作品全体に流れる空気が優しく、楽しい。
コメディでギャクありなのにきちんとシリアスで、案外泣かせる。なんか盛だくさん。
ハッピーエンドで後味がイイのもおススメポイント!
シリアスな場面の次に唐突にギャクシーンが~で、爆笑!ってことが何度もあった。こ~いうのツボる 笑。
まず、主人公の組み合わせがイイ!スーパーポジティブで思い込みの強い強引なおじさまと素直で真っすぐな青年。
好きだな~、笑っちゃうほどの部長のこのポジティブさ! 途中シリアスなシーンになったときにハラハラしたけど、ラストでこのおっさんのスーパーポジティブさが帰ってきて、ホントいい性格してる。笑。おじさま大好きなので。主人公はちょっとネガティブな点もありそうだけど、基本性格が優しくて“いい子だなあ”ってほろりとしてしまう。
話の流れが自然で読みやすいと思う。女装した主人公がどうして上司とつきあうようになったのか、丁寧に描かれていて、うんうん、そりゃぐるぐるくるよね、そうなるよね~。ミスを庇ってもらったし、そりゃ惚れるよ、わかるよ~って読み進められた。
触れられなくて切ない…。だよね…。読んでる方も切ないよ、うんうん。罪悪感も強くなるよね。
ばれそうでばれない駆け引きに爆笑もんだったけど、どうしたってバレる時が来るわけで…。うわ~、こう来るか~。ってちょっと意外だった。篠原いい子過ぎだろ。けど、流されず、生きのいい青年になった感じ。
主人公が爆発した時“そうだそうだ!もっと言ってやれ!”と思わず応援。
でも、最終話で最後にお礼を告げた時の方がもっとグッときた。ほんまエエ子や…。
部長も最後はきちんとけじめをつけてよかった。決心してメールするところ、彼の男気ですね。そうそう、大人が先に折れてあげなきゃ。大人の包容力と器でね。笑。
絵柄で思ったのは男女の書き分けがうまい作家さんだな、と。篠原はきゃしゃで細い感じだけど、女装してもやっぱり身体が男な感じで…。ほとんで出てこないけど、女の西川さんを見ると柔らかい感じで。なんかそんなところがリアルでいいな~と。
もうちょいリクエストを言えば、主人公が女装を解いた時、“ほんとに篠原君なんだね~。うまく化けてたね~”としみじみ関心して欲しかったかな、スーパーポジティブ親父としては。笑。それと、やっぱりどんな濡れ場になるのかは興味ある。そんなときでも“ほんとに篠原くんなんだね~”って思うのかな。笑。
買ってから何度も読み返してる。ほとんど漫画は買わないけれど、友達に勧められて買ってよかった一作。ちょっとポジティブになれるお話です。笑。