どれも可愛くてハズレなしの短編集。表紙のホントク先生は表紙とは別にイラスト1枚のみです。
①まんぷくてい
タイトルはダサいけど(失礼)えっちで可愛いです。『淫紋空腹』に悩むリーマン?が二人がかりのマッサージでトロットロにされちゃう話。作画がとても好き。
②淫紋シール
友達にシール貼ったらえっちな感じになってそのままイタしちゃう話。トンでもストーリーですが受ちゃんが可愛いし、トロッと出てくる白いやつがとってもえっちです。
③歳の差カップル×あやしい薬
飲まされちゃう!のではなく、自ら飲みに行くタイプの受ちゃん(年上)。結局あの薬がなんだったのか種明かしはなく・・・。作画、特に攻くんのお顔が好みで眼福でした。
④淫魔×ホスクラ
短編だから仕方ないんですが!これは展開が早すぎるし設定モリモリ笑。まずお姉ちゃん!どうして弟を!からはじまり・・・。共鳴するのは初めてのタイプで面白いなと思います。
⑤腐男子カップル
年下×年上のゲームからはじまる(説明がむずい)お話。受ちゃん性格はインキャっぽいんですが外見はそんなことなくてちょっと脳がバグりました。えっちシーンに腐の妄想が詰まってて好。
⑥ヤンキーくん
地蔵の呪い?応援?で淫紋が出ちゃったヤンキーくんと、ヤンキーくんに逆レ(といっても攻くんは望んでいたので痛くないです)されるクールなDKの話。汁がすごい。
二人の関係があまり進展しない&エロなしと聞いて完結前に買うか悩んでいたのですが、リブレ30オフセールで購入。
流石はウノハナ先生、行為ほぼナシでもなんという色気!
今作は高校の同級生で、探偵と元ヤクザな探偵助手のバディもの。元ヤクザな受くんが腕っぷし強強なのか?と思いきや、そこは体格差もあり攻くんのほうがパワー系、という設定がなかなかたまらない。それでいて好きすぎて受くんの言うことはなんでも聞いてあげちゃう攻くん。でも甘々な感じではなくて!クールで!絶妙!!!!このあたりが、ほんとウノハナ先生は天才だナと思います。
1巻は二人の関係性的にも物語的にも序盤。ここからどんなふうに展開されていくのか楽しみです。
安斎くんとセノくん、大学生へん!
違う大学に進学し、お互いの世界が広がっていく中で、不安になったり、ゆるくケンカしたり。
セノくんがバイト先の頼れるセンパイと仲良くなることにたいする安斎くんの不安。自分たちのルームシェアの話を持ちかけた矢先、母親から再婚すること、今いる家を離れることを告げられて、家族のカタチがなくなってしまうのではないかというセノくんの不安。そして、男同士で付き合っていることを知られたら、友だちに気持ち悪がられるんじゃないかという、二人の不安。
どれも言葉にすれば前に進むけど、それが良い方向にむかうとは限らなくて、不安ばかりがつのる。そんな中、例の先生がくれた言葉で、安斎くんの心は軽くなり・・・。
大きな事件が起こったりはなく、優しい人ばかり出てくる、でも切ない1冊。個人的にはミカミくんがとても好きなので幸せになってほしい!
一年留年してる一匹オオカミ系DKとワンコ系ニコニコDKのお話。
一匹オオカミくん(セノくん)の過去がなかなかハードでハラハラしましたが、周りの大人の優しさや理解もあり、一巻終了時はひどまずハピエンです。セノくんもそこまで拗らせていないのが良かった!
セノくんは元不良なのですが、今は落ち着いており、親想いの良い子。一方の安斎くんはあったかい家庭で友達に囲まれて過ごしたんだろうな〜という感じの典型的ぽやっとDK。
綺麗にまとまっていますが、これまでは友人関係がメインだったので、恋人な二人は2巻でたっぷり読めそうです。
過去が重い以外はライトめで初心者にもおすすめです。
常に誰かに愛されていることを確認しないと生きていけない栗原くん(ゲイ)と、寡黙で世話焼き、どこからどー見てもノンケな同僚の話。
あずみ先生のどうしようもない、でも憎めないキャラクターたちが大好きなんですが、今作はちょっとアンバランスな感じがしました。というのも、桃井くんがイイやつすぎる・・・!
何に置いてもきっちりしていて、栗原くんのことを心配し、すぐに身体の関係をもったりしない桃井くんと、隙あらば、しかも“つい”という感じで求めてくる倉原くんという関係性が!片務的(たぶん日本語として変)すぎて!かんっぜんに好みの問題なんですが素直に萌えられませんでした。
きっと桃井くんは栗原くんを幸せにしてくれるんだろうけど、栗原くんのあれやこれやで引き続きモダモダしそうな予感・・・!
大好きな先生の作品ですが、今作は萌ひとつです。
ワンコ系大学生と天才パティシエのお話。
いつもは【エロなし】を確認したら読まないんですが(シモの欲望が強いヲタク_(:3 」∠)_)こちらは試し読みを読んですごく気になって買いました!
まず、ケーキがめちゃくちゃ美味しそうなんです。ヴィオレットうつくしい・・・!そのほかの作画もほんっとうに美しくて、カラーじゃないのが悔やまれます。
レビューを書きにきて、芹澤先生が『ホワイトライアー』と『秘め婿』の作者でもあることを知り!!!!本作を読んでキラキラ系のピュアBLの専門家かな?と思っていたのでビックリしました。天才では??
今作のストーリーは、ラブよりもケーキ屋さんの日常。人間ドラマ、とまではいかないまでも、パティシエ・洋さんの物語を中心に丁寧に描かれています。ヤな人が一人も出てこないのと、全体に漂う穏やかな雰囲気が元気いっぱいな香月くんをいい感じに包み込んでいて、賑やかになりすぎずとても読みやすい一冊。
テイストは異なりますが、先生の他の作品がお好きな方にもぜひお勧めしたいです!
まず、表紙が優勝してる。毎回毎回楪くんの超絶可愛くてなかなかに際どいイラストが表紙です。天才。これだけで一発イケる。
トキワの友達の彼女なカナちゃんのイヤ〜な感じを残しながら、受験前の二人は親のいない楪宅でお勉強デート♡からの、いつもよりだいぶゆったりなえっちへ♡♡奥に入ろうとするときのtnkはなぜ鳴き声(鳴き声?)が『ちゅむ』なんですかね、、_(:3 」∠)_悶
そして映り込む卒アル。カナちゃんと楪くんの因縁?が明らかに・・・!逆恨みでしかないんだけど、わかるなぁ。無自覚に人を傷つけてしまうところがあるよねえ・・・ルッキズム憎し。一方で、いつまでも可愛くなりきれない楪くんの性格が、人間は完璧でないことを教えてくれます・・・!
おまけにはここで終わるのか!と思っていた拘束セッ♡♡がきっちり収録されてます♡