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表題作眠れない夜

蘇芳,不思議な少年。その正体は…
北野朝彦,大学生

その他の収録作品

  • 第1話 夜の聲
  • 第2話 月が見ていた
  • あとがき

あらすじ

月の光が差し込む夜。部屋の中では秘めやかな営みが続けられていた。
幼い頃から、世界の不思議な波長を感じ取る能力を持っていた大学生・北野朝彦と、紅と黄金、ふたつの瞳をもつ少年・蘇芳。
いつからかふたりは、奇妙な共生関係にあった。そして今日も蘇芳は妖しい影を追って闇の中へと消えていく。
冬城蒼生、ロマンチック・ホラーで登場!(裏表紙より)

作品情報

作品名
眠れない夜
著者
冬城蒼生 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
ワニブックス
レーベル
Kirara novels
発売日
ISBN
9784847032011
2

(2)

(0)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

妖怪が大丈夫なら

初読み作家さんです。きっかけは笠井さんが挿絵を描かれているという事でした。
1996年発行なので、もう20年以上も前の作品ですが、文体も絵柄もそれほど古さは感じませんでした。
当時の流行言葉や電気機器がほとんど出てきていないせいかもしれません。

物語はほぼ大学生の朝彦が住むアパート周辺で起きることなので、朝彦は大学生ですが、学生という事を感じることはほとんどありませんでした。
この作品で特異な存在の蘇芳がミステリアスですが、複雑な世界観の描写もなく、読みやすかったです。
妖怪の世界が出てくるのですが、多少グロい描写があるので、苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
Hシーンの描写は控えめだと思います。
挿絵はかなり沢山入っていたので、笠井さんの絵が好きな私は嬉しかったです。
最近の絵しか見たことがなかったのですが、こういうダークな雰囲気の絵も描かれていたのかと興味深かったです。

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