幼馴染である父親にかつて片想いしていたらしいオジサン(受)と、その父親の息子である男子高校生(攻)。
この組み合わせによるBLとなると重く暗い展開に行きそうなものなんですが、こちらの作品は良い意味で軽妙で明るかったです。
大人びててしっかり者だけど年相応に嫉妬したり拗ねたりする攻・千ちゃん(CV.八代さん)も、
子どもばりに純粋無垢なくせにド淫乱で大層手が掛かる受・敏孝オジサン(CV.平川さん)も、とにかくかわいい〜〜〜!
ハイスペ世話焼き男子高校生と頭ゆるふわ生活力皆無オジサンが繰り広げるドタバタコメディエロ、色々ひっくるめてかなり癖強な部類に入るかと思いますが私はすきでした。
そして笑えるやり取りを挟みつつも、えっちなシーンはしっかりえっっっっっちな辺りはなんかもう流石の平川さん…といった感じで…。とろっとろでした…。
鼻水垂らしながらの泣き喘ぎがうますぎるしバキュームフェラのとんでもない再現度はなんなんですか………???自前SEに定評のある方ですが今回もその技術を存分にふるってくれていました(??
脳イキもあります。本当に表現の鬼過ぎて恐ろしい。
そして八代さん、今回が初の攻め役と後から知ってびっくりしました…!
反抗期&思春期男子のかわいさもありつつも、余裕なくがっついていく時は年下攻めのかっこよさも見せてくれるので、これはオジサンがズブズブになってしまうのもしょうがない…。
22歳差の法的にアウトなカップリングな上にダイレクトなワードも飛び交ったりもするけど会話のテンポが良いせいか全体的に爽やかというか…クスッとなりつつ楽しく聞けました。
ちょっと間の抜けたBGMも、お話の空気を壊さずいい味出してます。
1〜2巻に収録されている米国×しろ編です、ふたりのパートはほぼ原作どおり。
斑類の解説や耳だけでは解らない視覚情報などはその都度適切に、遊佐さんが息を切らしながら教えてくれます。
原作未読状態でも、CD2弾目のこちらからいきなり聴きはじめても大丈夫❗️な親切設計。
米国(@子安さん)、いつでもどこでもダルそ〜〜な、デカくてのっそのっそと動いてる感じが出てる、ゆる〜い低音…!!!
軽薄で冷めてるように見えて実際は嫉妬深いし独占欲も強いしで子どもっぽいところが多分にある、そんな大変手がかかる米国をど真ん中で演じてくれていました…。
そして、"イインチョ"発音がかわいい。"委員長"じゃなくて"イインチョ"。
ほんとにかわいいので数多の人類に聞いてほしい。
生真面目で落ち着いた性格から時折のぞく一途な健気さにグッとくる、委員長こと しろ(@平川さん)。
いたいけで無防備な泣き声は心が痛むと同時に虐めたくなる程かわいらしいので困る。
あとはもう…濡れ場になった途端の色気が本っっっっっっ当に凄まじくて……通常時の清潔さと相まってギャップがとんでもないですさすがの平川さん…。
米国脳内イメージの色気溢れる魔性のイインチョにも説得力(?)がありました。
子安さんの声がついた事で米国は不遜ぶりが、平川さんの声がついた事でしろはいじらしさが、それぞれより強調された結果、
米国がしろに対して心無い拒絶をする度にコラーーーーーー‼️と思う気持ちが増したんだけど当のしろが米国大好きすぎるせいで傷つきながらもすべて受け入れてしまうから俺たちは何も言えないんですよね……リーゼント&スキンヘッドの歯痒い気持ち、わかるよ…。
でも、なんか知らんけどイインチョが他の男と仲良くしてるとイライラムカムカするしイインチョの事考えるとムラムラするし…とグルグル思い悩んだり、無意識下でしろの体温を求める事がやめられない米国もかわいいんですよね……恋心を捨てきれないイインチョの気持ち、わかるよ……。
原作を読んだ時から大好きなCPでしたが、おふたりの演技のおかげでより好きが深まりました…。
(以下ラストのネタバレ含む米しろの話です)
いいんちょ、色んな意味で野郎にモテるのに肝心の本人が無自覚鈍感ヒロインだから、これ両思い後は米国のストレスやばいんじゃ……………?と思った矢先に断絶種(重種)とかいう超弩級の希少価値(きらきら白銀髪のオプション付き)まで加わってしまったものだから今後より牽制相手が増えそうで………がんばれ米国……という気持ちになりました。
というか改めて鰐(蛟重種)×狼(犬神人重種)という字面で見ると、めちゃくちゃ肉色‼️強‼️‼️パワーカップル‼️‼️‼️って感じなのに、蓋を開けたら傲慢不良×健気優等生なのズルくないですか……???
