その世のどこか、地図にない国

sonoyo no dokoka chizu ni nai kuni

その世のどこか、地図にない国
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神48
  • 萌×220
  • 萌8
  • 中立4
  • しゅみじゃない7

12

レビュー数
13
得点
348
評価数
87
平均
4.1 / 5
神率
55.2%
著者
 
媒体
コミック
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
シリーズ
arca comics(アルカコミックス・Jパブリッシング)
発売日
価格
¥832(税抜)  ¥899(税込)
ISBN
9784908757945

あらすじ

自称冒険家のシンは、高い城壁に囲まれ、他国と一切の外交を経つ謎多き国・オライエに単身潜入する。
そこで彼が出会ったのは、高貴で美しい少年王・ムスティアと、しとやかでクールな美人従者・ノネだった。
オライエ特有の風土病に罹患しているムスティアへの治療行為だと、毎日のようにキスを繰り返す主従「この国ではキスは情交の意味を持たない」と嘯きながら、身体の熱を持て余す従者ノネを目の当たりにしたシンは…?

異邦人シンの目線で描かれる、「地図にない国」で運命に翻弄されながら、唯一無二の互いを求める少年王と従者の、あまりに美しく尊い、愛の物語。

表題作その世のどこか、地図にない国

オライエ家当主ムスティア,外交断絶した小国の王
ノネ,肺疾患の抗体持ち

その他の収録作品

  • ゆめのような国
  • リアンドロスからの手紙

評価・レビューする

レビュー投稿数13

前情報無しに読もう!!!

……といっても、これを読まれている現状、少なくともカップリングはネタバレしてるのかなぁ……
私は作者買いしたので、全く前情報無しに読んだのですが、それはもうドキドキしながら読みましたよ!

シリアスと散りばめられるギャグと、そして芳るエロスv
どれもバランスよく、テンポよく、気持ちよく最後まで読破。
ギャグなのかファンタジーなのかシリアスなのかわからないまま、溢れる切なさにキュンvとさせられました。
キャラクターも、脇キャラ含めて愛すべき人々vvv

結局、ラブストーリーで、BL王道で、面白かったvvv……と収まる!

鯛野さんは鯛野色を持っている作家さんなので、今後も期待!

1

ファンタジーは世界観に浸かりたいのです。

美しい表紙に惹かれて、ちるちるのインタビューで絵柄の綺麗さと「主従関係ってクソ萌えるよね!?」に激しく同意したので購入しました。

インタビューの通りに萌えどころは沢山あるのですよ。王子ムスティアの可愛らしさと大人びた言葉づかいとのギャップとか、従であるノネの献身、治療行為のキスと本当のキスとか、設定はとても素敵です。背景や衣装も異国の雰囲気が出ていて美しい。だけど語り手であるシンのキャラが浮いてしまって、折角の世界観に浸りきれませんでした。なんていうかシンがとっても現代っ子なんですよ!【謎多き国】というシリアスな物語の中で、シンの存在が清涼剤になっているのだけど、全体がそのコミカルなキャラに引きずられてしまった感があります。

シンが”王子への治療行為のキスで欲情したノネの身体”を慰めたりと深く係わっているのなら、いっそシンがノネを本気で好きになってくれたらよかったなぁ。そうじゃないなら本当に傍観者としてシリアスに物語の語り手に徹していた方が、3人の関係性により萌えられたと思います。ファンタジーはその世界観にどっぷりと浸かりたいのです!

3

シンがいないとお話が進まない

シンとノネとムスティアという三人が主な登場人物です。
世界地図で今なお空白になっている地域に降り立った侵入者シンが主人公で、謎めいたオライエという国やそこにいる人々の様子が描かれます。

このシンがところどころ浮ついた調子で描かれるところがいまいち好きになれませんでした。
でも結局、このシンが侵入者としてオライエの実情を知り、死を待つしかないムスティアを救い、不器用きわまりないムスティアとノネの火付け役として役目を果たすにはこのくらいじゃないとダメなのかしらとも思ったり。でもやっぱりこのわざとらしい軽薄さみたいなのが鼻につくというか。
シンに乳首ネタ暴露されてそれがきっかけで二人の仲が進むとかじゃなくて、自力で進展して欲しかったなぁと。二人の仲なんだからさ、そこまでシンの手助けがないとダメなの?と。

ショタが地雷なので小さいままこのまま何かおっぱじめたらどうしよう……と思っていたら、立派に成長されてホッとしました。私は成長後のほうが断然いいです。
医療行為としてのキス、そして医療行為ではない意味を持った初めてのキスの部分は良かったです。

2

作家買い決定

すっごくよかったです…!

