オールドファッションカップケーキ

old-fashioned cupcake

オールドファッションカップケーキ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神290
  • 萌×250
  • 萌29
  • 中立5
  • しゅみじゃない10

2

レビュー数
44
得点
1742
評価数
384
平均
4.6 / 5
神率
75.5%
著者
佐岸左岸 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
価格
¥730(税抜)  
ISBN
9784813032472

あらすじ

寝て、起きて、仕事をする──それだけの毎日、それだけを好きで選んでいる自分に最近少し憂鬱な39歳・野末。
ちょっと無愛想だけど信頼厚い部下29歳・外川は、そんな野末が気になる。
ひょんなことから、女子で賑わうパンケーキのお店に2人で行くことに。
ここから、外川による野末のためのアンチエイジング大作戦が始まった。
休日まで野末のために時間を割く外川に「なぜ」?が募っていく野末だが…!?

表題作オールドファッションカップケーキ

外川、仕事の出来る部下、29
野末、愛され系上司、39

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下 漫画2P

レビュー投稿数44

大人になってからの生き方を教えてくれるBL本笑

基本的にBLは萌えたいとかエロいものが見たいとかで見るんですが、こんな人生について考えさせられるBL本はなかなかないなと思いました笑

まだピチピチの新社会人だった外川に、酔った野末さんが掛けた言葉が心に残ってます。「後悔は幸福になるための糧で、人生の燃料です」
ふと、自分の生き方を振り返ってみると、何にもしてないなって思う事が誰しもあると思うんです。この言葉は何もしてこなかった人の背中を押してくれるなって、実際押してもらった気持ちになりました笑
ここの一連の野末さんの掛けた言葉が全部刺さってます。「大丈夫。君はまだまだ、これからもっと自分を好きになっていけるよ」とか。え?こんなの言われたら泣きますが…こんな素敵な上司に出会いたかった…。そら外川も好きになっちゃうよ…。

野末さん、スマホすら使いこなせないアナログな人だったのに、外川に教えて貰って新しい事に挑戦してる姿がとても可愛らしかったです。外川流アンチエイジングが気に入って、休みの日のお出かけのお誘いをしたはいいけど返信がなかなか帰ってこず、1人モヤモヤしてイライラしてちょっと素っ気ない態度とったりして…え?どんだけ可愛いの…。しかもオチが返信きてたのに見てるアカウント違ってて気づいてなかっただけって…。素っ気なくされたあとにその理由を知ったら怒れるわけもない笑

野末さんの歩み寄りで2人は結ばれるわけですが、ここでの野末さんの告白もグッときます。言葉選びが本当に角がなくてすっと心に染みます。自分の年齢を卑下しがちな野末さんですが、それでも外川の人生の1部になる覚悟があると言った野末さん…なんて男前なの。2人でアンチエイジングした時間は野末さんにとってとても大事な時間だったんだなと思います。

読み終えると明日から頑張ろうって思える素敵な漫画でした!!神︎︎︎︎︎☺︎

2

オールドファッション

ソムリエさんに何度も勧められて。
丁寧な画面で、ゆっくりゆっくり自覚し認め進む踏ん切りをつける妙齢な受さんとの物語はとても美しいし余韻も大きいです。
野末さん可愛いし、外川くんは気持ちダダ漏れに熱いし可愛い。独占欲もダダ漏れで可愛い。

ですがまず39やそこらで枯れたりアンチエイジング意識してしまう野末さんが、世を儚み過ぎといいますか。説明にもオヤジ属性ついていますが四十路を還暦くらいに思ってないかなとかそこに違和感はあります。野末さん以上の年齢層が少なすぎるオフィスなのも野末さんの感覚を狂わせているのか…
というか正直「オヤジ」観が古いというか。それは他にもオジさんBLて呼ばれる作品でよく感じるのでこの作品に限ったことではないのでしょう。
野末さん可愛いですが髪やスーツの着こなしとかが平成初期な感じもあります。ゲイではなく同性愛に対する感覚もそれくらい前な感じでした。外川くんは今なのに。
40目前と言えば例えば今年活動休止予定の国民的アイドルな皆さんもです。タレントさんと一般人では比較もできないかもしれませんがそれにしても老いを感じ過ぎ世を捨て過ぎ…、野末さん諦めが早すぎる。外川くんに押されて自分の気持ちを認めてく様子はじっくり丁寧なのですが、物語の、特に野末さんの感覚が本当にオールドファッション。そういうタイトルにしてあるのだと思いました。
外川くんによってどんどんアップデートしてくところもオマケのオマケとしてでも見たかった気はします。
描き下ろしで急に体温を持ついろっぽい場面になるのは生々しさが好きです。外川くんは応援したくなる真っ直ぐさ。


余談ですが可愛いタレ目の野末さんとキリッとツリ目な外川くんは、年齢差的にもビジュアルでも、それぞれ、某超人気声優さんとそのコンビも組んでる年齢の半分は芸歴な若手俳優さん、に重なって見えてじわじわしました。

