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原作未読でしたが、すごく感動しました。
常にどこか切なさが漂っているような雰囲気が、かなり好みです。
そして、声優さんの演技力…特に岸尾さんの徳馬は喋ることが出来ない
はずなのに、慎ましやかだったり、色っぽかったり、健気さだったりと、
聴いているうちに色々伝わってくるものがありました。もうね、息遣いに
こんなにレパートリーがあるものなのかと。息遣いにこれほどまでに表情を
感じたのは初めてです。声が出た後では、トラック9の泣きながらの
告白シーンが切な可愛すぎました。
亮一郎役の谷山さんの声が個人的に好きすぎて、役と声に二重萌えしてましたv
傲慢なんだけど、どこか子供っぽくて何故か憎めない感じがよく出ていたと
思います。
ストーリーはファンタジーでしたが、ぶっ飛びすぎていたりついて
いけなかったりすることは一切なく、後半になるにつれて引き込まれて
しまいました。原作を読んでいないこともあり、最後の方で二人が追われる
場面などはすごくハラハラしたり(声優様方の熱演も素晴らしかった)、
二人が初めて結ばれた時は、…フンドシしてないだって!?と驚きながらも、
萌えたりしてました。(声優様方の色っぽさもこれまた素晴らしk(以下略)
キャラもストーリーも声優様も、個人的にはすべて神でした。
でもひとつ気になるのは、縁談や借金はどうなったのかなぁ…と。
ご都合主義でもいいので、どうなったのかモノローグに入れて欲しかったです。
口が聞けないという部分をどう表現するのかが気になってたんですが、見事でした!
吐息と気配だけで徳馬[受]の感情伝わって来ました、凄い凄い!
脚本も卓越です、文字を書いて伝えるという徳馬のやり方を上手く処理してます。
もうこれだけでこの作品への信頼というか安心感、これはやってくれるッ!!と確信。
木原さん作品特有の痛さは無く、むしろ今市子さんの百鬼夜行に近い世界かも。
しかしタイトルのインパクトありますね。
「牛泥棒」ですよ、「牛泥棒」
木原さんは人気作家さんなので良いですが、普通BLで「牛泥棒」って。
しかも本当に牛盗んでるしーーー!!
徳馬の研究オタクっぷりや、お坊っちゃん特有の我儘さも魅力的でした。
そして萌えたのが、下帯!!下帯をつけないその大和撫子(男だけど)な奥ゆかしさ、猛烈に萌えます!
口聞ける様になった徳馬のとぎれとぎれの台詞も上手い!
レベルの高いスタッフと出演者の好演でいい作品でした。
口が聞けないという設定の話をあえてドラマ化したという点も含めて神で。
これほどまでに演技派なお方だとは知らず…
とても申し訳ない気持ちになりました。岸尾さん、ごめんなさい。
原作既読なので、ずっと徳馬が喋れないのは知っていたのに
早く声が聴きたくて、トラックすっとばそうかと思いました!
(しませんでしたがw)
息だけの演技って、そうそうまわってくるお仕事ではないでしょうけれど
すごいなー…。感情が「…っ」とかで伝わりました!!素晴らしい!!
檻の中で喋られるようになった時の抑え気味の声、
これも心を鷲掴まれましたよ……。
内容を知っていても「そ、それで!?次は!?」みたいに
気持ちが逸ってしまいました。
谷山さん演じる亮一郎、原作で呼んだ時は
あんまり良い印象無かったんです…。
なんだこのわがままな坊ちゃんは!って。
それが、このCDでは、多少坊ちゃんぽいとこはありつつも、
福島と仲が悪いにも関わらず行方を心配したり、
福島の妻のことまでも(“細君”って言い方が好きだなぁ…)気にかけたり
なかなか情に厚いな!!と見直しました。(偉そうですみません)
良くないモノが正門にいるのを自分にだけ教えた徳馬を責めるんだけど
たしなめられて拗ねるような亮一郎、
人間味があって良かった。
徳馬の好物の団子を買って来たところも可愛い。
あと、徳馬を失いたくないからといって
暇を取りたいと申し出た徳馬に「実家にいる母親も追い出してやる」と
傍若無人に怒鳴ったシーン、
嫌なヤツとしか思えなかったのに
不覚にも(?)きゅーんとしました!