鯛野先生商業は未読でしたが、
綺麗でわかりやすいタッチと話のテンポも良くて、
今後は作家買いさせて頂きます!(o´∀`o)

何の前情報も入れずに読みました。
ミステリアスな表紙と相まって、
最初は誰が受けで誰が攻めなのかわからず、
もっといえば少年漫画のような
異国ファンタジーもの。
サ◯デー掲載のマ◯とかお好きな方にはよさそうです!
でもしっかりBL要素もあるのでご安心を!笑

電子書籍で購入しましたが、
この作品はあまり修正が気にならないというか、
直接的な描写がないのでそもそも修正がいらないくらいです。
それでも受けちゃんの色気はすさまじくて
物足りなさは全然無いのです!
そういう意味では電子書籍派の方にもオススメです!

でてくる登場人物、すべてが愛しいです^^
中でも、幼少期ムスティア様の可愛さといったら…
ショタは興味なかったですが、目覚めそうなくらい可愛いです。
あまり前情報をいれずに読んでほしい作品です。

3

はじめてのチュウ

ファンタジーは結構好きなので期待しつつ購入しましたが、期待裏切られなくて良かった〜!

シン・ムスティア・ノネの3人のうち、誰が攻めで誰が受けなのか分からなかったんですが、シン(ノネと少し絡みあり)はムスティアとノネを見守るような立ち位置です。
病気のムスティアを生かすためだけに連れて来られたノネ。
ノネが持ってる抗体をキスによりムスティアに移すんだけどそれには限界があり、最終的にはムスティアに移植=ノネの死。
お互いを大切に思ってるのに、どうしようもできない辛すぎる状態が切なすぎました。

八方ふさがりな状況は、意外な所からアッサリ(?)と解決。
そして7年後の成長したムスティアですよ!
くぁー、あの美少年がイケメンに成長しちゃって!!
そしてシンが導火線に火をつけて、ムスティアとノネの初めての気持ちがこもったキス。
もう…キュンキュンきました…。

イケメンに成長したムスティアですがノネの見た目は髪を切ったぐらいで変わらずの美人のまま。
見た目では年の差があるように見えないんだけど、一体何歳差CPなんだろう…。

少々突っ込み所があるんですが、とても続き美しい物語でした。

2

攻めがショタと聞いて

残念だったのは3点
1. チートな主人公?というか狂言回し、放蕩ドラ王子・シンのキャラクターがあまり好きになれなかったです
ろくな教育受けてない一般国民が国政を解さないのは当然だと思うよ

2 . 原因が検査ですぐ分かるなんて―
国境の壁なんか建造する金があるんならすぐ助けられたよー
何で医療先進国の諸外国は戦前のハンセン病隔離策みたいなことしたんですかね?

3. 個人的好みなんですが、ラストは成長しすぎてちょっと残念、もうちょい美少年感残っててほしかったなw
「ちっちゃい身体で小賢しく偉そうなところがかわいかったのに
すっかりふつうに男性になっててめっちゃ詐欺だと思います(メイド長・マリーメイ談)」にめっちゃ同意
また受けの美人はちっとも老けないので、最後二人は同い年くらいに見えます
というわけで思いを遂げるのは大人になってからなので「ショタ攻め」ではなかったです

以上3つさえクリアしてくれれば萌萌でした
ムスティア様はとにかくかっこいい、理想の攻めショタです
それに童話みたい。河井英槻さんの『王子と乞食』とかがお好きならきっとお好きですよ