なかなか、ソムリエさんと気が合わないので精度上げ中です。

5

恋する外川も十分可愛いと思う

評価が凄く高い、そして前作がとても良かったこともあって、やっと読めるやっと読める、と前のめりになってましたが…

冒頭から最後の1ページまで、細かく丁寧に描き込まれた作品世界、とても読み応えがありました。
外川と野末の、時間も気持ちも、追いついて並ぶまでは長かったな…
そんな意味でも、なんだか大長編読んだみたいな気分になる。
一言で言ってしまえば「モダモダ」と一括りにしてしまいそうだけど、決してそうではなくて。
ぼんやりしてる野末と、ぐいぐい行く外川と。
2人の描き方はこれまでのノンケとゲイ的なじれったさとはちょっと違う。
それは十分この作品の個性。
野末はもはや周囲の人間や物事に興味を失っていて、頭や心を動かすスピードが鈍っている。(それを更年期障害と規定しているのには賛同できんが。)
その上ノンケだから、外川をなんの対象としても見ていない。ただの世話してくれる部下の子、みたいな?
一方外川の圧はかなり強いですよね。でも野末本人にも読者にも下心は匂わせてない。ただ好きで、別に恋としてどうこうならなくてもいい、というような。
それが延々続くところが新しくもあり、リアルでもあり、だがモタつきに見える部分でもあり。
さじ加減は難しいところだとは思います。
中盤、外川は野末に告白します。外川としては自爆的な?
だからなのか、自分から野末に距離を置いてしまう。
でもここから野末の心も追いつくんですよね。その辺は王道的。だけどBL的。あ、やっぱこうなる?みたいな。
まあ、ハッピーエンディングは読後感も良いので、良かった良かったと言っておこう。
一点。
外川がリアルっぽい塩顔。一方野末はマンガ的美形。ちょっと違和感感じました。

4

大人になって。恋をするのは怖い。

一読して。あまりにも胸が詰まってしまったので。
しばらく放置してしまいました。「春と夏となっちゃんと 秋と冬と僕」の様に。物語の冒頭は何となく4コマ風にスタートするので、一瞬不安になったのだが、いつしかそれはきちんと長編となって行く。

大人になって。恋をするのは怖い。
恋だけでは無い。新しい事に挑戦するのさえ、億劫になって。いつの間にか。
仕事と家のルーティンになっている。多かれ少なかれ、そんな大人は多いんじゃなかろうか。
作者は女性だと思うので。これはBLというファンタジーなので。ファンシーさを追求出来得る女性にとって。男性のその億劫さは想像に難い。女性の方が、男性よりももっと。それは怖くないと思うし。何ならいい歳をしたおばさんのが、女の子ごっこに躊躇しないんじゃなかろうか。いい歳をした大人の女が平気で自分たちの事を「女子」と言い、新しい土地に「女子旅」をし、豪奢なホテルでアフタヌーンティーを楽しみ、スイーツの写真をパシャパシャ撮り、年甲斐もなく恋バナをする。
だから、外川が野末さんを連れてパンケーキを食べに行くシーンが痛過ぎて。我が身を顧みて痛すぎて。直視出来なかった。
大人になって。恋をするのは怖い。
けれど。握力の強い女たちは、また恋をすれば、恋を終わらせ、また恋をする。という強者たちも居る。
恋は相手のある事だから、お相手は男達だったりするので、何も女性だけが強いわけでは無いだろうけれども。それでも。
大人になって、恋をするのは怖いのだ。

『本当はもう気付いていた。
 最近少しも憂鬱じゃない理由にも。
 苛々してメールを待った理由にも。
 預けた鍵が気恥ずかしい理由にも。
 後ろめたく可愛いなという理由にも。
 
 拒まなかった理由にも。
 殴らなかった理由にも。』

外川の気持ちは読み手側にはダダ漏れだったので。野末さんの悪意ない天然さに煽られている様はくすぐったくて。可愛くて。そんな風に真摯な気持ちを諦めずにぶつけられたなら。
気持ちはきっと届くのだと。信じてみたい気もしてくるけれど。
やっぱり胸が痛くなってしまうのだ。
日常に潜むと信じたい、これはリアルなファンタジー。だから泣かされてしまう。
ただ可愛い、と読めない大人になってしまったから。
これを素直に神作だと認めたくない自分がここに居て。また私は涙する。
大人になって。恋をするのは怖いのだ。

9

ありがとうございます

そういえば久しく行ってなかったホットアップルパイが美味しい店に行きたいな、と思いながら読んでたら、野末さんがホントに最後アップルパイ作り出してくれました。お店に行くのもいいけど、作るのもいいな。自分ひとりでは作ったことないけど、作るのもいいな。

言葉では書き尽くせないほど素晴らしい作品でした。自分の中のベスト商業BLに確実に入った。ありがとうございます。

◾︎外川(部下)×野末(のずえ 上司)
外川とのお出かけは、野末にとって彼女ができるよりも「もっと良いこと。」なんだな、と思ったらじわじわ胸が暖かい。うわぁ。野末さん可愛いなの"うわぁ。"
自宅チャンスにぐいぐいくる外川、うわぁ。これは半分だけ可愛いなの"うわぁ。"

