOOWA先生と、青年誌でヤンキー漫画を連載している奥嶋ひろまさ先生。最強タッグで描くガチヤンキーBLが第4位にランクインです!はっきりとした力強い線で描かれる、リアルな男子たちのワチャワチャが可愛くてたまらない……!今後も大注目な作品です。

ユーザーの声を紹介

SHOOWA先生×奥嶋先生=勝ち確

SHOOWA先生と奥嶋先生のタッグが最強すぎました!
1話目、自分は青年誌を読んでいるのだろうかと錯覚してしまうくらい、リアル男子。
だんだん愛将の可愛らしさが読者にもセブンにもバレてきて、思わず愛将にちょっかい出してしまうセブンも無理はない!
なんだか闇を抱えながらも飄々と、そして強いセブン。喧嘩バカで思春期真っ只中の愛将。2人の同棲生活はずっと見ていたいです。
chemmyさん

少年漫画にそのままBL要素がミックスされたような、「これこれ、こういう骨太なのが読みたかった...!」と思える作品です。赤松セブンは最高なんですよ...
まめこだよさん

青年誌に連載されるBL!?という感じで新鮮です。二人の関係性をゆっくりじっくり描いてくれるので、急接近されたときのドキドキ感が半端でない。今1番続きが気になる漫画です。
なつき0721さん

ハッキリと整った線に、明らかに重い喧嘩のパンチ、体つきもがっちり。一般漫画の絵柄でこんなに濃ゆいBLが読めるなんて、本当に良い時代です。

しかし、テンポの良い会話、細かな書き文字、シュールなギャグとシリアスの切り替え……絵柄は違えどこれは確実にSHOOWAワールド健在…!
奥嶋先生の、ほかのBL作品では味わえない唯一無二の作画がによって、SHOOWAワールドの魅力を底上げされているようで最高でした。特にお風呂のシーンの赤松の表情が本当に熱っぽくて、少しとろけた上目遣いは必見……ヤンキー描いたら右に出る者はいない、最強タッグの最強漫画、推さないワケにはいきません!
匿名さん

かつてヤンキー漫画を読んで男子たちの荒っぽいやりとりに「あれ………?胸がきゅんしてる…?」な経験がある人はぜひ読んで欲しい作品です。
これは妄想で終わりません(泣)
奥嶋先生が描くカッコ良いやんちゃなボーイズ2人がSHOOWA先生の素晴らしいストーリーでがっっっつりラブしてくれてとにかく萌え転がれます!!
にゃんころ餅大佐さん

不意打ちで魅せる色気がずるい

ヤンキー漫画そのものの絵柄の赤松が、ふとした瞬間に見せる若い色気がたまらない。自分の暗い過去に捕まりそうになっているセブンとこれからもうまくいくのか?うまくいってほしい!続きが気になってたまらないシリーズです。
甘食さん

奥嶋ひろまさ先生の絵でBLが読めるなんて生きててよかったと何度も思いました。奥嶋先生の描く男の子のリアルな可愛さ、色気にいつも悶えていたのでBL描いてくださって本当に幸せです。そしてSHOOWA先生も元々大好きだったので夢ような(今でも夢を見てるようです)コラボです!2巻まで読んで単話配信も買って追いかけてますが、セブンと赤松の行く末を見守りたいです。
らあこさん

SHOOWA先生の考える一筋縄では行かない世界観と生き生きとしたキャラクター達が奥嶋先生の本気の少年漫画絵で表現されている夢のような作品。それだけではなく、やや入り組んだ裏社会との関わりも匂わせており、ストーリーの今後の展開が非常に楽しみです。
beebeebeeさん

流石SHOOWA先生原作だけあり、
内容はかなりディープでしたが、
ヤクザも絡んできたりと、謎な部分がありつつ、
奥嶋先生のヤンキー漫画の雰囲気が見事にマッチした素晴らしい作品です。
更に奥嶋先生の絵でBLエロが読めて、かなりドキドキしました!
みち0609さん

見え隠れする闇、そんなの性癖だもの…

だんだん仲良くなっていく二人のほのぼのした日常が積み重なって、あらぁウフフとニッコリしていると、ときどきザラリとした闇の部分がのぞき始め、徐々に暴力の世界が忍び寄ってくる展開、迫力あるソリッドな絵柄だけれど、それだけに人間の可愛らしい面、怖ろしい面が真に迫って、たまらないものがあります。このストーリー、この絵でないと得られないときめきに満ちていて、なんだったら今も早く続きが読みたいと思っております。
shibuyacityさん

赤松とセブンの同棲しながらヤンキーするほのぼの日常系BLかと思えば、2巻でぶわっと暗い一面が爆発して、沼に落とされました。
エイトとセブン、同じ道を歩いてきたのだと思いますが、目の輝きが違いすぎて心が苦しくなります。赤松の無邪気さとかわいさに救われ、セブンのどっしりとした強さに安心し、それをエイトの暗闇で覆されます。赤松とセブンの穏やかな日常がこれからも続いてほしいし、エイトも救われてほしい。でもエイトが救われるためには赤松やセブンの日常を破壊しなくてはいけないのだと予感しております。そしてセブン、なんとなく過去が分ってきましたが、やはり謎の部分が多いです。この謎がじわじわ明かされていくのがとても面白いです。
2巻を読んでから毎日続きが読みたくて仕方ありません。話の構成、画力、完璧です。1つの作品が原作と作画に分かれて作られるのは大変だろなと思いますが、その分密度が凄いです。
1巻も2巻も電子書籍と紙媒体、両方買いました。これからも応援しています!はやく3巻に出会えますように!
byanasuさん