2

設定は萌える。設定は。

発売前から、気になっていた表紙の作品。調べてみたら、気になっている作者さん(未読)。好物のファンタジー、しかも年下ちびっこ君主の主従もの。おお、いいではないか……!とワクワクして読み始めたら……、何だろう。思ったほど萌えませんでした。期待値が高すぎたのもあると思いますが、原因は割とハッキリしているかも。

まず、思ったより絵柄があっさりしていました。筆圧高めの重量感ある絵柄が好き、かつ、ファンタジーには画面的な説得力を求めてしまうので、その時点でややガッカリしたことは否めません。

物語のキモとなる、医療行為としてのキス。病そのものの設定も含め、これはものすごくときめきました。設定としてはかなり辛いもので、舞台となる国では、文字通り社会の病巣となっている風土病。医療的にはツッコミどころありまくりですが、ドラマとしては萌えるからこの際、それはいい。問題はそれ以外の部分、というより、物語の構造の問題かな……。

ストーリーは、カップリング的には間男になる、謎の不法入国者・シンを中心に進みます。このシンが何というか実に飄々とした不思議なヤツで、軽いけれども憎めない。そして正体も掴続きめない。それはいい。それはいいんです。でもね、結局、最後の最後まで、シンが全部解決してないか!?見返りなしで!!!いや、兄上は得たのかもしれないけどね!?

そのシンを動かしたのが、ムスティアとノネの間の純愛と献身と悲壮な覚悟だということは認めますが、それにしてもねー、異邦人(トリックスター)に丸投げで、全部解決って!いや、ここまでは、外の世界の医療水準を知らないし、内側から開国する手段もないから、まだ仕方ないのかもしれない。2人の責任ではない。でもね、結局7年後。まだ出来上がっておらず、そこまで背中押してもらわんとならんのかい!と、思わず叫んだのは、私だけではないと思いたい……。

何だろう。それはものすごく美しいんですけれども、文字通り閉ざされた世界で悲劇に酔い、歩み出すことを知らなかった2人。結局あなたたちは、外的な要因がないと、前には踏み出せないの?と最後の最後でイラついてしまったのが敗因ですね。

本人大して気にしてなさそうだけど(それどころか、ようやくくっついて良かった良かった!と思ってそうだけど)、このままではシンが浮かばれないので、作者さん、是非とも何とかしてあげてください。

2

完成度の高い1冊

ちるちるさんのインタビューを読んだ時は攻め受けも分からず、どんな展開になるんだろうと読んでいたのですが、世界観に一気に引き込まれて、ファンタジー作品としてとても完成度が高いと思いました。
事前情報なしに読んだ方が展開が楽しめると思います。
印象的な表紙に始まり、キャラクターがとても魅力的で、純愛で健気な皇子様と従者に、軽いけれど情に熱い間男・シンが良いスパイスになっています。
シンの目線から描かれていたのが肝で、読者も一緒になって2人を見守るような目線になれたのだと思います。
お互いがお互い大切なものを想い合う気持ちが健気で切なくて優くて、温かい気持ちになれます。

3

映画のよう

鯛野ニッケさんの「君香シャーレ」がツボだったので、
今作も単話配信の時から気になっていました。
コミックス化されてうれしい。
待っててよかったです。

てっきり異人の旅人シンのラブストーリーかと
思っていたんですが、
シンはいわゆる語り部で、
表紙の少年王ムスティアと従者ノネの
主従愛→純愛の美しいお話でした。

読後は、1本の映画を見終わったような気分になれます。
ムスティアが見た目は子どもなのに、
口調は大人というか王らしいのが
萌えました。
シンも、オライエにいるときは
くだけた話し方でお調子者っぽいのに、
自国のガルシェに帰ったときは、
一気に王子っぽくなってときめく///

相手のために死にたいという愛が、
ふたりで一緒に生きたいという未来に変わって
本当によかったです。
ムスティアとノネの相思相愛っぷりがすごくて
胸が熱くなりました。

