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表題作

その他キャラ
鈴村颯太[古河徹人]/ 渡利愁[やじまのぼる]/ 渡利恭[須賀紀哉]/ 司[ワッショイ太郎]

あらすじ

※18禁
対応機種:Win

作品情報

作品名
きんとうか
媒体
ゲーム
音楽
ZIZZ STUDIO
脚本
都志見文太
原画・イラスト
沢田ジュリオ
オリジナル媒体
オリジナル
メーカー
GRISEDGE
発売日
JANコード
4961524775163
4.8

(38)

(35)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
183
評価数
38
平均
4.8 / 5
神率
92.1%

レビュー投稿数7

BLゲームの醍醐味

BLコミックや小説、CDは嗜むけれど、BLゲームはあまりなじみがないという人も多いのではないでしょうか?私もゲームそのものに疎く、きんとうかを買ったとき、本当にできるのかなと不安でした。

 祖母である花さんの葬儀を行うため、颯太は祖母が暮らす那珂ノ島に帰郷するところから始まります。
 彼にとっては、子供のころに帰郷すると遊んでもらえた年上のお兄さんの司、年の近い宗定、愁、年下の恭がいる島でもありますが、同時にずっと疎遠になっていた花さんが暮らす島、これから花さんを送る島でもあります。
 小さな島の不思議なしきたりや、まだ若いのに喪主にならなくてはいけない颯太が不憫もありますが、そんな中、颯太はみんなと心を通わせていきます。
 
 私は、きんとうかの原で花さんと颯太が再会できたところで号泣し、もうこれだけでも十分と思ったくらいです。花さんが颯太に「毎日の幸せをありがとう」と言うのですが、こういう言葉はなかなか言えることではないと思いました。

 私は、宗定と颯太が一緒になったらいいなとゲームを進めていたのですが、宗定の家の事情、彼の両親が抱えるものが重すぎて、「これはBLなのかな?」と何度も思ったほどです。島の当主として重責、島のために自分の人生を捧げなくてはいけなかった宗定のために、恋人ごっこをする颯太も好きです。きんとうかの原で宗定と母親が再会する場面は、号泣しました。
 
 本編で流れる歌はすべていいくぼさおりさんが歌っていますが、最後の「手紙」でも大号泣しました。後から彼らのよかった場面や辛かった場面、泣いた場面、すべてが押し寄せてきて、あとからじわじわくるのです。
 
 きんとうかは、パソコンにインストールするタイプのゲームなので、買い取り型のゲームです。自分のペースで好きなときに好きなだけ進められることと、好きなところで保存ができるので助かりました。

 葬儀や死者などを弔うことがテーマのゲームですが、それ以上に、今生きている人がこれからどうなっていくのかが、まるで長編小説を読んでいるような感覚で楽しかったです。人物相関図を埋めていくこともプレイ中の楽しみでした。
 颯太達に降りかかる幸運や災いも、主題歌の十字路ののように「選択の結果」ですが、どの結末を選んだとしてもストーリーが興味深かったです。

0

期待どおりの良作

夏のある日、祖母を弔う為に都会から島にやってきた颯太が昔の幼馴染みたちと繰り広げる切ないストーリーです。
下記各攻略のまとめです。

とりあえず泣けます。良作だと思います。



★渡利 恭
なんというかきんとうかの全体的なストーリーが重たく感じたのは私だけでしょうか。主人公颯太の全てのものには終わりがある…無常感はわからないでもないので、すごく引きずられてちょっと辛かったです。
そんな颯太をみまもりつつ、アタックかけてくる恭は年下ですごくかっこ可愛いかったです
恭が颯太の不安を除くように音楽に例えて語るのが
かっこいい✨
恭はある一件で一気に大人になるのですが、
ラストのバットはわかりみが深く、グッドエンドは
颯太は無常感をふりきって自分から行動したことで何かをふっきった気がします。グッドエンドの最後の言葉が素敵でした。

★渡利 愁
本当にやってて目から水が…颯太とはまた違った孤独を抱えている愁さん。彼の孤独と颯太の孤独が惹かれあうような素敵な胸の痛いストーリーでした。BADも私的にはよかったです。



