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読み応えがある深い話

ノベルスでしかも二段組み…本を開いた瞬間に怖じ気づきましたが、みなさんのレビューを信頼して読み進めること数ページ。
そこでもう、二段組みなんて苦ではなくなるくらいお話にのめり込んでました。

主人公の二人ともが不遇の人生であり、その人物の背景が暗くてそして深いです。
物語を彩る周りの人たちも、個性的というか…本当にお話の中で生きてるんだなと感じる自然さ。
こういう人いるいる…!と感じるリアリティがありました。

お話はこれでもかというほどの不幸とやるせなさ。
設定自体がずるいくらい悲しいので、泣くものかと悔しくなりつつ…
やっぱり涙を我慢できませんでした。
ずるいです。こんな設定じゃあ泣ける話になるのは必至…!
でも、本当に泣ける話に出来るのは佐田先生の文章力の成せる技なんでしょうね。

なんだか、雰囲気がBLではなくJUNEのようで、昔っぽさというか…
なぜか懐かしい気持ちにもなってしまいます。不思議。

ハッピーエンドが当たり前で、ほんわか明るいBLが好きな方には合わないかもしれませんが、たまにはこんな深くて暗くて切ないお話もいいものです!

さすがの典雅先生…!恐れ入ります。

待望の『嘘と誤解は恋のせい』スピンオフ!ということで、朝一で本屋さんに駆け込んでしまいましたー。

今作では、前作の和久井×結哉カップルを誕生させた功労者であり、キューピッドの騎一先輩が主人公です。
発売前にあらすじをチェックしただけでも、「典雅先生…「俺が産む」とは何事ですか…?」とあまりの独創性に戦々恐々(笑)としていましたが…

本屋さんで目にした時も、
『ワケあって、受胎したんだ、俺』
という帯に我が目を疑いましたw

BL小説ってわりとあらすじや設定を見るだけで、ストーリーが大体推理できちゃうというか…
あまりに予想通りに展開する作品ばかりだったりもしてガッカリすることも多いのですが…。

典雅先生だけは予想できないなっ!

と、前から思っていましたが、今回読んでみて更に頭が下がる思いでした。
今後も是非BLに新たな風を送り込んでいただきたいです。

つまり、みなさん。読んでみてください。
逆に、ネタバレしてから読んでしまうともったいないお話です。

あと、和久井×結哉カップル好きにも朗報です。
小説 花丸 初夏の号に付録でついてきたドラマCD『本音と妄想は恋のせい』の完全版が収録されています。
ドラマCDでは…まぁ、出来ないであろうその後の濡れ場てんこ盛り、ネタたっぷり、和久井さんの変態っぷりの上昇具合も半端なく…(笑)
ラブコメ好きな方には特にオススメです!