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人生でそんなつもりもないのに出くわしてしまう一般の作品の顔した神BL(BLテイストを感じる作品)ってないですか?
まだBLについて知らない時に、たまたまそのような作品に出会い忘れられなくなってしまうことがありました。
この映画もそれです。
若かりし頃の人間離れした美しさのカイル・マクラクランが、身体を宇宙人に乗っ取られた状態(入った時点で元の人格は消える)で、FBI捜査官としてロス市警の男を訪ねるのですが、市警の男(まぁ、攻めみたいな感じです)は、何かコイツ浮世離れしてて変なヤツ、と思いながらもバディとなって凶悪犯を負いつつ、世話をしてあげたりします。
若かりし頃のカイルマクラクランの受けの雰囲気と演技がすごい(個人的見解です)んです!
無垢な色気もあって‥
画面が世紀末感があってハードボイルドな雰囲気の中、降り立つカイルが天使味を帯びています。
市警の男はノーマルで既婚なのですが、カイルに振り回されたり同情したりするところが完全にBLの萌(私の見解です)で、たまたまTVでやってたのを見始めたのに夢中になりました。
映画の本質は市警と宇宙人に乗っ取られたFBI捜査官が宇宙人を追う、というB級テイストたっぷりのSFで好きな人は大好きなやつですが(カーアクションも見所!)、このキャスティングの妙なのか何なのか‥醸し出されるBLテイストと相まって、傑作と言っていい作品です。
ちょっとくたびれた野性味のある市警の男のキャラクターも良いし、宇宙人の設定も良い。
最後に身体を負傷し、そのままだと宿主諸共死んでしまうカイルが口から本体を市警の男に向かって出そうとするのですが、さながらキスシーンです。
隠れた名作なのでもし出会うことがあれば絶対に見てください。
てか、このパッケージデザイン?何なんですかぁ‥ほとんど書影詐欺ですよ‥イメージ違いすぎる。
この頃の儚げで美しいカイル・マクラクランを見てくだされ〜!!!