7年後、大人になったムスティアがこれまたイケメンで
ノネとシンの過去の関係を知った時の顔が
最高です。
7年前も、7年後も、一番の功労者はシンだなぁ。

ふたりを助けたりちょっか続きい出したりしてる
そんなシンの気になるお相手は
従者リアです。
シンがオライエに来たばかりの頃、
国に残してきた人がいる、と言ってましたが
それってリアのことだよね!?
家族とか国民のことじゃないよね!?
是非ともスピンオフを希望します。

3

命をかけた使命と愛。

電子単話で読んでた時は、カップリングもわからないし、すべてのことが謎で続きが気になって仕方ありませんでした。
最後まで一気読みできるのがうらやましいです。
設定も展開も秀逸なファンタジー+命もかけた使命と愛を一冊にまとめてる作者さんの力量がすごい!

地図で空白になっている閉ざされた国に、放浪好きのシンが侵入する。
その国は原因不明の肺病で子供がどんどん死んでいくので、他国によって城砦を築かれ、誰も外に出られないよう隔離されているのだった。
他国と交流がないため文明は一時代前のように遅れていて、シンは最後の王族ムスティアに「外の知識をこの国のために活かして欲しい」と召しかかえられる。

ムスティアはまだ子供なのに、父と兄達を亡くし、自分自身も病に侵されていても、国を未来につなげるための責任を背負っていて大人びて見える。
ムスティアの傍らにいるのは儚げな従者のノア。でもノアはただの従者ではない。
その国では一定の年齢まで生き抜くと抗体ができるので、大人から子供へ口から抗体をうつす。病気を治す最後の手段が肺移植で、臓器を取るために抗体のある人間が売買されていて、ノアはム続きスティアのために買われた臓器提供者…

邪魔者として育てられたノアにとってムスティアは唯一手を差し伸べてくれた人で、ムスティアにとっても父や兄達が死んでもずっと側にいてくれたノアは支えで、お互いにとって代わりなんかいない唯一無二な存在。

国のために生きなくてはいけない、そのためにはノアの命を犠牲にしなくてはいけないかもしれない、子供が背負うには重たすぎる責任に胸が痛い。
そして自分の全てをムスティアに捧げようとしているノアの健気さといったら!
抗体をうつすための口づけなのに、すべての愛情を交歓しているような尊さを感じます。

この物語の語り手は侵入者のシンです。登場人物の中で読者の目線に一番近い、観察する立場から語られることで、国の行き詰った状態に驚き、ムスティアとノアの主従愛に胸をうたれるのです。
といっても、シンはふざけた明るさがあって、そのコミカルさがシリアスな話の心地よい息抜きになってますが、が、が…
ムスティアへの抗体うつしで興奮したノアを鎮めるため、エッチなお手伝いをしてます。ムスティアに欲望を抱いてしまう罪悪感と、シンの手によって快感を得る背徳感を持ちながら身を任せるノア…
(連載読んでる時はここでカップリングがわからなくなりました)

もろもろの問題はあることによって爽快に解決していきます。
そしてムスティアはノアの背を追い越し逞しい青年に成長しますが、シンにノアとの昔のことを匂わされ…
子供の時はノアの手を覆うこともできない自分の手の小ささを嘆いていたムスティアが、今度はノアを簡単に抑えつけられる力のある手を持て余している。嫉妬と、欲望を抑えようとする葛藤と、主人としてあろうとする気高さ!
そんなムスティアに涙ながらに気持ちを吐き出すノア!
クライマックスは最高です♪いままで何度も何度も口づけなんてしてきてるのに、互いへの想いを伝えあって初めてのキス!
ムスティアによって悶えさせられているノアは、シンとなにかあったとは思えないくらい初々しくて綺麗です。

初めて書影を見た時は、ムスティア一人の表紙に驚きましたが、一冊通して読むと、シンの目線で語られていても、物語を支えているのはムスティアの強い想いで、吸い込まれそうな青い瞳は、この物語の象徴のように思えます。

