攻めザマァが楽しめると聞き、拝読しました。
序盤では攻めの怠惰極まりない言動こそ気になるものの、この時点では攻めが捨てられても攻めザマァとまではいかない感じでした。
しかし中盤、やはり今までのは単なる序章にすぎないのだと悟りました。
攻めの言動が本っっっ当に酷いです。
捨てられて当たり前です。
その後は攻めザマァ展開。
すぐ許してしまう受けなので、どうせすぐ許すんだろうなと思っていたらかなり粘ったので面白かったです。
因果応報なのに攻めが可哀想に見えてくるところまで追い詰められて追い詰められて...
最後はしっかりハッピーエンドでした。
なんか心配だけど...幸せに暮らしてほしいです。
とても人気のあるBL小説だというのは認識していたのですが、如何せんファンタジーが苦手でなかなか挑戦できず...
今回コミカライズされたので、「漫画ならいけるのでは?」と思い切って読んでみました。
いま考えると意味不明ですが、『緑土なす』というタイトルの意味すら、緑土にナスが実る?みたいな感じだと思っていたのです。
枯れた大地を異能によって生まれ変わらせ、緑土を成すという意味だというのを知って、BL小説である以前にとても夢のある壮大な作品なんだなと思いました。
コミカライズも続くのかな?
だとしたら続きもとても気になっているので是非拝読したいと思います。
小説の方はまだ読めるかわかりませんが、挑戦してみたい気持ちが湧いてきました。
大好きなみーち先生の新刊!
みーち先生のピュアラブからしか得られない栄養があるのです...
今作は昭和生まれ上司とZ世代部下のお話ということで。
コミカルながらも切なく、すれ違うふたりが描かれていてとても良かったです。
ネットの記事を見れば「Z世代は〜」と一括りにするものばかりで、逆に「昭和生まれは〜」と一括りにする記事もあって。
ひとりの人間としてお互いに色眼鏡なしで向き合うという、当たり前っちゃ当たり前のことがなかなか難しい時代ですよね。
作中のふたりも散々すれ違いましたが、最後にはしっかり向き合うことができてよかったです。
restaurant koukyu で吹き出しました。
(上下巻あわせての感想です)
秋平しろ先生はお初でした。
やや独特の絵柄でなかなか手を出せずにいたのですが、今作は大好きなオフィスラブということで、ついに踏み出してみました。
そして、完全に虜になりました!
絵柄、ストーリーのテンポ、台詞選び...どれもこれも完璧でした。
苦手で避けていたはずの絵柄も、作品の魅力を最大限に引き出す要素で。
ネガティブにネガティブを重ねたような性格の青柳くんが上巻の終わりから下巻の始まりにかけて急に大暴走したのち、完全に思い込みの沼に沈んでしまうところが切なかったです。
一時はどうなるかと思われましたが、最後には大満足のハッピーエンドで良かったです(泣)
市川けい先生は『こっち向いて笑って』や『スロースターター』シリーズのストーリーや雰囲気が大好きなので、今回の新作も楽しみにしておりました。
幼馴染のふたりが日常の中で自分の気持ちに気づいてゆく、飾らないストーリーが素敵でした。
ややあっさりした印象ですが、大きな事件などもなく平穏な気持ちで読み進めることができるというのもとてもよかったです。
あすかコミックスさんでは2015年の『ハローアゲイン』ぶりのようですね。
ストーリーが平坦ではありますが、カラーイラストが贅沢にたっぷり収録されているので、市川けい先生の画集のような側面もあって大満足の一冊でした!
連載が始まったときにたまたま見つけて「ラブコメかな?単行本になったら読もう!」程度に思っていたのですが、予想の斜め上をいく最高に素敵な作品でした。
連載、追っておくべきでした......
絵柄もストーリーも、何もかも全てが素晴らしいです。
恋愛に対して臆病になってしまう気持ち。
何も考えずにいるわけにはいかない、このふたりのような年齢だからこその葛藤が描かれています。
シリアスで心理描写中心の作品が最も好きなので、完全にストライクゾーンど真ん中でした。
こちらが初コミックスとのことで、これからの作品もとても楽しみです。
続編希望です。
どうぞよろしくお願いします。
(小林のスピンオフがあったら読みたい!と思ったんですが、作中では完全に性格の良い脇役キャラ的な立ち回りなので、小林を主人公にするのは難しいかな...)