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独創的で神秘的な恋物語♥2018年の流行色BL 5選

2018/01/08 19:07

今年のトレンドカラーは「ウルトラ・バイオレット」!すみれ色が映えるBLとは!?

 
アメリカのパントン社から、2018年のトレンドカラーが発表されました。昨年2017年の流行色には、自然との結びつきを象徴する明るいイエローグリーンの「Greenery」が選ばれましたが、今年の流行色は「ウルトラ・バイオレット」――すみれ色です。

この色は、独創的で神秘的なムードを醸し出し、魅力的で好奇心をかきたてるのだとか。

ということで、昨年に引き続き、今年も表紙が流行色チックで印象的なBLを、ちるちるに寄せられたレビューと共にご紹介します! 神秘的なバイオレット系が映えるBLを、コミック4作、小説1作の計5作集めてみました。

 

異才が描く純和風BL

漫画『雪と松(1)』作:高橋秀武

 


雪の降り積もった日に瀕死の状態で倒れていた美青年と、そんな彼の命を拾った村医者の松庵。互いの名も知らぬまま、結ばれていく二人に愛しさと切なさを感じる時代物BLです。

第1巻の表紙、淡い紫が冬の寒さを自然と想起させます。また、二人がこれから踏み込む関係性を効果的に表しているよう。目にすると、興味を抱かずにはいられません。昨年末には、第2巻が発売されました。

 

ともかく、画力がすごい。例えて言うなら山田章博氏みたいな、万人受けは決してしないけどハマる人はハマる絵柄で、世界観の根底を絵柄そのものが支えているため、何を描かせても説得力のある画面に仕上がるタイプの絵。通常ページのコマの中でも、ちょいちょい一枚絵として成立する完成度のカットが入り込んで来る。正直、好事家なら絵を観るためだけに買っても、後悔しないと思います。カバーも和紙風の紙で素敵。もちろん、内容もものすごく良かったです。――シアさん

 

ドラマ化もされた『トクボウ』等で有名な青年漫画家さん・高橋秀武先生による初BLレーベル作品。画力といい内容といい流石の一言で、BLというより同性愛要素のある時代物として大変読み応えある作品です。──Krovopizzaさん

 

異国ファンタジー

漫画『その世のどこか、地図にない国』作:鯛野ニッケ

 


自称冒険家のシンが、他国と一切の外交を経つ謎多き国・オライエに単身潜入。高貴で美しい少年王・ムスティアと、しとやかでクールな美人従者・ノネに出会います。唯一無二の互いを求める少年王と従者。異邦人であるシンの目線で、美しい愛の物語が描かれます。

表紙の男の子は少年王・ムスティア。瑠璃色の瞳に光を帯びて紫がかった髪が「ウルトラ・バイオレット」の特徴である宇宙の神秘、好奇心をそそるような未来の象徴にマッチしています。彼が見つめる先を、目撃したくなること間違いなし!

 

シンが魅力的すぎて?ちょっとカップリング的にヤキモキする感がありましたが、ムスティアのショタからのスパダリ成長ぶりと美人受けノネのCP良かったです。
鯛野さんの描く受けちゃん、敏感すぎじゃないですか?今回も読んでるこっちが鼻血ものの悶えぶりです。良い!
素晴らしい世界観と、まだパートナーを見つけていないシンという素晴らしいキャラがいるので、続編が読みたくなる一冊でした。――zwwさん

 

ジ○リ作品を読んでいるようなファンタジーと、どこの国とも、いつの時代とも言えない感じが独特で気楽にBLを読むつもりでいた私でしたが一気に作品のなかに引き込まれました。
しかも、カップリングとか、初めてとかをいい意味で裏切られましたね。ネタバレと明記しつつも、そこだけは書かないほうが良い気がするので、詳しくは書けませんが、最終的には良かった良かったと思える作品です。──マミィ。さん

 

不器用な男たちの純粋なラブストーリー

漫画『ふたりぼっちの片思い』作:ときたほのじ

 


高谷が暮らし始めたのは、同性愛者がよく集まる街。ゲイタウンとも呼ばれており、行きつけの飲み屋の店員・神田はイケメンでバイで常連客の人気者です。ノンケの高谷にそんな気はないものの、神田と話す事に楽しさを感じています。そんなある晩、隣で飲んでいた客から聞いた神田の噂は……。