斑類のパワー的には拮抗してる筈が、圧倒的に米国が貪る側に居るのはしろがそうされる事を望んでいるからだよね……と思うとときめきで胸が苦しくなる…。
原作未読。前知識はおおまかなあらすじのみという状態で、キャストに惹かれて購入。
20年ほど前の作品で"愛人契約"という単語から、スピード情事かつ歪で湿度の高いものを想像していたのですが……良い意味で予想を裏切られました。
冒頭こそ飛ばすものの、距離が縮まっていく過程は焦ったいほどゆっくり丁寧に描かれています。めっちゃくちゃストレートに恋愛してる〜〜……!!!(嬉)
愛人として囲われる事になった攻(大槻)の方が乗り気で迫るも悉く袖にされ、仕事は出来る反面あまり生活能力の無い受(朝比奈)の世話をやく事になり。
これじゃあ愛人じゃなくて家政婦じゃないか……と愚痴る攻がかわいい。
おかえりただいまの挨拶を交わし合って、同じ食卓でオムライスを突いたり鍋を囲んだりとあたたかな生活にほっこりしました。?こんなにほんわかとしていていいのか????(かわいい)
愛人契約と同時に雇用契約(受からするとこっちが本命)も結ぶわけですが…一向に履行される気配のない愛人契約に文句を言いつつも、カフェでのお仕事はしっかりとこなしていく大槻マネージャー。
大槻も朝比奈も自分の仕事に対して情熱を持っているタイプなので、勤務中に交わされる仕事絡みの会話も聴いていて充足感がありました。生き生きとしていて楽しそうで…。
そういった時間を共にしていく中で、ビジネスパートナーとしての関係性も徐々に確実に深まっていく様子が描かれているところも、いいな〜と思ったポイントでした。
恋愛感情以外の部分でも信頼関係があるカップル、好きだ…。
さっぱりとした嫌味のないシゴデキの男前・大槻(攻)を森川さんが、
仕事一辺倒でクール(と見せかけて純情天然)な美貌の若社長・朝比奈(受)を平川さんが、それぞれこれ以上ないほどピッタリに演じてくださっています。
常に自分の気持ちに正直で少し強引なところもありつつも、一歩引いて相手を受け止められる度量の広さも持ち合わせている大槻(@森川さん)がまぁ〜〜〜〜かっこよくて……。
そんな大槻にわかりやすく惹かれているのにどうにも素直になれず、素っ気なく突っぱねるも話が進むごとにどんどん柔らかい部分が見えてくる朝比奈(@平川さん)もまぁ〜〜〜〜〜かわいくて………。
確かに惹かれ合ってるのになかなか距離が縮まらない、モダモダするような絶妙〜な関係性の空気感はもうさすがの演技力…としか言えません…。
他にも好きだな良いなと感じたところは、作中の言葉選びと音楽。
きちんとした品のある文章で、会話文もテンポが良く聴きやすかったです。
それを抜群の演技力を持った声優さんたちが読み上げてくれるので、何気ない会話ひとつひとつにも聴き入ってしまうような魅力がありました。
前述の主演おふたりは勿論のこと、朝比奈の秘書兼執事である宗方(@麦人さん)も聴いていて非常にたのしいキャラ。
コミカルな面を持ちつつも隙がない切れ者爺やなんて……オタクみんなが好きなやつ…。
そして音楽が地味にとっても良い…。
特に、ピアノにチェロが重なるテーマ曲が…甘やかであたたかいけど、ほんのり切ないメロディが作品の雰囲気によく合っていて。
折々に流れるこちらの曲ですが、物語後半の想いが通じ合う大事なシーンでは一際光っていたように感じました。
この曲が有るか無いかでは、シーンの印象が全く違うものになっていたんじゃないかな…と思うほど…。
王道的なラブストーリーのかたちをとりながらも、文章・キャスト・音楽総じて造りが丁寧で質がいい…。
気がつけば結構なリピートを重ねています。
思いがけず良い作品に出会えました…。
後日談付きの原作も電子書籍で購入したので、読むのがたのしみです。
くっ付いた後の大槻×朝比奈なんてそんなのもう絶〜〜〜〜〜〜〜〜対にかわいいので大変な事になってしまう…私の顔が……。
本当にかわいいんですこのふたり……結局双方初めて会った時から惹かれていた、と最後まで伝えられないところとかほんとに…。
[追記]
後日談読みました。お互いにベタ惚れなふたりが元気に痴話喧嘩している姿が見れて大満足です…!
音声化されていないのが悔やまれる…
大槻(@森川さん)の"諒"呼びも、まだ呼ばれ慣れてなくてもごもごしてる朝比奈(@平川さん)も聞きたかった……。