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表題作 すべてはこの夜に

湊 彰彦 → 鳥海浩輔

加持智充 → 神谷浩史

武井靖之 → 高瀬右光

鈴原亮一 → 遊佐浩二

その他キャラ
里村志郎[菅沼久義]

あらすじ

<DISC1>
借金苦に追いつめられ、やむなく見知らぬ相手を銃で撃つという仕事を請け負った加持智充。しかしその標的となったのは、忌まわしい過去の男湊彰彦だった…。
<DISC2>
刑務所を出所した武井靖之は姉が眠る墓へと向かうため、姉の夫である鈴原亮一を訪ねた。
アクシデントに遭い、しばらく同居生活を送るうちに二人の想いは重なっていく。
原作本編には収録されていない小冊子のみの短編「春に降る雪」も含めた武井過去編。(メーカーより)

作品情報

作品名
すべてはこの夜に
著者
英田サキ 
イラスト
海老原由里 
媒体
CD
作品演出・監督
田中英行
音楽
オーディオタナカ
脚本
野中幸人
オリジナル媒体
小説
メーカー
インターコミュニケーションズ
収録時間
152 分
枚数
2 枚
ふろく
コミコミオリジナル特典フリートークCD
発売日
JANコード
4523513828061
4.4

(69)

(49)

萌々

(10)

(4)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
20
得点
301
評価数
69
平均
4.4 / 5
神率
71%

レビュー投稿数20

何度聴いても泣いてしまう

原作未読、DISC2のみ試聴済
英田サキ先生の作品の大ファンで、先日、初めて2枚通して聴きました。

DISC1~大学時代の恋人、同級の二人のお話、一人はヤクザ(湊 CV鳥さん)に、もう一方は平凡な一般人(加持 CV神谷さん)だったが、金に困窮し、ある男にケガを負わせる闇の仕事を引き受けてしまう。その標的が、なんと湊だったという。二人の過去と数年間の空白、そして湊の組内抗争、二人の行く末は・・・二人の間に亀裂が入った要因とされる加持の恋人であった女性の真の姿・・・え??まさかのどんでん返し??

CVについては、湊は口は悪いし、不器用なのですが、要所要所で確信をついた言動をし、加持を突き放すも、心底では彼を一途に愛し、とても大切に思っている。そういった様々な感情が入り交じっている湊を鳥さんが低音ボイスで好演。神谷さんは、安定感のある演技で、優柔不断で弱々しい加持が、湊を一生懸命、理解しようとする真摯な姿がひしひしと伝わってきました。

”愛されないのなら憎まれた方がいい”
BLならではのこのフレーズ、なんか好きなんですよね。多少、歪んではいるけれど私的には究極の愛だと思う。そして、愛し合うようになってからの二人は心が安定し成長したように感じました。
"1日でもいいから、死ぬのは俺より後に・・・”
毎度、先生の作品は、人間は愛を知れば変われるのだと信じたくなります。

DISC2~こちらはリンク作になるのかな。プロローグ~加持が経営する喫茶店で加持と武井(靖之 湊の部下 CV高瀬さん)との何気ないやりとりから~エンディングも。こういったオムニバス、シチュエーション設定も好き。

この作品は何度聴いても号泣します。亮一(亡姉の夫)と靖之のせつない大人の恋物語。CVの遊佐さんと高瀬さんのお二人の哀愁ある演技が素晴らしかった。毎回、いい意味で、遊佐さんにはしてやられた感満載で引き込まれていく。繊細で細やかな演技と対峙して艶やかで色っぽい。高瀬さんは、男気ある中にも愛や優しさが溢れるジェントルマンな雰囲気も新鮮でした。

私が最も心に刺さったのは、二人が墓地へ行く、桜(雪)の中のシーン。お二人の演技、このエピソードは涙なしでは・・・高瀬さんの語りが優しく、情緒的でとてもいいのです。そして、私自身が逝くときにこういった言葉をかけ合える相手がいるのかとふと考えさせられました。今作も、声優陣の好演、このドラマCD2枚を通して、すべてのキャラクターが生き、叙情的に胸が熱くなる素敵な作品となっています。

