• 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作シャープさんとタニタくん@

タニタくん 受攻なし
シャープさん 受攻なし

あらすじ

Twitterで人気の企業公式アカウントをまさかの4コマ漫画化!
お調子者の「シャープさん」と後輩キャラな「タニタくん」がケンカして仲直り!?
ツイッターでの日常会話、キングジムさんと文通、セガさんと大喜利…。
実際にあったツイートから“中の人"のゆる~い日常を妄想したpixivコミック発の話題作、ついに書籍化!

WEB連載分に加え、
・シャープさん(本人)&タニタくん(本人)スペシャルインタビュー
・描き下ろし漫画「タニタくんに恩返し」
・Twitterで大好評! 突発イラスト18点
を収録した大満足の一冊!

作品情報

作品名
シャープさんとタニタくん@
著者
仁茂田あい 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネコミックス【非BL】
発売日
ISBN
9784799728987
4

(2)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

シャープとタニタの中の人

twitterで絡んでいる、シャープの中の人@シャープさんと、タニタの中の人@タニタくんの擬人化(いや元々ヒトだけど)コメディマンガです。
BLではありませんが、天然のリーマン2人が絡んだり、公衆の面前(ツイッター)でイチャついたり(そうとしか言いようがない)、ほのぼのモエモエするマンガです。

私はtwitterをやってないので、シャープさんとタニタくんのやり取りを見たことがなく、関係性も知りませんでした。でもそれくらいの知識で読んでも面白く読めました。
中の人たちは、最初はお互いのことを女性だと思っていたそうです。で、「いつお互いが男性だと気付いたんですか」と聞かれたお2人は、タニタ「ノーコメントですッ!」、シャープ「そゆこと聞いちゃいます? 思い出させないでください お墓まで持って行きます」。えっえっ、何があったの?(笑)
他にも、リアルで男2人でプリクラ撮りに行ったり、お互いのプレゼントに感極まってウルウルしたり、いちいち可愛い。でも受け攻め決めるとしたらどっちも受けだろうな…というのがちょっぴり残念。

個人的な話ですが、BL本と非BL本を読む割合がほぼ半々で、非BL本のみ他の家族も読めるように共有スペースに置いてあります。
この本も、中学男子が喜んで読んでます。
でもこの本がちるちるさんに登録されていたのを知って、BLに近いのか…とちょっと他の家族に読まれるのが恥ずかしくなりました…。(笑)

3

「…健康な関係なのに…」えっ!? ♪~

私のツイッターのタイムラインに、「#シャータニ」「#シャータニ」としきりに上がってくるので、試しに買ってみました。
すごくおもしろかったです。
この本は、企業のツイッターの公式アカウントのツイートのみで、勝手に「中の人」を想像し、擬人化したマンガです。あえて「中の人」本人に取材はしなかったそうです。きっと自由に擬人化想像をするためなのでしょうね。(許諾と協力は得られています。誤解のなきように)
メインは、「ゆるい公式」として有名だそうである、電子機器メーカーのシャープ株式会社の「中の人」・シャープさんと、健康器具や食堂で有名な株式会社タニタの「中の人」・タニタくんです。シャープさんはアホ毛が特徴の天然キャラ、タニタくんは健康オタクの後輩キャラ。
そして、彼ら二人に、アーケードゲームで有名なセガグループの「中の人」・セガさんと、文具の株式会社キングジムの「中の人」・キングジムさん(お姉さま)が、ゲスト出演で絡んできます。(ツイッター上、ホントに会話しています)
この後は面倒なので、シャープさん・タニタくん・セガさん・キングジムさんで通します。
読んで、一番の感想は、「ツイッターで、こんなこともできるんだなあ…」という感慨。
私はツイッターを全然使いこなせていないので、新鮮な驚きでした。公式アカウント同士が会話することによって、「瓢箪から駒」的にコラボ企画が生まれたり、それをフォロワーさんたちが生温かく見守ったりリプライを送ったりとか。なかなかに微笑ましく、興味深いです。
企業の公式アカウントは、大概、新製品の広告やプラスな企業イメージをつぶやくのが普通です。
が、登場する「中の人」たちは、ツイートを「より自社に親しんでもらえるよう」心がけたところ、結果的に「ゆるく」なったらしいです。
そもそもは、タニタくんが
「タニタとコラボしてくれるところないかな…ツイッターでですけど」
とつぶやいたところ、シャープさんが
「あの…お友だちからでよければ…よろしくお願いしたい…です…ツイッターで」
と返したのが始まりだという、ホントの話。
作中、一番おもしろかったのは、シャープさんの「涙のプリン事件」でした。
新製品の炊飯器で「これは大きなプリンができるな」とシャープさんが思っていたところ、不在中に同僚たちに出し抜かれプリンパーティが開かれてしまったのでした。
「この炊飯器でプリンが出来る経過」をつぶやく際、
一々「私が不在中にです」「※ 私は不在中です」と付け加えずにおられないシャープさん、かわいい。
(Togetterを見たら、「プリン事件その2」があったとか)
また、シャープさんのタニタくんへの
「ごめんなさい…言ってなかった…健康的な関係なのに…」
の一言に、私は思わず反応してしまいました、腐女子だから。(本当は新製品情報についてのお話です)
本書を読み終えて、ふと
「ところで、カロリズムって何の機械なんだろう?」
「ヘルシオ炊飯器って、どんなの?」
と、思わず検索してしまう私。確実に術中にはまってしまいました。
今後の彼らの関係の進展を、フォローしてじっくりと見守りたいと思います。

萌えはあるのですが、BLではないので、星☆☆☆☆にいたします。

5

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP