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女王様受け!

ちるちるで女王様受カテゴリに入っていたので買ってみました。
悠希さん、すっごく好みの女王様でしたよ~。
口も性格も目つきも悪くて、攻めを見下してフフンと笑ってしまうようなかっこいい受け様でした。ふだんはそんな姿を隠しているのですが、「ホントは酒もタバコも大好きv……男もな」って、ハートマーク付きの台詞を見下し真顔でいいのけるその姿は貫禄たっぷりでステキすぎ!ノンケの亮輔が自分のキスで勃っちゃって、しゃーねえ俺が抜いてやるよって手コキするんですが、攻めがぎゅって目瞑って喘ぐ姿にゴクリと喉を鳴らす悠希さん…めっちゃ色っぽくてたまりません。

…ただ、亮輔の従兄が悠希さんの元カレだと判明してからは、元カレに未練たらたらですぐ傷ついて揺れちゃって、心から「女王様受けです!」ってオススメできるとはいえないんですが…。でも、美人で口が悪くて傲慢な受けが好きな方には良い受けなんじゃないかなって思います。

ストーリーとしては…元カレの従兄が悠希さんに固執する理由がイマイチよくわからなくてちょっと気持ち悪いだけかなーって感じがしますね。フられてるのに探偵に素行調査させたり家にまで来るって、怖いわーーー;
この先どうなるのか、早く下巻が欲しいですね。

安定の高井戸あけみ作品

高井戸あけみ先生の作品は、いつもゲイでクールな割り切り受けがほとんどなので、そういった受けを求めているのであればハズレがないという印象(笑)
今回の校内恋愛カウンセラーも、黒髪メガネでセンター分けのクールな保険医が受け。つくづく、センター分けのクールビューティ受けフェチにはたまらない作家さんです。

ストーリー的にはあらすじだけでもう全部語られてるのでは?という感じは否めませんが、若いぴちぴちした男の身体を触りまくって(役得v)なんてクールな顔で思っちゃう受けが素敵。
個人的には、作中でライバル?的な位置にいる元生徒会長の瀬田川クンのお話を読んでみたいなぁと思いました。
釣り目でクールでセンター分け。ノンケとゲイの境目で悩む目覚めたての、国会議員の息子…。いやぁ、妄想が膨らむスペックの持ち主です。

女王様受けというか性悪美人受けというか

日ごろから新刊コーナーで女王様受を探し求めて目を光らせている私ですが、この本の表紙を見てビビっときました。
この、金 髪 美 人 の あ く ど い 笑 顔 … !
受けだったら最高だなーと思って手に取り帯を確認したところ、一途系ニート策士×性悪系エリート弁護士、と書いてあったので、これは…!ということで購入…したのですが。
もう、サイッコーにストライクな作品でした!!
一途で純粋な執着から綺麗に病んでるわんこ攻めと、今まで誰にも執着なんてしたことなかったのに、人に自分の気持ちを預ける安堵と不安を知ってしまった女王様受け…う~ん、たまらない。

「恋まで百輪」の続編と知らずに読んでしまいましたが、前作を知らずとも問題なく読めました。

この方の作品は初めて読んだのですが、BL漫画なのにBL小説を一冊読み終わったかのような充足感がありました。きちんとストーリーというか、世界観がしっかりしていたから…なのでしょうか?テンポもいいし絵も綺麗で、いい漫画家さんに出会えたな~、と思います。

