その世のどこか、地図にない国

sonoyo no dokoka chizu ni nai kuni

その世のどこか、地図にない国
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神155
  • 萌×272
  • 萌35
  • 中立18
  • しゅみじゃない19

--

BLアワード1 コミック部門 ノミネート作

レビュー数
34
得点
1186
評価数
299
平均
4.1 / 5
神率
51.8%
著者
鯛野ニッケ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
arca comics
発売日
ISBN
9784908757945

あらすじ

自称冒険家のシンは、高い城壁に囲まれ、他国と一切の外交を経つ謎多き国・オライエに単身潜入する。
そこで彼が出会ったのは、高貴で美しい少年王・ムスティアと、しとやかでクールな美人従者・ノネだった。
オライエ特有の風土病に罹患しているムスティアへの治療行為だと、毎日のようにキスを繰り返す主従「この国ではキスは情交の意味を持たない」と嘯きながら、身体の熱を持て余す従者ノネを目の当たりにしたシンは…?

異邦人シンの目線で描かれる、「地図にない国」で運命に翻弄されながら、唯一無二の互いを求める少年王と従者の、あまりに美しく尊い、愛の物語。

表題作その世のどこか、地図にない国

ムスティア,オライエ家当主,小国の王子
ノネ,オライエ家,従者

同時収録作品その世のどこか、地図にない国

シン,オライエ国に訪れた旅人
ノネ,オライエ家,従者

その他の収録作品

  • ゆめのような国
  • リアンドロスからの手紙
  • てごわい(描き下ろし漫画のあとのはなし。)
  • マリーからの手紙

レビュー投稿数34

さいっっっこうです!!

大大大好きな作品!シリーズ第1作目にして神作品です。是非ネタバレなしで読んで下さい!

0

主人公は誰…?


異世界のお話でムスティアが表紙の子で幼き王子、そこに使えるのがノネ。
王国に訪れたのが第三者のシン、この三人を中心にお話が繰り広げられるのですが、視点がグルグル変わるのに加えて、ノネが最初にシンとエッチなシーンを迎えるのでカプ迷子になりました。

冒頭はシンが主人公かと思いましたが、のちに「えっそっちがくっ付くの!?」と驚きました(笑)
後半はムスティアが大きくなっていて更に驚き…。

シンは二人を結ばせるために登場した…にしては、美味しい所は全部持っていくし、結構重要な役目を担っていました。
著者がこの本に込めた意味を考えた時に「シンを中心に、訪れた国の先であらゆるカプを救っていくお話」がテーマだとしたらすごく納得です。
本心はどうかは分かりませんが…。

お話自体はファンタジーに少しBL要素を足した感じで新鮮でした。

1

いろんな意味を持つキス

改めて、お互いに想いあっている同士のキスって特別なものだよなと認識させられました。
愛欲のキス、治療としてのキス。同じ行為でも互いの心情と表向きの感情はバラバラでちぐはぐ。切ないです。

共依存BLといわれているけれど、今まで読んできた共依存の中でもこちらはダントツ。お互いがいないと本当に命までが危うい関係。

しかも、相手が生きていられるのならば自分の命が尽きようと構わないとさえお互いに思ってしまうほど。しかし死を選ぶのではなく共に生きたいと涙ながらに訴えるシーンはぐっとくるものがありました。

1

構成のオリジナリティ

ミステリアスな表紙の瞳に惹かれて購入。
タイトルも素敵。

あらすじレビュー見ないで読んだので、誰と誰がくっつくのか、ハッピーエンドなのかそうじゃないのか分からずにワクワクひやひや(?)で楽しかったです。

表紙の美しい王子がcpの片割れなのでしょうが、なかなか恋愛になりそうにないし、かと言ってショタだったのでエロくなるのは地雷だし、主人公が当て馬ポジションになるなんて思わないじゃないですか。
構成、設定のオリジナリティには唸りました。

ムスティア様が成長して、ちょっと影のありそうな雰囲気ある王子になっていて萌えました。
しかしまさかノネとまだそういう事になってないとは…。
シンはナイスアシストでした。

1

地図に無いことの浪漫と残酷さ

「キスしてシュガーくん!」が可愛らしい絵柄と甘さ、自分の持ち場で戦う熱量がとても好きだったので、ニッケさんのこの作品をkindle unlimitedにて。

「地図に無い」という言葉には、未知への冒険的なロマン、世界から抹消された残酷さがあって惹かれます。
架空の国でのお話でありつつ、国の分断や病の対処、奴隷制度が扱われているのが現実に起きる可能性が考えられて面白かったです。
だから表紙で黒いマスクだったのかと。

初めは侵略者シン視点だったので、てっきり異国で出会ったノネとのラブストーリーになると思っていました。それなのに国の実情を知っていくと、王ととノネの確固たる関係が切なくて美しくて、他の者が侵食出来る隙はありませんでした。
小さな王と、彼を守るために生きる側近の関係が切なくて美しい。

2

儚くも美しい

途中までシンが主人公なのかと思って読んでいました。
それほどにシンはこちらの作品に重要な存在。

オライエという国のことについて情報が増えるたび、すごくハラハラしてしまいました…
一切の外交を絶っていること、蔓延する謎の肺疾患、その抗体を口移ししていること。
ムスティアとノネもただの主従関係ではなかったことがわかると
すごく切なくてこのまま読み進めて悲しい結果になったらどうしようかと思いました。
そんな時、シンの正体が明かされて
あぁ、彼は明るく無鉄砲なだけの旅人ではなかったんだなとなんだか安心(笑)

