nisoninさんのマイページ

レビューした作品

女性nisoninさん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

BL界の壮大な”もの●け姫”

「千家伊織さんという凄い人が出てくるらしい」という知識のみで購入してプレイした作品です(笑)
大正浪漫な、ロマンティックが止まらない作品かと思ったら、軍部や富国強兵etcの世界観を背景にした重厚かつ壮大な歴史物語でした。
『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』のような、ほのかに耽美な世界かと思ったら、がっつり死霊や怨霊系の薄暗い要素が満載で、途中、女の顔がでろーんとなるスチルには驚きました(知らなかったからw)。

地の文が難易度高めなので、若干、オススメしにくい作品です(そこでマイナス1)。私個人は大正~明治の文学を、昔、鬼のように読んでいたので、そこまで抵抗はありませんでしたが、それでも、「これは、好き嫌いが分かれる一因になっちゃうだろうな」というくらい、地の文が重かった。ただ、好きな人には堪らないです、垂涎ものです、きっと♪

そして、Hシーンでの京一郎さん(主人公)。ウブなのか手馴れているのか、よく分からない踏ん切りのつけかたがあって(笑)、そこでマイナス0.5点(笑)
あとは、どうしても、一部、説明台詞&説明文っぽく感じた点があったので、そこでも0.5点マイナスとしました。例えば「今、何時だ?」→「○九四ニ(マルキューヨンニー)です」→「9時42分か。開始から42分だな」とか。何か釈然としないw(くどいw)
世界観を大事にしたくて、こだわりありきで書かれた文章なのは分かるのですが、その分、小回りの利かない雰囲気を感じてしまいました。

攻略は、巷で推奨されている(?)、時雨→館林→千家→ミサキで。
最終エンディングで千家さんが館林さんに、そこそこ大事にされているのが、個人的に萌えました(笑) うんうん、館林さん、あの人を大事にしてあげてください。目を離すと、すぐ崖から飛び降りそうな人なので←

しかし、噂通り千家さんは凄い人でした。
京一郎(主人公)と感応し合う背景も、しっかり描かれ、その分、4人のルートの中で、一番、濃かったように思います。いろいろと。
だからこそ、エンディングに、もう1パターンくらい、その、逃避行アハハウフフ的なものがあると嬉しかったな、という欲張りな思い。←

<攻略キャラの印象>
時雨:安定感のある世話焼きヒーロー。
館林:職務や感情に揺れまくる中間管理職。
千家:信念を貫くが故に、突き抜けちゃった人。
ミサキ:包容力と甘ったれの同居した大きなキャラ。

死霊や生霊、魂魄、調伏、その手の類が好きな方にオススメしたい作品です。個人的には「萌える」というよりも、「じわじわと世界を愉しむ」という印象の作品です。
ちょっと古めかしい単語や難読系の言葉も出てくるし、壮大なストーリーでボリューム満点なので、その分、ゆったりじっくりプレイしたい時に、是非、お煎餅を片手に、トライして頂きたいです。お煎餅片手に!

BL界の”紅の●”(笑)

今更プレイした、遅咲きFANですが、流石は一般乙女にも知られている作品だと、唸りました。5年以上前の作品ですが、全く色褪せていません。
とにかく世界観が、爽快かつハードボイルドで、楽しめます。
パンチの利いたストーリーや表現が秀逸(伏せ字や禁句も、無駄なく、かつ必要なところに、ちゃんと効いているスパイスです)。

BLだから男同士の愛を描く、という流れではなく、男と男が、それぞれの生き方を貫く中で、色々な形で身体を重ねるという選択をする、という…、説得力のある世界観が凄いと思いました。
それでいて、男臭さだけに終始しないで、粋でオシャレな色が見えるのは、イタリアンマフィアというキーワードのおかげなのかもしれません。
一部、恋愛に狂ってる変態さんもいますが(笑)

甘さだけではない、癖のある世界は、一度は覗いて損はしない世界だと思います! どのキャラクターも魅力的で、必ず「お気に入りのキャラクター」が見つかると思います☆