★逢己 宗定
設定が一番好みだったので最後に残した彼ですが、萌えシチュ満載でかなり満足でした~BADもそれなりによかったですがやっぱりBESTエンドが一番だなと感慨深く思いました。
宗定さんの颯太を思う気持ちにきゅんきゅんしたのはいうまでもなく、あああそこまで惚れられたら颯太も本望だろうとつい思ったり。
そして颯太も健気でつい涙がうるうるしたのはいうまでもなく、本当いいストーリーだなとじーんとしました


★司
司の器のでかさにびっくりしつつ、おちゃらけててもなんというか根底は落ち着いているとことか悟りきってるとことが
切なかったです。最後は決してハッピーとはいえないけれど、願い事をしない彼が最後にいった言葉がまた切なくて泣けました~

0

夏にプレイしたくなるゲーム

設定がすごく良く練られていてとても面白かったです!
神仏を大切にする田舎の独特な雰囲気が伝わってきて見事に世界観に引き込まれました。
かなりボリュームあるけどプレイし終わるとこの作品に出会えてよかったなと心から思えます。

物語の最初は謎だらけなので読んでいて置いてけぼり感があったのですが、謎が解明されていくにつれてものすごく面白くなっていき夢中でプレイしてしまいました。
付箋がたくさん散りばめられているので、この先どうなるのか想像しながら進めるのがとても楽しかったです。

音楽がとても良くて物語への没入感がすごいです。あやとりが流れるたびに何度も涙を流しました。心を浄化したい時に凄くいい。

スチルはおそらく複数で描いていて時々ん?ってなるのがありました。
スチルが気になって感情移入できないシーンがあるのは本当に惜しいですが、ストーリーも音楽も声優さんの演技も素晴らしいので総合的には大満足です!

プレイ順は 恭→愁→宗定→司 でした。
最初は宗定でも良いけど恭→愁の流れは最高なのでおすすめ。

この先ネタバレ感想です。




【恭ルート】
ショタ恭ちゃんが可愛すぎる。立ち絵もボイスもめちゃめちゃツボでこんな弟欲しかった。赤ずきんちゃんからオオカミに成長する過程が見たかった。

恭ちゃんは若いから好きになるのも早くて、√序盤に告白されたのはびっくりしました(笑)
そっからはもう押せ押せで告白して付き合ってキスしてセックスまできちんとした順序で進んでいて、
ボブゲでは珍しい初々しい恋が見れました。
童○らしいガツガツしたSEXも見ものです。
ただメイン2人は良いけど先輩や夏子などサイドカップルが不幸なのが心残りかな。

【愁ルート】
再推しです!
OPでは一番興味ないかもと思ってたんだけど、真面目な顔からの茶目っ気たっぷりな眼鏡に見事に心をもってかれました。
とにかく声がいいし性格もツボだし見た目も美しい(慇懃無礼な口調最高です)
別√で愁さんがハゲの疑いをかけられたり、一時的に人を認識できなくなるくだりは面白くて最高でした。なんだかんだ渡利家は仲が良いしブラコンな兄弟が尊すぎて、愁さんが「お兄ちゃんに〜」とか「〜しなさい」とか言うたびに萌えました。
そして宗定との関係性が最高すぎて頭を抱えた…愁さん受でゲーム出してくれないかな(切実)

颯太目線に話を戻しますね…汗
愁さんとの恋は最初のキスからドキドキやばい。恭の後なのですごく大人な恋に感じてしまいました。始まりから結ばれるまでずっとオシャレ。
この手のキャラは√に入るとキャラ崩壊して冷めることが多いけど愁さんはずっと魅力的でむしろ惚れ直した。実は誰よりも人間らしい愁さん最高。
きんとうかシーンで大人っぽい愁さんが子供みたいにごめんなさいって謝るのに悶えました。

