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表題作フラチな兄貴

哲矢,春人の姉の恋人
春人,高校生

その他の収録作品

  • 番外編 その後のふたり

あらすじ

初恋の相手は、なんと姉貴の恋人!?
初めて訪れたクラブで、哲矢(てつや)に
一目惚れした高校生の春人(はると)。
理知的で精悍な大人の男──
けれど連絡先さえわからない。
そんなある日、姉貴が
「将来のお兄ちゃん候補」を紹介。
その相手は恋い焦がれた哲矢だった!!
どんなに好きでも、姉貴からは奪えない──
エモーショナルLOVE。 

作品情報

作品名
フラチな兄貴
著者
こいでみえこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199604683
3

(8)

(2)

萌々

(0)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
22
評価数
8
平均
3 / 5
神率
25%

レビュー投稿数3

完全なる二股モノ・・・

浮気、二股ものなので好みが別れそうですが、私はちょっと・・・と思ってしまいました。いわゆる「姉の婚約者を好きになってしまった」というお話です。

こういう設定は嫌いではなくて読んだことも何度かありますが、たいていどこかしらに逃げ道というか、そんなにもやもやしない展開が用意されてると思ったら、こちらの作品は完全なる二股ものでした。

攻めは高校生の主人公のお姉さんと婚約しており、その女性が好き、愛してる、ずっと一緒にいたいと思っていながら主人公に手を出して抱くというのが本当にただの浮気、二股…
この攻めへの好感度が最後まで1%もありませんでした…。

シリアスかと思えばところどころでコメディーチックなのも、コンセプトにあってない気もします。
また、一年以上つき合っており、婚約しており、同じ女の目線からみてもとても魅力的な主人公の姉よりも、高校生男子に目がうつって最後にそちらを選ぶという説得力がない気もします。
この高校生男子のどこが婚約者を捨てるほど魅力があるのか?こちらは不思議な感じがしました。

婚約しているので、浮気、一方的な婚約破棄は慰謝料が取れるのでは、と思ってしまうほどに、私にはこの男がいい加減に思え、また主人公の高校生も優柔不断な子供のように思えました^^;う~ん、どちらにも魅力を感じなかったなあ。
婚約破棄され、弟を取られた姉の対応が非常に冷静で、そこにはかなり好感が持てました。

なんにせよ、間に女性が入っての三角関係が苦手な方にはオススメできない作品だと思います。

0

もつなべ

補足です。

婚約者ではなく恋人です。
姉も攻もお互いに受に対して「そういう話は互いにしていないが、結婚を考えている」的な会話はありましたが、最初から別れるまで婚約している描写はありませんでした。

気になったので。あしからず。


今日からお兄さん!?

何はともあれ、こいでサンの描かれる絵が好きです。
キスシーンのあのコマが好きです。
それに加えての、受のあのピュアな感じが(ノ)'ω`(ヾ)クフ♪
可愛かったのであります。

出会いは、とあるバーで開かれたゲイナイト。
自分の性癖を確かめるべく勇気を出していったさき。
約束の相手にすっぽかされて一緒になった男。
決まった相手がいると言う彼に、一夜だけでも~と始まった二人の関係は・・・!?

実はお姉さんの婚約者。
これ、お姉さんが出てきた地点で「あ~・・」と思ってしまったのは私だけじゃないはず。展開的には、わりとよくある・・と言いますか
わかりやすいお話だったかなと思います。
姉一人弟一人の兄弟。そして同じ人を好きになってしまった刹那。
問題は、相手の男(攻)が結局誘われるままに据え膳をいただこうとしたのがそもそもの始まりで、途中また請われるままに~なフラフラの対応がよろしくないとおもわうけでありあますな。

最終的に、みんな落ち着くところに落ち着いてハッピーエンド
というところなのですが、ちょっと物足りない感がなきにしもあらず。
ただ、絵柄、キャラクターともに、個人的にはすごく好きな作品です。

追伸。
お姉さんには、なんだかんだで山ちゃんのがお似合いだと思う。

0

リアルな三角関係

女性に興味を持てず、自分は同性愛者なのでは?
と悩む高校生の春人(受)
誰にも相談できず、ネットで紹介されたクラブのゲイナイトへ・・・
そこで出会った年上で優しい男、哲矢(攻)

哲矢に一目ぼれした春人は、今夜だけで良いから。。。と頑張ってホテルへ誘います。
途中で寝オチしてしまった春人(笑)
起きるとそこに哲矢の姿はなかった。

連絡先も知らない、一度だけ会った哲矢に恋をした春人。
しかし、思い人が姉の婚約者として再び春人の目の前に。
あの日の事はなかった事に・・・と春人に冷たく釘を刺す哲矢。
そして、唯一の家族である姉を裏切る事が出来ず、恋心を封印する春人。
せつない春人の恋の始まりです。

必死で哲矢を好きな自分を律する春人、そんな健気な春人に惹かれてしまう哲矢。
ダメだと分かりながら惹かれあう二人の心情が、とても丁寧に描かれています。
ドロドロな三角関係ではない。だけど、こっちの方が好きになったからこの人とはサヨウナラ、なんて都合の良いストーリー展開でもない。
そんなところに好感が持てます。

最後、春人良かったね、と素直に思える作品です。
哲矢がまた良い!冷たい男かと思いきや、優しい大人の男。
遊び人かと思えば、意外と一途。ステキ男子です。





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