大好きな作品の最終巻です。
元?なまぐさ坊主の円楷が九尾の狐玉嵐と恋をして、兄夫婦の忘形見である円仁と家族になり、愛を育む。
人と妖、妖と妖、妖と故人
色々な愛の物語が紡がれますが、どれも切なく尊い。
人である円楷は九尾の玉嵐よりも先に旅立ってしまいますが、天国で再会し、タイトル通り「永遠に」仲睦まじく暮らすのだろうな、と心温まるエンディングでした。
生と死という重いテーマを扱いつつも、シリアスになりすぎず、あくまで愛の美しさ、尊さを際立たせるストーリーの完成度もさることながら、その魅力を120%引き出すしらゆき先生の画力にもぜひご注目を。
お二人のお力の足し算ではなく、掛け算で生み出された傑作だと思います。
ぜひ3巻まとめてお読みください。
号泣必至なので、大きめのタオルをお忘れなく。