BLアワード2021|ちるちる

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ランキング決定!!
商業BLの祭典BLアワード2021!!

BEST コミック 1位

繊細なタッチで描かれる、優しい日常の物語

「オールドファッションカップケーキ」

ポイント:
8707pt
著  者:
佐岸左岸
出 版 社 :
大洋図書
シリーズ:
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発 売 日 :
2020/1/4

明日を生きることに少し憂鬱になってしまった、全ての人々の背中を押してくれる名作BLが誕生! 多くの萌えと共感を生んだ本作がコミック部門堂々の1位に輝きました。年齢や性別の壁を、ひょいと超える名台詞の数々に感動の嵐。かわいさ全開の野末さんから「オジ受け」沼にハマるファンも続出中です!

佐岸左岸先生からのコメント

皆々さまへ深く大きく感謝申し上げます。描き始めたときもコミックスにしていただいたときも、こんなにたくさんの方に読んでいただけるとは露ほども思っていませんでした。漫画を描くということだけでなく私自身への自信を持たせてくださり、本当にありがとうございます。感謝を忘れず、これからも小さな幸せを大切に描けたらいいなと思います。

ユーザーの声を紹介

おじ受け沼にハマる人多数…!

こんなに素敵な作品人生でそうそう出会えるものじゃないなと読み終わって思うくらい大好きな作品です!四十路の野末さんの可愛さにノックアウトされました…野末さんの悩みや壁を外川の真っ直ぐな好意で壊していく感じがとても好きでした。読んだ後の脳内にドバドバ溢れる多幸感が何回読んでも褪せることがなく本当に本当に大好きなお話です!
匿名さん

なんといっても野末さんのかわいさがやばいです。おじ受けならではの葛藤がたまりませんでした。二人の関係がとっても素敵。随所に出てくる食べ物やお部屋の感じもおしゃれですきです。
紅百合さん

BLと一言で言い表わすのが勿体無い作品です。リアルな心理描写と、大人になるにつれ前に進めなくなった人々に響く言葉がたくさんありました。四十路のおじさんが、こんなに可愛く見える作品は初めてです!
雨ノ宮朔さん

とても優しい作品です。
そしてBLでありながら、そのカテゴリーを越えている良作だと思います。
傍目から見たら優雅な独身生活を送っている野末さんですが、その心の奥にある寂しさや怖さ、自分の人生への不安などを待っていて…その姿は私達みんなが抱えているものと同じだと感じました。
なので渋々、外川と出かけていくうちにどんどん変わっていく野末さんが、本当に可愛らして愛おしいです。
「人は幾つになっても変われる」とはよく聞く言葉ですが、簡単ではないはず。
でもずっと野末さんを見ていた外川の存在があったからこそ、変わることができたんですね。外川の気持ちを受け入れるどうか悩む野末さんも、とっても可愛いらしくて健気で大好きです!読めてよかった…!と思う一冊です。
ハイレベルさん

この作品に投票できる日を今か今かと待ち侘びていました!!!かわいいタイトルにまず惹きつけられ、ページをめくればやわらかな絵のタッチ、絶妙な台詞選び、甘いのに甘すぎないストーリー……これらにどんどん引き込まれました。年齢に対する心理的障壁の乗り越え方も素敵でした。食べ物や小物などの日常描写も繊細かつ丁寧で、物語にリアルな説得力が与えられていると感じます。あとは何と言っても野末さんがかわいい!!!かわいすぎます。かわいいといえば食べ物を詰め込む外川さんも。どちらも人物としてかわいくて魅力的で、いつまでもこの2人の穏やかな日常が続くことを願わずにはいられません。
匿名さん

若さ故にどんどん積極的になっていく外川くんと、反対にどんどん慎重になって外川君の気持ちに気づかないふりをする野末さんの心情がとてもきれいに丁寧に描かれていて、2人がすれ違ってしまう場面は本当に胸が苦しくなって、読みながら泣いてしまいました…。
どの場面も好きですが、ポーカーフェイスなまま野末さんと恋バナをしようとする外川くんと、そんな外川くんに戸惑いながらもパンケーキを食べる野末さんが見れる初めて2人でパンケーキを食べに行く場面が2人ともとてもかわいくて、愛おしくて何度読んでも大好きです。
匿名さん

メッセージ性ある物語に共感の嵐!

これまで読んできた数多くのBL作品の中でも1番かもしれない!と思った位大好きな作品です。世の中性別関係なくこんな風に恋が始まって行くんだな…という何とも言えないリアルな雰囲気が漂っていて主人公の2人を応援しながら見守りたくなりました!
匿名さん

オフィス街のリーマン二人組をみてうっかり妄想していたことが、素敵に具現化されていた有難い作品。中年と青年の間の時期で揺れ動く(笑)野末さんの葛藤に、ちょうどいいリアルと切なさと可愛らしさを感じました。圧のない優しい作風は繰り返し読むのにちょうどいい、あるようでなかったふんわりとしたテンポがくせになる作品でした。
えすむらさん

日常生活の中で、ドラマチックな出来事は起きないけれど、あぁこうやって人を好きになるよねっていう、誰にとっても共感できる恋心が描かれていると思います。懐かしい恋を思い出し、またときめきたいなと思うそんな作品でした。
rengesouさん

大人になればなるほど、人を好きになったり、好きな気持ちを表現するってほんとに難しいです。仕事はこなせるようにはなるけど、プライベートは全然うまく生きられない。何かを変えたいけど、大人だからこそ変えられないこともあって、大人ってやっかいだなと思います。だけど、この2人を見ていると、日常を変えるには1歩踏み出して、恥ずかしいことも勇気を出せば、変わらない日常も楽しい時間に変えられるんだなと思いました。一緒にいると楽しいって思える相手がいることは、すごく愛おしいことなのだと感じました。私も2人のようにドキドキしたりワクワクしたりして歳を重ねていきたいと思いました。
匿名さん

明日を生きるヒントが沢山詰まってるBLでした。
毎日このままでいいのかな。このままで大丈夫なのかな。今のこのご時世、どうしても立ち止まってしまいそうになる。
そんな人たちに読んでもらいたい1冊です。
テンポの良い2人の会話の中に、ふと今の自分にリンクする思考が飛び込んできてハッとするところが多々ありました。
もちろん素敵な年の差リーマンの胸キュンな恋愛も堪能できます!
メッセージ要素とBL要素のバランスが良かったのも、満足感が高い理由かもしれません。
この作品に出会えて心から良かったと思います。
たちばな。さん

野末さんがひたすら可愛くて、嫉妬する外川も可愛くて、もう可愛いの詰め合わせでした…
そういうほのぼのした雰囲気とは相反する、大人ならではの人生の悩みや焦りがリアルで、だからこそ、その重みが増して説得力がありました。設定も登場人物の個性も良い意味で「よくある」ことで、誰が読んでも感情移入できる作品だと思います。とにかく読了感がとても爽やかです!!!
myumさん

全てにおいて最高です。特にあのシチュエーションで「口説いてました」というセリフがギュッと胸に突き刺さり、今も熱を持ったままです。読ませて頂いた私にまでアンチエージングが効いてます。今まで数えきれない程BL作品を読んできましたが、死ぬ瞬間まで読んでいたいと思った作品はオールドファッションカップケーキです。願うなら来世まで持っていきたい
やのあいさん

疲れた時に読みたい本のNo.1です。若い頃は全然わかんないけど、歳を重ねると、なんだか面倒で新しいことは臆病になる、そんな疲れたアラフォー野末さんと、自分を重ねて読んでいました。野末さんと外川さんは、たくさんのキラキラを一緒に体験したけど、大切なのって、若いことや美しいではないのですね。確実に誠実に、歳を重ねると、その経験がその人の忘れられない味になるのだと…。そんな大人の野末さんに 外川さんは魅せられたのだと思います。
ロビアラさん

「これは哲学書?」と、言いたくなるくらいキャッチーなセリフが印象的でした。
可愛くて共感できるキャラも魅力的で、“女の子ごっこ”と称してパンケーキを食べたりガールズトークをしたり、大人の男二人に胸キュンさせられっぱなし♥
好きになる過程や感情の機微が丁寧に描かれていて、心に響く言葉の数々が心に沁みます。
そして、外川の告白はBL史上最高の名言なんじゃないかと。
一度読んだら頭から離れなくなる素晴らしい作品で、とにかく大好きです!
ぷれぱーるさん

大人な2人の暖かな愛です。ゆっくりそして、時には急速に、気持ちが近づいてゆく描写に胸を鷲掴みにされました。2人の食べるものが美味しそうで、読み手にもまさにアンチエイジング。2人が、歳を重ねても胸のときめきを忘れなくていいと教えてくれました。ずっとずっと、未来を望んで幸せでいて欲しいです。読了後の多幸感を味わいたくて、何度も読んでしまいます。大好きなお話です。
まりも114さん

心のストレッチ起爆剤みたいな作品。
外川くんのおかげで、低温だった野末さんの日常に血が通い出し、ポカポカ活気づいていく過程が読んでいて本当に心地良い。
温かく芯のあるセリフの数々には何度も胸を打たれました。
プラス、じれじれの恋模様は萌えの宝庫。
読後は少しだけ背筋が伸び、世界がみずみずしく見えました。
おラウさん