16巻は、晴と零の本編の方が萌え要素が足りなく、その分を篁先生と夏生の小冊子の方で補給できたんで、萌×2です。
<ここからネタバレを含みます>
実は、本編は、「次は零の学校祭の話」と、私は勝手に期待していました。学校のわちゃわちゃが好きなんです。
私の勝手な期待は裏切られ、時間はいきなり飛んで12月。零の誕生日イベント回から始まりました。ここで、海棠家に親せき問題が起こります。
晴の性格はどっちかというと多分に父親似なのではないか?と、思いました。
この親せきのトラブルメーカー叔父さんの、これまでの尻ぬぐいをしていたのが晴の亡き両親だったとしたら…… お父さんは夏生の父親の借金も引き受けているし……
春子、これも離婚原因の1つかな? 確かに、いい人なんだけど、こういう身内限定で超絶お人よしになる性格の人が、夫というのは…キツい。ストッパーになるしかない。結婚の最中は、たぶん春子が諸問題をバッサバッサ蹴り倒していたのではないかと、勝手に想像しちゃいました。
だから、生前の海棠夫妻は、お金のために、仕事で飛び回っていたのか?
その後、零の進路問題へ…。
それにしても本編の方は、今後、来年零が18歳(成年)になるまであと1年(物語の時系列で。コミックスだと数巻分)、ソフトなイチャコラという、読者にとっての焦らしプレイになるのでしょうか。別にエロが見たい訳じゃないんですが、「家庭内交際宣言」して、既に内外ともに公認の仲になっちゃって、1年後までにこれ以上の恋愛イベントはあるのか?と思うのです。これは零の成長を愛でるマンガなのかな。せめてドラマが劇的になることを希望します。
小冊子の方は、年の差カップルではありがちな、王道のジェネレーションギャップ問題。
これは萌えました。
王道でも良いものは良い。
エロも堪能出来て、購入するなら小冊子付きがお薦めです。