あぁ紙の新聞捨てたのねって新聞・雑誌のゴミ箱のカットで分かる、こういう漫画的表現が好きです。小説にはできないのよこういうの。ところどころカレンダーが見えたりとか、季節の花とか、服とかさ。
描き下ろし…散らかった靴、隙間のあいた扉、冷蔵庫に入れられる間もなかった缶飲料、お風呂に散らばるシャワーヘッドとローション、コマの一つ一つが想像を掻き立てる。

そういえばセリフにきっちり句点うってるの珍しいと思うのだけれど、先生のこだわりなのかな。

6

年下✕年上の金字塔

萌えすぎて泡噴いて倒れるところでした。
こんなに読んでる最中ずっと鳩尾を殴られ続けるBLは久方ぶりです。

年下攻めが好きで色々読んでいるのですが、とにかくこの外川がもう絶妙に萌えツボを抉ってくるキャラで最高でした。
本当にずっと死ぬほど野末さんのことが好きで必死に口説き続けているその一言一言、一つ一つの仕草が健気で切なくてもどかしくて愛おしくて。

そしておじさんを自覚している年上受けの描かれ方もまた全部わたし好みでした。
きちんとその魅力を詳細に伝えたいのに語彙力を完全に消失してしまっていて悔しいです。
年下攻めのことを『可愛い』って思うのたまらなく好きです。

この二人の魅力溢れるキャラクターがしっかりと在る上で、同性同士の、社会人同士の、上司と部下の、じわじわと紡がれて、越えたいけど越えられない、気付いているけど気付きたくない恋の物語が非常にリアリティがあって美しかったです。
また、味のある絵柄が作品にとても合っていて、家の内装、小物、パンケーキなどの描写、そして、海外の漫画のような、無声でポンポンポンと小刻みに感情が描かれていくようなコマの進み方に、コーヒーの香りとキャラメルの苦味を感じるような美味しさがありました。

大好きです。良い漫画に出逢えた。
電子で読みましたが、紙でも買いたいです。

8

野末と外川に、この世界に命を吹き込んでくれてありがとうございます!!

もう・・・何から書けば良いのかわからなくて読んでからだいぶ経ってしまいました。

まず野末が超魅力的です。
アラフォーなのに若々しくて女子にも大人気なのですが、生活や仕草や考えが年相応にオッサンぽくてそのギャップに萌えます!
外川との「女の子ごっこ」に恥ずかしさを感じて挙動不審になってしまうところや、10代の少年のように恋に臆病なところが丁寧に丁寧に描かれています。

そして外川が可愛いです!グイグイ来るのに野末の思いを伺ってなかなかもう一歩踏み出せなかったり、でもさり気なく野末に好意を持つ女性を引き離そうとしたり・・・なんだかんだで外川が野末を振り回しているように見えて、野末に振り回されているのがものすごく可愛いです!
いつも野末のことを見ている優しさからなんですよね。

今回の作品も前作と同じく背景や小物などが丁寧に描き込まれているため、登場人物がとても生き生きしていてまるで映画を見ているように自然と作品の世界に引き込まれます。
この作品はコマ割りがとてもシンプルで、大ゴマやぶち抜きのコマ・斜め割などのトリッキーなコマを多用したページ構成ではありません。その分どんな小さなコマも丁寧に構図が取られて細かく描き込まれています。「映画を見ているよう」と思えるのは、どのコマもスクリーンに映し出された映画のワンシーンのように妥協がないからだと思います。(何も描いていないコマやベタ・トーンのみのコマがほとんどない)

そして今時の漫画にしては1ページのコマ数が多いです。一般的に1ページのコマ数が増えるほど作画に時間がかかりますが、このクオリティでこれだけのコマを妥協なく描くなんて・・・先生の表現に対する真摯な姿勢がにじみ出ていると思います!これは紙の本で買うに相応しい作品です!

左岸先生!野末と外川に、この世界に命を吹き込んでくれてありがとうございます!!

7

ほんわか、なエロい

めちゃめちゃよかった。読んでる間ずっと、きゅんきゅんする。野末さんアラフォー愛され上司ほやんとしてるのに仕事ができる。外川くんの会社の面接の頃から知ってるってのもあって、上司のお世話係りなんだけれども、あきらかに恋。長いこと上司に恋してきた男の話。
たまらん、色々たまらん。料理が趣味な野末さんとか、すげえモテるのに。

続きよみたい、とても!
そのうち一緒に住むとおもうな

5

うん。

雰囲気を楽しむとはこういう事かな?

野末さんの年齢でいきなり男にいけるもんだろうか?という変な疑問が湧き上がってはきたが、ちょいそこらへん脳内変換してもう一度読んでみよう。

とても雰囲気が良く、二人の会話のやりとりなんかは楽しく読めたんです。

割と長く一緒に働いてきて、外川にしても職場でそういう流れになるのはかなり勇気のいる事だろうし、ハピエンでなければならない設定ですね。

というわけで安心設計で雰囲気も楽しめました。

1

しみる。

素敵。映像化されると思う。

2

この作品が収納されている本棚

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