以下、ネタバレ。

さて、この作品。
とにかく攻めが受けに執着しております。
好きとか愛してるとかそういうんじゃなくて、もっと深い、魂で惹かれている、そんな執着心…のような気がする。
攻めの家庭は母親の干渉が激しくて、まぁ勝手に部屋を掃除されたりお見舞いにきた女の子追い返されたりそういうレベルなんだけど、当時中学生だった攻めはそんな環境が息苦しくて仕方なかった。そんなとき夜の公園で、顔には殴られた痕、服も泥だらけでボロボロになった受けに出会うんです。
ベンチでぼーっとうつろな表情をしていた受けをみて、攻めは惹かれてしまう。
「 ひとりで 傷ついてて  きれいだなぁって  思ったんだ」
というモノローグで語られる出逢いのシーン。
このときの攻めの表情が、中学生のくせに、およそ初恋とは言い難い顔をしてるのがまた、イイ。
これは本当に見てほしいんだけど、受けを見つめる攻めの瞳がいい意味で昏くて、目を見開いて頬を染めたりするよりずっと、魂を揺さぶられている感じが読み取れてイイなぁと思いました。ホント、恋をしたというよりは、惹かれてしまった、という感じ。うーん、好きだな~。
その時「誰にもいわないでくれる?」と言われるんだけど、とっさに攻めは誰にも言わない代わりに勉強を教えてほしいと交換条件を出すのね。受けが着てた制服が、有名な進学高校のものだったから。
お金が大好きな受けは、授業料を払うならと快諾するんだけど、親に内緒で中学生にカテキョ代を払い続けるのは難しかった。結局親バレして、授業料が払えないなら、と受けとの関係がそこで切れてしまう。
攻めは、自分に金さえあれば、と思い詰めて、…というかお金さえあれば受けの興味を引けると思って、金儲けに手を染め始めるのです、が。金運の女神がついているのか、才能があったのか、気付けば60億も稼いでいた攻め(笑)
自分が迎えに行こうと思っていた受けと偶然にも再会して、ここぞとばかりに預金通帳をチラつかせれば、食いつきは上々(笑)
でも相手はノンケなのでやはり迫っても顔をひきつらせて逃げ腰になるばかり。しかも極め付けに左手の薬指にハマったリングをみせられ、「妻がおりますので!!」
その場はそれで逃げられちゃうんだけど、その後一人になった部屋でベッドに転がり通帳を横目に見ながら( 額には満足したみたい )とか思っちゃう攻めがものすごいエロい。このときの攻めの表情もね、胡乱な瞳をしていて、い~い感じに病んでると思うんだよね~。

その後、奥さんの浮気を目撃して混乱した受けが、酔った勢いで攻めを呼び出して…という、まぁいい意味でお約束な展開。
お約束ではあるんだけど、さっさとヤれよ的な自暴自棄な受けの「金はもらえるんだろうな…」の台詞に(はっきりとは描写されてないけど)やっぱり傷ついちゃうとか。「…あんた自分がおこしたことが面倒だからって、俺にされるひどい事で上書きしたいんだ? あんた、本当、性格悪…」ってセリフとか。やっぱり気持ちが伴ってないのに求められても辛いだけだと誘いを断る攻めの「…っしたくないって言ってるだろ!」って悲痛なセリフとか。攻めが受けのこと好きで好きで傷ついてるこの感じがたまらないんですよ…!
受けは正しく女王様受けで、最初はノンケだったはずなのに、(まぁ攻めに開発されちゃったからなんですが)えっろい邪悪な笑顔で「帰ってきたら書面つくって メールとFAXチェックして、8時くらいには帰れるから  そしたら、遊んでやるよ」とかなんとか言っちゃうようなタイプに変貌。他の男に誘いの言葉かけたりするのをベッドで咎められてるのに、これまたあくどい笑顔で「…興奮してきた」なぁんて言って攻めを絶句させちゃうような。
きちんと向き合ってくっつくまでにまだいろいろあるんですが、それは是非、手に取って読んで悶えていただきたい。
誰も信用してこなかった女王様受けが、一途な攻めに綺麗で透明でちょっと本気すぎて研ぎ澄まされた感情ぶつけられて揺らいでいく様はやっぱりイイんですよね。この作品の攻めはへたれわんこというよりは、一途なヤンデレ攻めって感じがしますね。
本編でも言われてますが、攻めはエロいことするときにSっ気スイッチ入っちゃうんですが、それがまた萌えるんです~!
受けの方が年上で性悪でセックスもお金も大好きな女王様受けなのに、エッチのときはM入って、攻めがむっつりSだっていうのがたまりません。
いや~、久しぶりに大当たりな本に出会えて幸せでした。
全力で、おススメです!