死を司る渡利なだけあって先輩やタカなど救われる展開が多くて嬉しかったです。
どの√でもタカが死ねばだいたい丸く収まるのが辛いですね。先代たちは本当に運が悪かったとしか…
愁√はかなり真相に近づけて楽しかったです。
逆に恋愛色がそんなにないので、エロなしでも面白いルートかなと思います。

【宗定ルート】
恋を憎みながら無自覚に恋をしている宗定が可愛かったです。
愁を呼び出して男子中学生みたいに恋話したり、色っぽい颯太に戸惑う潮さんが可愛くて最初はニヤニヤしてプレイしていたのです… が!
まさかの激重ドロドロ展開が待っていました。
愁√で跡継ぎ問題とか大丈夫?と思いましたが宗定√で頭首が男の恋人を選ぶ大変さが描かれてました。
他の√で仲良くなった浅倉さんや夏子さんに恨まれるのがほんとに辛かったです…
この島に来てから情緒不安定ですぐ喘ぎ出す颯太ってプレイヤーから見てもけっこうヤバいんだから島の人から見たら更にヤバいやつだよな…宗定も周り見えてないし…と2人を応援できない自分がいましたが、玄関先で別れを告げるシーンは本当に心が痛かったです…声優さんの悲痛な泣きの演技が素晴らしかった。
バッドにいく流れの方が自然すぎて、トゥルーエンドは奇跡が重なった結果じゃないかと思いました。
島を変える決意をした宗定が男前すぎるし、夏子さんたちが式を挙げられたのも良かったです!

【司ルート】
共通√で見た会話が変化してたり物語の真相が明らかになったりと4週目でも飽きない演出が多くてよかったです!
驚いたのは颯太が司に対して理想のタイプって言うんですよね。
共通ルートから司大好きだったし記憶を無くさなければ間違いなく司選んでそうです… 正史は司√なのかな?
複数攻略ゲーで的を絞るのって珍しいですよね。

司√は宗定、愁、恭と勢揃いでとても楽しかったです。
物語を読み始めた頃は立派な成人男性達が20年も前の夏を忘れてないことに疑問を浮かべましたが、それぞれにとって大切な思い出だと知った今は5人が揃ったシーンを見れるのがとても嬉しかったです。

人に何も望まないと言っていた司が俺を忘れないでと言ったり、他の√では透明な蝶のまま消えた司が色のついた蝶になって消えていくシーンは本当に良かったです。
人の死と言う重いテーマを扱ってるきんとうかの最終√にふさわしいキャラだったと思うし、ファンディスクを想定していない “その後” がない終わり方に好感が持てました。
EDもメインテーマが流れてとても余韻のある終わり方でした。

正直颯太はメンヘラ気質でモノローグがポエミーで見た目イケメンでも中身が惚れっぽい女みたいだったので個人的にBLとしてはハマれないタイプの主人公でした(喘ぎ声は最高に好きだけど)
それでも続きが気になって読んでしまうくらいシナリオが良かったし他のキャラが全員魅力的でした。

全体を通して悲しい気持ちになることが多かったのですがプレイ後はとても晴れ晴れした気持ちになったし、コンプリスチルも可愛かったです。
この夏に出逢ってプレイできて良かったなと思えるゲームでした!

2

もっと評価されるべき!

発売されてすぐに購入して、きんとうかの時期になると定期的にプレイし直してます。乙女ゲーといいBLゲームといい、攻略対象の中にはあまりやりたくないキャラもいたりするんですが、この『きんとうか』は、どのキャラも萌えました!
と言うより、一人を攻略するとパズルのピースがはまるように謎が解けていくので、自然と全員攻略していきます。最後の一人を攻略した時は、最初から最後まで泣き通しでした。綿密に練られたストーリーもさることながら、いいくぼさおりさんの挿入歌やエンディング曲は秀逸です。このゲームで知ってから、ライブにも行く様になりましたが、ライブで聞いては、ゲームを思い出しては涙ぐんでます。
派手さは無いけど、ここに沁みる良作でした。

2

凄い!

シナリオが素晴らしすぎて、いちいち感動するしマジで泣けました。
イラストもとても綺麗でした!
声優さんもとてもマッチしてて良かったです!

2

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