そう言ってしまう程、徳馬に傍にいてほしいなんて…。
母の爪の為に…って亮一郎が知るところも
かなりじーんときて泣きそうになりましたよ!
徳馬がどれだけ亮一郎の事を想い続けてきたのかと。
そして以前軽い接吻はあったものの、
肌を重ねるシーン、下着を付けていないで亮一郎を待ってた!!!キタ!!!
(接吻後もそうだったとか!!)
ものすっごくいじらしい!!!!
ここ、ふらふらしました…。可愛すぎて……。
そんなにエロい感じはしませんでしたが
結ばれて良かった!!と嬉しくなります。
縁談と借金の件は、確かに「どうなったの?」って思いますけれども
いいよもう、徳馬の声が戻って、二人の想いが通じて愛し合えればサ。
フリト、のっけからちょっとかんじゃった岸尾さん、
腕を試される現場が恐ろしかったと。
スキル上がりましたよ!!大丈夫!!!
「だいちゃんDOだった」「素敵やったで」の谷山さん、
「フロンティアスピリッツ」とか面白い方ですねぇ……。
キャラに感情移入しすぎてだいちゃんに惚れたとw
原っち役の高橋さん、いいヤツでしたが
ご自分の役が「これと言った事はしてない」って悲しくなってて
「ケンカ止めたりしたじゃん」「電報持ってきてくれた」
「原っち良かったよね」とフォローされてて
微笑ましかったw
「次回“豚泥棒”では原をお願いします」ありませんw
実はファンタジーものってあまり得意じゃないのですが
違和感無く最後まで楽しめました♪
原作未読でも、すんなりイメージ出来るんじゃないかなと思います。
とにもかくにもタイトルで避けがちになってしまうのが
非常にもったいない…。
本当、まんまなんですけども。
インパクトもあるんですけども。
良いお話なんですよ(泣)
タイトルで損をしている。
苦手な原作者だけど、むしろCDが好評で、しかも岸尾さんが口のきけない役というのが気になり聴いてみた。
60Pくらいまで息だけの演技。
20年間声を失っていて、声を取り戻して話せるようになる過程もよかった。
時代物で、和風で妖怪が出てくるファンタジー。
我が儘な坊っちゃん役に紀章さん。使用人の子に岸尾さん。
主人に捧げる20年愛。それでも懺悔する、岸尾さんの泣き演技は名人芸!
儚い健気受けは岸尾さんの鉄板。
しかし古風な言い回しにこだわったのか、濡れ場がギャグ紙一重。
そこは普通でよかった。
オチが唐突だが、長くてもダレるのでこれはアリ。
話は1枚によくまとまっていて面白いし、フリトで演者にも好評の様子。
紀章「感情移入して岸尾に惚れている。危険な状態」
岸尾「5人目くらいですよ。男性が僕に惚れるのは」
紀章「俺も結構実はなくはない」
というサービストークにも一応触れておきますね。
すごく好きな作品です。
昨今新しくCDがどんどん発売されますがそんな流行りとは関係なく、時代に左右されない毛色の変わった雰囲気の作品だと思いました。
主人公の徳馬は口がきけないので音声化はどうなるんだろうと思っていたのですが、なるほど···
息遣いや布の擦れる音などで上手く表現されていましたね。
相手役の人は徳馬と話す時必然的に一人芝居になりますがそれも違和感なく、自然に状況が目に浮かぶ様でした。
(後半からは徳馬も声が出るようになって普通に話しています)
綺麗な顔で花のような佇まいと評される徳馬ですが、意外にも自分の意見をしっかり言える子で安心しました。
ふんどし付けてない、からの下りは大いに萌えましたよ( ´艸`*)何ていじらしいんだ!
勿論その後の亮一郎の台詞も(ちょっと笑ってしまいましたが)
CDでは想いが通じ合ってめでたしめでたしという所で終わっていますが、小説ではまだ続きがあるそうでそちらの方も是非音源化して欲しかったです。
(妖怪が絡んできてあまりBLぽくないからかな?)
BLCDというよりはドラマCDにBL要素をプラスした印象でしたがお伽話や昔話を聞いているようでもあり、面白かったです。