大人のネコミミ しっぽ de LOVE(アンソロジー著者他複数)

眠れる森

13/02/07 19:02

子供のネコミミよりは若干年齢層高めの主人公。

リーマンものが多いです。こっちはちょっと珍しいかも・・・。

何せどの短編も短いので急展開は仕方ない所です、ということでそのうちからいくつか。



「おとなねこの生活」

ケットシーなサラリーマン、咲の話。
発情期が来ちゃってムラムラしてしょうがないのに先輩が好き（というか男好き）なことは秘密にしていて、でも性欲の解消だけは無理やりしてた。

触られただけで失神するわ、そこで体中のキスマーク見つかって嫉妬されて・・・


実はこれは子供のネコミミの「おとなになれる魔法」と対になるお話で、
実は咲はその話ではショタっ子（芽衣）を攻めてるんですよね・・・。

「にゃーぁん」なんて喘いでいるのはアレと同一人物か？と言いたくなりますｗ

両方読むならリバ注意って事か。



本日のメニュー～ディナー編～

これも子供のネコミミの本日のメニュー～ランチ編～と対になるもの。

主人公はもういい大人ｗな店長さんと幼馴染のコックさん。


無愛想なギャルソンエプロン黒髪眼鏡さんという絵に描いたような不器用さんが
恥らいながら黒耳つけてんのに萌えない・・・とかそんなわけがない。


村上さん、こういう恥じらいさんを書かせたら萌え爆発させてしまうし。



「僕のチューター」

子供のネコミミは甘えたネコミミさんが多いのに対してこっちは感情を押し殺す無愛想ネコミミさんが多いなって思うんですが、これもそう。

予備校の先生とお付き合いしてる補助バイトの子なんですが美形で冷静沈着で理想の恋人なのに、急に何も言わずにネコミミをつけ始めるのです、不機嫌な顔でｗ

そりゃわけわかんなくなりますよね。結局は割合ふつーの理由なのですが。



「ネコ患い」

この本のトンデモナンバーワン。

奇病によって猫耳が生えてしまったのは・・・よりによってマフィアのボスｗｗｗ


その感染源は日本の物でおまけに「乗っかれば治るかも~★」という凄いメッセージ。

そしてそれにたいして恋人が「僕に乗っかってください！」という熱い言葉を・・・


こんな言葉を吐く子は今までは根っからのネコ、というかノンケなのに調子に乗って攻め続けた挙句自分勝手に告白したのにOKしてくれたという心の広すぎる子。

だから、騎乗位のエッチシーンがまた笑えるｗ

動かすなとかきついとか、それを調整できる体位にしてやれよ！とｗｗ


・・・なんでやねーん！の濃厚詰め合わせのような話です。

というわけで、急展開とコミカルあまあまをこよなく愛してないと？？？な本かもしれない。そう、この本はネコミミラブ度が試されます・・・が子供のネコミミよりはちょっと腐向きっすよ。

ところで、この本、自分の持ってる本と表紙が違うんですが・・・
でもタイトルはおんなじっぽいし？