BEST ディープ 5位

”生”の意味を”性”で見出す。愛を超越した魂の再生

「性の劇薬」

ポイント:
1240pt
著  者:
水田ゆき
出 版 社 :
ジュネット
シリーズ:
ウォー! コミックス ピアスシリーズ
発 売 日 :
2019/2/19

過激なSM調教……だけでは終わらない!生きることの重みを丁寧に描き出した衝撃作です。桂木の自殺を止めて、死ぬはずだった桂木の命を預かった余田。痛いくらいの激しい快感の中で「生」を実感し、再生していく2人の姿に心動かされます。息を呑むような展開や、依存のような奇妙な絆に、グッと引き込まれる一冊です。

ユーザーの声を紹介

一度読んだら忘れられない衝撃作

読み終えてからもしばらく震えが止まらなかった衝撃作です。
生と性について、ここまで深く描いた作品を他に知りません。
「ああ、私はこういう愛の形が好きでBLを読み始めたんだった」と再認識させられました。
また、人物の体の動きや筋肉の描き方がとても美しく、ついついページをめくる手を止めて見惚れてしまうほどなのですが、水田先生のSNSを拝見すると解剖学なども勉強なさっているようで感服いたしました。
エロ度が高い作品を敬遠している方にもぜひ読んでもらいたいです。
匿名さん

死のうとしていた男を”性”の快楽によって強烈な”生”を実感させる。
中途半端な快楽だったら叶わなかっただろう。余田はありとあらゆる拘束具と玩具を使って誠の快楽を激しく暴き出していく…絵も話の展開も衝撃的で唖然としました。
ただ激しいだけの話ではない。二人の間に芽生えていく信頼や愛情までをも丁寧に描ききっているからこそ心に刺さってくるのです!
電子単話で初めて読んだ時の衝撃、コミックス化された時は「当然!」と思いましたが、まさか映画にまでなるとは!水田先生の快進撃を追いかけるのも楽しんでいます。
よこよこyさん

衝撃的でした、心奪われました。
過激な描写だけじゃない、こんなにも心にクる深いストーリーが魅力的でした。
読み終わったときの満足感、もっと読みたいと思う飢餓感。
何度も読み返しました。
大好き、大好きです。
匿名さん

過激なプレイはまさに劇薬

過激な性の表現が色々とちりばめられているけれど、快楽を与える攻めも与えられる受けも、トラウマを抱えそれを乗り越えようとする再生の物語。やってないプレイってないんじゃない?っていうくらい、きわどくどぎついシーンが満載でお腹いっぱいになる所が、性を描くことによって生きる事を実感する2人を目の当たりにし、それぞれの過去とトラウマ・それを乗り越えることにシフトチェンジしていくので、知らず知らずのうちにストーリーにのめり込んでいきました。生きる事を選ぶ2人の関係は共依存でもあるけれど、それこそ『劇薬』だから許されるのでは と思います。初コミックスながらとてもディープな難しいテーマを描き切った作家様に、心からの拍手を!
kapyさん

『性』と『生』をこれでもか!と描いた、読む人を選ぶ劇薬そのものの作品。
職や近しい人すべてを失い自殺しようとしていた桂木と、重い過去のトラウマを抱える医師余田の出会い。拷問にも似た激しい快楽を与えられる凄まじいエロと、生を実感し再生していく道筋が、濃密に描かれています。
エロも精神描写もとにかくエグい!
圧倒的パワーを感じるものすごくディープな作品でした。
ゆーちん24さん

2人が見つけた”生”の意味

「性」が「生」につながって、生きながら死んでいた2人の男が救われる物語、にただただ胸熱でした。エロが前面に出てるイメージですが、ストーリーが深くてものすごく読み応えがあって、充実感がハンパなかったです。もちろんエロシーン満載で、絵柄も好みで、そちらの満足感もありますが、エロというよりエロス、だと思いました。生と死に直結する性の快楽、という意味で。
快楽は悪ではなく、その身体の悦びを知ることで余田も誠も生き返る、心が再生していく姿に目頭が熱くなりました。誠が余田を龍二と呼び、龍二が誠と呼べるようになったラストに至る、彼らのエロシーンの変遷に胸打たれました。流されやすいと思いきや男前な誠も、愛を求めるゆえに傷を抱えて感情を出せなかった龍二も、お互いでなければ救われなかったんですよね…… 本当に涙が出ました。
BL好きで本当に良かった。おかげでこの作品にめぐり逢えました。描いてくださってありがとうございます!感謝しています。
Kaina72さん

命の大切さを思い知った1冊だと思います。久しぶり漫画の本で泣きました。誠の辛い過去と龍二の辛い過去、どちらの気持ちも本当に切なくて心に響きました。またエロもかなりの刺激強めで大好きです!!後半の方の表情が本当に幸せそうで見てる自分まで幸せになった気分になる感じでした。今までにないBL
作品だと思います!!
ゆうこりんりんさん

「性」と「生」
映画を観ているような奥深いストーリーに心奪われました。
龍二と誠が孤独からお互い寄り添い、生きていこうと前を向いていくラストまでの流れがとても美しく、本当に素敵な作品です。
絵はまるでアート作品です。
上質なストーリーと美しい絵。
唯一無二な作品であり作者さんだと思いました。
これからも応援しております。
ほっけちゃんさん