3

斬新な構成

「綺麗な表紙だな〜」と思って、自分としては珍しく前評判を全く見ずに気がついたらポチっていた作品。
読み終わってから気がついたのですが、鯛野さんの作品だったんですね!この作家さんの「君香シャーレ」もドンピシャでしたが、今作も良かった〜〜!
あらすじは他の方が書いていらっしゃるので全体的な感想を…

まず構成が面白い。これ、最初から最後まで、いわば間男であるシン視点なんですよね。
なので、序盤は(え?これは一体誰が攻めで誰が受けであれあれあれ?)と混乱しましたw
自分としては、もしこれがノネ(受)視点だったりしたら、ただの健気受けが翻弄される系の普通の話になっていたと思うので、このシン(間男)視点というのが斬新ですごく面白かった。
シンは本当にいい仕事してるんですよ。BL界における間男どもはシンを見習ってほしい。
あ、構成も面白いと思いましたが、お話自体ももちろんとても良かったです。いわゆる架空世界のお話ですので、ファンタジーになるんですかね?
ファンタジーですが、設定にわかりづらいところもなく世界観も練られていて入り込みやすかったです。

主要CPはムスティア(攻・続き表紙の少年王・序盤は完全にショタ)とノネ(受・ムスティアの従者)です。
お触り程度ですがシン(間男)とノネ(受)の絡みが数回あるのでそこら辺が地雷の人がいるかな?
でもこのノネとシンの絡みもなかなかにエロい。敏感体質の受けって良いですよね!
あと個人的に長髪の受けは苦手だったので、成長したムスティアとノネの初めての絡みのときに、ノネがバッサリ髪の毛を切っていてくれて良かった〜!ここが長髪のままだったらまた評価が違ったと思いますw

この主要CPの2人も良かったですが、シンとリアンドロスのスピンオフを切に願います!w

4

視点が斬新

ちるちるさんの作家インタビューでお見掛けして、面白そうだなと思って購入。内容はすでに書いてくださっているので感想を。



地図にも載っていない小国・オライエが舞台。
その国では風土病が蔓延しており小さい子どもたちが死んでいく、という「死にゆく国」でもある。

その国の、若き王・ムスティアと、彼に仕える従者・ノアのお話。

なんですが、このお話の面白いところは主要CPの二人の視点ではなく、この国に訪れた他国のシンである、という所。

国に蔓延する病のため、隣国から高い壁をつくられ、他国とのやりとりもままならない。
子どもたちを、そして国を守りたいと思うムスティア。
けれど自身も病に侵された身体を持つ。

オライエの蔓延する病はいったい何なのか。
病を克服するにはどうしたらいいのか。
という所を軸に、ムスティアとノア、そしてシンをはじめとする部下たちが奮闘するお話。

ムスティアの病を一時的にでも抑えるために必要なのがノアの持つ抗体。
ゆえに彼らは唇を重ねるのだけれどそれはあくまで治療目的。

ムスティアくん、思いっきり子どもなんで、ビジュアル続き的にちょいショタが入ってます。いや、攻めだとショタって言わないのかなあ…。
でも、子ども相手に性的興奮を覚えるというのが個人的に地雷なので大丈夫かな、と思って読み進めましたが、全然大丈夫でした。

ノアが、本当にムスティアを愛しているから。
そして、性的に興奮していることに対して懺悔の心を持っているから。
かな、と。

子どもが犠牲になる病。
その病の進行を抑えるために、「ドナー」と称して子どもが売買の対象になっていること。
シリアスなストーリーではあるのですが、シンという男性がいい意味で緩衝材になっている。

快楽主義の、楽観主義者。だから。
彼のバックボーンはややご都合主義的なところはあれど、彼の存在があったからこそ風土病が壊滅できたわけで、GJでした。

大人になったムスティアのビジュアルが超イケメン。
で、こちらもまた麗しいビジュアルを持つノア。
この二人の絡みはどれだけきれいなんだろうと思ったらなかなかくっついていない様子なのも良かった。
ムスティアにしろ、ノアにしろ、ピュアすぎたんだな。

