腐男子のSHINOさんのマイページ

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エキスパートレビューアー2023

男性腐男子のSHINOさん

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史実に基づく究極の純愛

1939年、上海租界。
国籍が入り乱れ、魅惑的で独特の熱を帯びた街。

名家の子であるレイモンドと、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、幼い頃から共に育った間柄。

でも時は残酷で、レイモンドは名家の後継である以上、然るべき教育を受ける必要があって。

抗えぬ国籍と身分の違いや、忍び寄る戦禍。

様々なものがふたりを巻き込み・・・。


エドワードのひたむきな愛に、何度も涙が流れます。

淡々と精細に語る文章によって、様々な情景がありありと浮かんできます。

まるで映画を観ているようでした。

名作です。

お見事な攻めザマァ作品

攻めザマァが楽しめると聞き、拝読しました。

序盤では攻めの怠惰極まりない言動こそ気になるものの、この時点では攻めが捨てられても攻めザマァとまではいかない感じでした。

しかし中盤、やはり今までのは単なる序章にすぎないのだと悟りました。
攻めの言動が本っっっ当に酷いです。
捨てられて当たり前です。

その後は攻めザマァ展開。
すぐ許してしまう受けなので、どうせすぐ許すんだろうなと思っていたらかなり粘ったので面白かったです。

因果応報なのに攻めが可哀想に見えてくるところまで追い詰められて追い詰められて...

最後はしっかりハッピーエンドでした。
なんか心配だけど...幸せに暮らしてほしいです。

鈍器BL小説のコミカライズ

とても人気のあるBL小説だというのは認識していたのですが、如何せんファンタジーが苦手でなかなか挑戦できず...
今回コミカライズされたので、「漫画ならいけるのでは?」と思い切って読んでみました。

いま考えると意味不明ですが、『緑土なす』というタイトルの意味すら、緑土にナスが実る?みたいな感じだと思っていたのです。
枯れた大地を異能によって生まれ変わらせ、緑土を成すという意味だというのを知って、BL小説である以前にとても夢のある壮大な作品なんだなと思いました。

コミカライズも続くのかな?
だとしたら続きもとても気になっているので是非拝読したいと思います。
小説の方はまだ読めるかわかりませんが、挑戦してみたい気持ちが湧いてきました。

今の時代にありがち?なすれ違い

大好きなみーち先生の新刊!
みーち先生のピュアラブからしか得られない栄養があるのです...

今作は昭和生まれ上司とZ世代部下のお話ということで。
コミカルながらも切なく、すれ違うふたりが描かれていてとても良かったです。

ネットの記事を見れば「Z世代は〜」と一括りにするものばかりで、逆に「昭和生まれは〜」と一括りにする記事もあって。
ひとりの人間としてお互いに色眼鏡なしで向き合うという、当たり前っちゃ当たり前のことがなかなか難しい時代ですよね。

作中のふたりも散々すれ違いましたが、最後にはしっかり向き合うことができてよかったです。

restaurant koukyu で吹き出しました。

おっさん最高

ダヨオ先生の新刊!

あらすじもチェックせずに読むほど全幅の信頼を寄せているのですが、予想を遥かに超えて最高of最高でした。

おっさんBLの傑作がまたひとつ誕生です。

アラフォー、アラフォー、アラフォーと、とにかく年齢を気にする春江さん。
自分のアイデンティティすらも曖昧になっていたところに現れた、ありのままの自分を愛してくれる藤嶋さん。
それは惚れちゃいますよね。

ダヨオ先生、流石です......
外れなしです!

なんじゃこりゃ〜〜〜!

(上下巻あわせての感想です)
秋平しろ先生はお初でした。
やや独特の絵柄でなかなか手を出せずにいたのですが、今作は大好きなオフィスラブということで、ついに踏み出してみました。
そして、完全に虜になりました!

絵柄、ストーリーのテンポ、台詞選び...どれもこれも完璧でした。
苦手で避けていたはずの絵柄も、作品の魅力を最大限に引き出す要素で。

ネガティブにネガティブを重ねたような性格の青柳くんが上巻の終わりから下巻の始まりにかけて急に大暴走したのち、完全に思い込みの沼に沈んでしまうところが切なかったです。

一時はどうなるかと思われましたが、最後には大満足のハッピーエンドで良かったです(泣)

深〜いお話

あらすじがとても魅力的で「これは読まねば!」となった御本。

失礼ながら割とライトな感じを想像していたので、冒頭から主人公の仕事に対する姿勢やら何やらが丁寧に語られていて驚きました。
とても素敵でした。
そして勉強にもなりました。
その後も登場人物の内面が中心に据えられた描写が印象的です。

主人公の拗らせ具合もよかったです。
あらすじの通り、休日にボランティアでやっていた着ぐるみを纏った状態での人生相談に、親友がやってきて自分への恋心を告白してくるというまさかまさかの展開。
どうなるのかハラハラドキドキでした。

家、それは聖なる空間

家族というものを知らないがゆえ、作成した建築デザイン案をがらんどうと評されてしまった綾斗。
そんなとき、偶然出会った親子のおかげで......

美しく聖なるものに優しく触れるような気持ちで読んでいたのが、読み終わる頃にはすっかり包み込まれている、そんなお話でした。

綾斗は立派な人材になりそうだし、都倉さんも益々素敵なドクターになりそうです。
ひたすら可愛かった凜くんがどう成長するのか、15年後くらいのお話が読みたいなと思いました。

市川けい先生のファンブック

市川けい先生は『こっち向いて笑って』や『スロースターター』シリーズのストーリーや雰囲気が大好きなので、今回の新作も楽しみにしておりました。

幼馴染のふたりが日常の中で自分の気持ちに気づいてゆく、飾らないストーリーが素敵でした。
ややあっさりした印象ですが、大きな事件などもなく平穏な気持ちで読み進めることができるというのもとてもよかったです。

あすかコミックスさんでは2015年の『ハローアゲイン』ぶりのようですね。

ストーリーが平坦ではありますが、カラーイラストが贅沢にたっぷり収録されているので、市川けい先生の画集のような側面もあって大満足の一冊でした!

予想外すぎました

連載が始まったときにたまたま見つけて「ラブコメかな?単行本になったら読もう!」程度に思っていたのですが、予想の斜め上をいく最高に素敵な作品でした。
連載、追っておくべきでした......

絵柄もストーリーも、何もかも全てが素晴らしいです。
恋愛に対して臆病になってしまう気持ち。
何も考えずにいるわけにはいかない、このふたりのような年齢だからこその葛藤が描かれています。

シリアスで心理描写中心の作品が最も好きなので、完全にストライクゾーンど真ん中でした。

こちらが初コミックスとのことで、これからの作品もとても楽しみです。

続編希望です。
どうぞよろしくお願いします。
(小林のスピンオフがあったら読みたい!と思ったんですが、作中では完全に性格の良い脇役キャラ的な立ち回りなので、小林を主人公にするのは難しいかな...)