子供の頃に掛けられた呪いってありませんか。
直接悪口を言われたわけじゃないし、直接嫌な態度を取られたわけじゃない。
だけど過去に見聞きした他者の言動が、ずっと頭に残り続け、何か言おうとしたり行動しようとするたびにフラッシュバックしてしまう。
主人公の真夜くん(受)は、そういった呪いとずっと戦いながら生きてきた子でした。
その影響で、直接「嫌いだ」とか「迷惑だ」と言われたわけではないのに、どうしても他人の言葉や態度から不安を見出してしまいます。こういう時こそ信頼できる相手とゆっくり話す時間(一人で抱え込まない時間)が必要なのですが……荻野さん(攻)もまた悩んでおり、二人きりの時間が取れないことですれ違いの溝はさらに深まってしまいました。
お互いを想い合っているからこそ、避けたりすれ違ったりしてしまう二人が好きな罪深腐女子んちゅの私は嬉しいけど!!
嬉しいけど、この辺りのシーンが凄くしんどかった!!(喜)
悩んでいるとき、追い込まれているとき……一人の時間は癒しではなく、毒として機能してしまう事が多いです。
解釈の余地がある他者の言動を「付き合いの為だから仕方なく相手してくれていたんだ」と考えた途端、それを裏付けるための理由として切り貼りし始める。なんとなく自分のことを言われているようで、胸が苦しかった。
しかし真夜くんは、もうそれを繰り返しません。
荻野さんと過ごした日々は、彼が呪いから解き放たれるための力になっていました。相手と対話すること(相手を知ること)を諦めず、思い込みの連鎖を自ら断ち切る。真夜くん、なんて強い子なんだ……(泣)
荻野さんは荻野さんで、自分を使い潰すばかりの職場で働いていた時代、疲弊した精神が体を蝕んでいくような状態に陥っていました。そんな時、真夜くん(まひる)君の配信に心を救われ、現在の事務所にやってきています。
そんな過去を踏まえて前半の荻野さん→真夜くんの会話を見返したら、物凄く胸がいっぱいになりました……愛の循環が起こっている……尊い……。
自分の行いや言葉は、誰かを不安にさせたり、あらぬ勘違いを招くことがあるのは作中でも多く描写されています。しかし本作はそれだけでなく、「自分の行いや言葉が、巡り巡って苦しむ誰かの心を救うこともある」ということも印象的に描写しているように感じました。
体格差どすけべえっちにつられて買ったのによぉ……。
最後の両想いラブラブえっちの時点でもう視界がボヤけて仕方ねーよ……。
すけべシーンが大変どシコり申し上げ案件なのは勿論なのですが、真夜くんや荻野さんのように、一度でも社会の中で心がしんどくなっちゃったことのある人には凄く刺さる素敵な作品だと思います。
読めてよかった。
あと受けの中が締まり良すぎて、出した後のゴムが抜いた後も咥えたままなの滅茶苦茶えっっちすぎました。すみません、ここに城を立てませんか?