シンは最後まで「シン」でした。
シンと彼の従者のリアンドロスとの関係も気になる…。ぜひとも彼らのスピンオフを描いていただきたいと思いました。

シンという第三者目線でのストーリーで、斬新な切り口からの読ませ方でしたが、惜しいと思ったのが、ムスティアとノアの過去の話がさらっと流されていたこと。
孤独であり続けた彼らが、唯一無二の存在へとなっていった過程がもう少し盛り込まれていたら、もっと良かった気がします。

けれどきれいな絵柄に斬新な設定と魅せ方で、ぐっと引き込まれた作品でした。

7

儚くも美しい愛の物語。

ファンタジー読み慣れてないのでレビューに粗があったらすみません(;´Д`A
でも下手は下手なりに伝えたい。

すごく良かった!!!

外交を断絶し、時代ごと世の中から置き忘れられた世界観。
原因不明のまま蔓延する風土病。
一国の運命を背負う小さな背中。
主人と従者が唇を介して命のやり取り。etc.

細かく創られたファンタジーですが詰め込み過ぎてなくてシンプル。
読みやすくて難なく世界観に入り込めました(﹡´◡`﹡ )


国交を断絶し高い壁にグルリと囲まれた小国。
ハイテクな現代から忘れ去られたように、何百年も前のような文化で暮らしてます。
お話はその国に入り込んだ異分子である冒険家・シン視点で進みます。

攻め・ムスティアは幼いながらも一国を背負う主。
志高く国を再建しようと前向きに生きていますが、体は病に蝕まれていて…。
その病の症状を緩和させる「抗体持ち」と呼ばれる人がいて
従者のノネはその役割を担っています。

抗体の受け渡し方は『口移し』(ФωФ)‼︎
発作が起こると深く深くキスをするのですよー!///
イケメンショタと美人続きのキス!!ふぁぁぁぁ///
…とはいえ、それはあくまで治療行為。
それ以外の意味を持たないのを理解しつつ、
ノネはキスをするたび恋心が疼いてしまうのが切ないです。

そんな熱を孕んだ体を慰めるのが、場面を目撃してしまったシン。
攻めはムスティアですが2回ほどシン×ノネの行為があります(未挿入)
これがまーエロい。
主に叶わぬ想いを寄せながら、間男の愛撫に震える美人受けなのですよ。
間男であるシンは、ムスティアの名を呼びながら悶えるノネを気持ちよくさせてるんですよ。
主従以上の関係はないから裏切ってはないけど、妙な背徳感が色っぽい(^//^)

ムスティアとノネの関係は残酷なものでした。
言葉の通りのまま「命を捧げる」間柄。
ムスティアの病を完治させることはノネの死を意味し、
ノネを生き残そうとすればムスティアはどんどん病に冒される。

抗体の口移しはその場かぎりの凌ぎでしかなく。
互いに相手を想い生き残そうとする姿。
言い方が悪いかもしれませんが、儚く美しく涙腺が緩みました(;ω;)

ムスティアが生き残るのか、
ノネが生き残るのか、
ギリギリの選択を救ったのはーーー。

ドンデン返しは、個人的にすごくビックリした!
ヒーローだった!!!

そんなこんなで(ボカす)ショタから成長した7年後。
大人になったムスティアとノネが治療ではなく初めての『愛欲を示すキス』
めっちゃ萌えた〜〜〜!!!!(;///;)
キスだけに何ページかけるの?ってぐらいじっくりじっくり…。堪らん。
当たり前だけど通じ合った恋人のキスは格別ですね♪

ああ…良かった。すごく良かった。

そしてとてもとても気になる別CP(未満)の従者・リアンドロスさん。
登場シーンは少ないけれど、主への献身さと健気さ垣間見て萌える!
これスピンあるよね?あるよね?あると信じたい。
リアンドロスさんを全力で応援する!!

この本が気になる方は紙本帯付きオススメします。
帯にはパスコードが付いていて特典漫画がDL出来ます。
7Pのショートストーリーなのでお見逃しなく…!
シンとノネの秘密の逢瀬,リアンドロスの気持ち。
切なキュンキュンで最高でした(∩;///;∩)

8

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