表紙に描かれた、あたたかな光とバイオレットの陰影に包まれる二人の表情からは、互いを慈しむ心が確かにそこに存在するように読み取れます。神秘さえも感じられる光景。たしかに、こういったシーンに映える色ですね。

 

綺麗な絵柄と良くまとまったストーリーなので、サラサラッと読める為 見落としてしまいがちなのですが、読み返すと小粋な演出がチラホラと。
高谷を全身で恋い慕っている感じ、そしてそれを物語っているような神田君の笑顔が印象的。──leeとsoupさん

 

褐色好青年攻×無気力受のドラマティックラブ

漫画『希うオリゾンテ』作:星名あんじ

 


渚沙、カイト、湊音は、高校時代の仲良し3人組。湊音に密かに恋していた渚沙は、カイトが同じように湊音を想っていることを知りながら湊音に告白します。けれど、その直後に湊音は帰らぬ人となり……。渚沙が逃げるように東京に出て10年、不本意に地元に戻ってカイトと再会し!?

空・星・海などの自然が丁寧に描かれる本編と相まって、表紙の紫陽花やクラゲ、草木が作品の世界観を鮮やかに物語っているように見えます。また、ブルー系だけでなくパープル系も使用することによって締まった印象。夏の爽やかなイメージと「生と死」というテーマが隣り合わせになっている面が反映されているのかもしれません。

 

希う(こいねがう)=強く願う
オリゾンテ=イタリア語 水平線・地平線
不思議なタイトルは、渚沙が故郷に閉じ込めて向き合うのが怖かった、それでも懐かしくて取り戻したかった祈りのような気持ちを表しているように感じました。──ayaayacさん

 

相変わらず絵柄はとてもキレイで好みです。
背景などもすごく丁寧に書き込まれていて、田舎の風情(空・星・澄んだ空気など)がうまく表現されていました。
音楽で表現すると、前作のようにアップテンポの曲ではないけれど、ずーっと耳に心地よいインストゥルメンタルが流れているようなカンジ。
どちらも表現できる作家さんということがわかり、今後がますます楽しみになりました。――2jo4さん


 

政治部記者×速記者のおしごとBL

小説『ステノグラフィカ』作:一穂ミチ/イラスト:青石ももこ

 


国会でひっそりと働く碧。がさつで忙しない新聞記者・西口とふとしたことから言葉を交わすようになり、少しずつその素顔に触れて……? 丁寧な心理描写によって、二人が自然に惹かれあっていくのが納得できる大人のラブストーリー。

眠りの世界を彷彿とさせるような穏やかなバイオレットは、生活の一部にある恋愛、派手さはないけど静かに進行していく恋物語といった本編を端的に表現しているように感じられます。それでいて、見る者を引き寄せる魅力を放つ、不思議な色です。

 

この作品を読んで初めて「国会速記者」という仕事を知りました。なじみのない仕事ゆえに非常に興味深く読みました。目立たず、影のように表に出てはいけない仕事。それにうってつけのような地味な碧。これと言った趣味もなく外出と言えばボランティアで年配の方のところに出かけるくらい。家事は完璧で、すごくおいしそうなお弁当まで作れる。こんなお嫁さんが欲しいなあ(自分がなろうとは決して思わないけどw)。──ポッチさん

 

一穂先生の作品は独特の文体(体言止め、修飾語が若干多め)から今まではちょっと避けておりました。
(先生の大ファンの方、申し訳ございません!あくまでも私独自の感想なので許してください)
しかしこの作品、読んでみると…高評価も納得です。
この一作で一穂ミチファンになりました。――青蘭さん

 

2018年トレンドカラーをテーマに集めたBL5選、いかがだったでしょうか? All Aboutの記事によれば、色には心理的、象徴的な意味があるようです。

「ウルトラ・バイオレット」は、宇宙の神秘、好奇心をそそるような未来を想起させるカラーでもあれば、複雑な世界に生きる現代人に寄り添う色、解決と課題をもたらすテクノロジーを象徴する色でもある……。

なるほどそう考えると、このたび挙げた5作品のような、ファンタジーから入り組んだ人間関係まで、さまざまな要素を併せ持つタイプのBLが2018年のトレンドになる可能性もありそう!

この機会に、流行色という観点から気になる作品をサーチして、“2018年のBL始め”をしてみるのも面白いかもしれませんね♥

記者:うら

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