2

やはりDisc2ですかね…。

Disk1、悪くないんですよ。特に鳥海さんの冷たいようでいて暖かい、とんでもなく不器用な男の演技が真に迫ってて素晴らしい。
しかし、BGMがびっくりするくらい古臭い、という以上にストーリーと合わなさすぎてなんだか嫌がらせのよう…(笑)
なんとも残念と感じてしまいます。

Disc2のBGMは、Disc1とはまったく違い、耳にうるさくなく実にいい脇役でいてくれたので、すんなりストーリーに集中できました。
やはり遊佐さん、感服いたしました!!!ありがとうございます!
心に染みました。
愛しい時間はあっという間。そんなことも感じさせてくれます。
でも、その記憶で人は生きても行けるんでしょうね…。

4

涙腺崩壊・・・

このサイトでの評判が非常に高かったので、実際に購入し、寝る前に聞いてみました。
個人的にはDisk1も良かったと思います。
けど、やっぱり2枚目ですよね
なんなんですかあれはっ
涙ものと書いてあったので覚悟していましたが、すごい勢いで涙腺崩壊されました(T-T)
もう3回も聴いているのに毎回泣いてしまう・・・
私は今までこれほどまでに良い作品に出会ったことがありませんっ
まだ聴いたことがない方は是非是非聴いてみてください!!

10

遊佐さんの熱演

原作未読。
2枚組で2CPのお話が入っていました。

【Disc1】ヤクザの湊(鳥海さん)×湊の元彼、加持(神谷さん)
表題作はこちらのCPなんですが、内容ははっきり言ってありがちです。
誤解とすれ違いの末に憎みに憎んだ男だったけど、本当は好きでその事実から目をそらしてたんだ系を、そこまで盛るかという昼ドラ展開によって見事にコーティングしてます。
鳥海さんも神谷さんも、過去の因縁の相手という関係を上手に演じられていて、そこに女性も絡んでくるんですが、最後はそういうオチか! というのを気取らせない感じがよかったです。
ただ残念な事に、印象には残らない話。
原因はDisc2のCP……というか遊佐さんに完全に食われた感があったからです。

【Disc2】出所後のヤクザ武井(高瀬さん)×死んだ姉の夫、鈴原(遊佐さん)
Disc1に登場していた武井の過去話です。
その過去についてはちらりと触れられていたので、これが○ネタというのを知った上で聴くことになるので辛かった……。
武井が一度は足を洗うほどに心から愛した人の話です。
人によっては○ネタ以外にも地雷がびっしり詰まっているので要注意です。
ストーリーとしては泣かせようという作者の意図が最初から見えるので、正直言って陳腐なんですが、特筆すべきは遊佐さん演じる鈴原の凄さ。
この手のお涙頂戴ものには涙腺緩くても冷めてしまう方なんですが、抵抗むなしく遊佐さんに泣かされました。
これは反則だよ!! と思わず叫びたくなるほどの熱演です。
病気で徐々に弱っていく声音と、最後の墓地での桜のシーン。
遊佐さんの演技が、演技臭い自然さ(褒めてます)で、これがもう胸に迫り来るものがある。
正直Disc2で遊佐さんがこのCDの余韻全てを持って行っちゃってます。
他の演者も素晴らしかったのですが、私の中には遊佐さんの声がずっとこだましてて、震えるほどに感動。良い物を聴かせて頂きました。

フリトとの落差が凄いので、余韻に浸りたい方は要注意です(笑)

6

憎まれるより辛いこと

原作未読。
私の前にレビューが15あるのですが、
圧倒的にDisk2派(?)が多いので、
鳥さんスキーの私としては
Disk1擁護をしたいと思います(鼻息)!

鳥さんはヤクザ役なので、低め設定です。
神谷さんはカタギなんですが、
シリアスなストーリー展開なので、淡々と買ったてる感じ。
特に、前半の湊(鳥さん)は、勝ち組なはずなのに、
やたら挑発するんですよね、加持(神谷さん)を。
その理由は、後半でわかってくるんですけど。

原作未読なんで原作の構成わからないんですが、
湊が墓参りしてるシーンで、
えーーっっ
加持、死んじゃったのっ!?って
戦慄したのは私だけですか?

3

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