7年後のふたりがくっつくときも
なんだかんだシンのアシストが有り。
彼は本当にいい仕事をするなと思いました。

0

Lな場面が少なく感じてしまい

以前、ツイッターでよく見かけて気になっていたので読みました。
正直なところ、Lな場面にたどり着くまでが長くてw

子どもの難病、鎖国している国の外交について…ムスティア、ノネ、シンを通して描かれますが、はい、それでどうなるんでしょうか?という感じで…状況説明が長く、リアリティのないどこかの国のお話を淡々と聞かされている気分になりました。

見どころと言えば、ノネが色っぽいところですかね。
シンがちょいと手を出しますが、ノネはムスティア命ですから。
ムスティアが成長してかっこよくなっていたのはよかった。
ムスティアとノネが進展なかったけど、シンのわかりやすい横やりでくっついてよかった。
この2人のいちゃいちゃをもっと見たかったです。

1

言葉、絵、ストーリー、すべてが美しい

人生で両の手に持てる物には限りがある
だから大切なものを選ぶのだ
譲れぬものを決めるのだ

映画を観ているかのような、アレです
いつもネタバレレビューばかり書いていますが、この本はネタバレせずに読んでほしい…

主人公はだれ?シンとノネがくっつくの?ムスティアさま(表紙の少年)はどうなる??などラブな面でも最期までわからず、、ですが、メインストーリー(ムスティアたちの国がどうなっていくのか)はそれ以上に濃いです

でも、だからといって恋愛模様が簡単にされているわけでもなく、この短い一冊でよくこれだけ描けたなあ!と思います

とにかく、読んでください!

0

愛とは。人とは。生きる意味とは。大切で、美しい世界観の物語。

最近続編が出たので、久しく読み返していなかった本作を読み返してみました。
多くの続編がそうである様に。本作の感動を上回る事が出来なかった様な気がします。
作者によると、これは3部作になるそうですが、やはり物語の発端である本作が特別で。
もちろん次回作にも期待していますが、これを超えられるのかどうか。

最初はとても驚いたのです。物語の主人公であるかの様に見えた、シンは、ストーリーテラーというか。本作を通して成長するとはいえ、恋人たちを見守る役柄であるということ。
彼にももちろん、いずれ大切な恋人になるであろう従者、リアンドロスがいるのですが、物語の主軸であるムスティア様とその従者であるノネとの、それこそ命を賭した恋にとっては間男というか当て馬の役割でしか無いからです。そんな主人公いますか⁈ っていう。この新しさには当初、本っ当〜に驚かされました。
全ての隣国から遮断され、『地図にない国』。その小国であるオライエの秘密。
外界から入国したら最期。国外に出る事は許されない。それはこの国の風土病、罹れば幼くして命を失なう肺病のせいだった。この病の為に父王を亡くし、母を亡くし、兄弟を幼ない頃に亡くして。それでも独り健気にこの国を守ると決意した少年王・ムスティア様。
発行された時とは違い、コロナ禍に喘ぐ2020年に読むのとでは、また違った心持ちになると思います。かの感染症は出現した当初、2週間足らずで人々の命を奪い去り、重篤者を増やし、我々の世界を一変させたのだから。世界中でロックダウンを起こした事を鑑みれば、閉ざされた小国というオライエの事をあながちファンタジーだとも思え無いのです。

物語の初め、謎であった病原体の抗体を保つ少年たちをドナーとして売買し、その沢山の命を奪ってしまっていた事。そんな中で出逢ったムスティア様と、いずれ命を奪われる事と覚悟して生きている従者のノネ。病で苦しむムスティア様に口移しで抗体を注ぐノネの姿は、ミケランジェロのピエタ像の様に美しくて哀しい。そんな2人を間近で見つめるシンは、2人を救けたいと心から願っているから、行動します。思い出しただけでも号泣必至。
互いに愛し合っているからこそ。自分が生きる事は、相手を死なせる事。
命に上下は無いものの、ノネはこの国を統べるムスティア様こそ生きる価値があると願い、ムスティア様も子供ながらに、国の為に、自分が生きる為に。愛するノネを死なせるしか無いと自分の無力さに苦しんでいる。ムスティア様が、眠っているノネの手を握って自分の手の小ささに嘆く様子がいじらしくて泣けます。
そんな2人が2人で生きられる世界にしたい。シンの強い願いもまた、彼自身を成長させる一助と成って行く。

7年後の再会も素晴らしい。成長して、ノネより背も高く男らしいムスティア様が、7年間もの間、ノネに手を出していないという初心さを見かねて。シンが7年ぶりに間男ぶりを発揮するのがまた。ニクい!
描き下ろしの甘さも含めて、完璧なんです。
これは、この世界の何処か、『地図にない国』の何処かで。
きっと今も紡がれている『小さな国の 愛の話』
そんな風に思えて来るのです。

5

壮大で美しい

世界から閉ざされた国の少年王ムスティア。従者のノネ。
そこへ、侵入したシン。
子どもの致死率の高い肺の病のせいで、衰退していく国。

設定がすごい!
悲しすぎるし、絶望しかないのに、それでもあがいて一緒に生きたいと思う気持ち。
自分を救ってくれた王になら、命を捧げることも厭わない気持ち。
この2人の間には割って入る余地はないのに、シンとノネの関係もあり、色々な方向に転がりそうで、先が読めない。
壮大で後味のいい作品です。
程よくエロさもあり、なんと言っても、ノネが美しい!!!ムスティアが自分の予想より、凛々しく成長しているのには驚きましたが、2人こHも見られ満足な一冊でした。

5

この作品が収納されている本棚

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