chill chill ちるちる


2008年度ランキング特集


2008年度小説ランキング総評
評者:編集部さん
小説はコミックに比べて、読破に時間がかかるということでしょうか?2008年以前に出版された作品が多くランクインしました。木原、英田人気がここでは吹き荒れましたぁ。

【小説編】
1位  木原音瀬  『NOW HERE』 蒼竜社
「2008年度小説ランキング総評」揺るぎない人気と実力で、数多くの読者を夢中にさせる木原先生ですが……、ちるちるユーザーの熱は、チマタのそれよりさらに1、2度高いと思われます。オープン当初からユーザー様の絶大なる支持を集め、この度見事、初年度1位です(^O^)/ パチパチ 編集部といたしましては、まだオープン間もない頃、閑古鳥鳴くサイト上での特集が思い出深いところ。先生、これからも頑張ってください! ちるちるも頑張るぞ~☆

2位  かわい有美子  『透過性恋愛装置』  笠倉出版社
「2008年度小説ランキング総評」年下攻めもいいですが、こういうステキな大人の男が攻めるのもやっぱたまらんでしょ~! ってな感じの一冊。受けの嫌な奴っぷりは皆様のレビューでよーく分りました(笑) そして、読んでみてH度標準なんだけど、エロいってのもよーく分りました。傲慢な受けに対し、普段は諭すように、セックスではイヤらしく、上手いこと接して夢中にさせてしまうオヤジがたまらない! 方々での高評価に納得の名作です。

3位  木原音瀬  『FRAGILE』  アスキー・メディアワークス
「2008年度小説ランキング総評」3位にも木原作品! どの方のレビューにも特別な思いが感じられ、改めてその圧倒的な存在感を感じます。が、正直、先生の作品て、レビューを見て怖気づいてしまうこともしょっちゅう(>_<) 『これBLの感想?』な言葉と文がツラツラ……。とはいえ結局読んでしまうのだけど……。読む時はせめて自分自身が健康な時に! じゃないと気圧されます! さて、今年度は何作の木原の作品がランク入りするのやら!?

4位  英田サキ  『DEADLOCK』  徳間書店
「2008年度小説ランキング総評」言わずと知れた英田先生の名作! レビューでは『映像を感じる』との声がちらほら。重めの題材ながらテンポが良いのでスラスラ読めます。ちるちるでは神率100パーセント。初心者さんもこの機会にトライ!




5位  高将にぐん  『キミログ』  白泉社
「2008年度小説ランキング総評」発売は2007年ですが、ちるちるでは今年に入ってから、にわかに票が集まりだした作品です。なぜかハードな内容の作品が目立つこの小説ランキングにあって唯一(?)の和み系。今後も高将先生に注目だ~。




5位  木原音瀬  『美しいこと 上』  蒼竜社
「2008年度小説ランキング総評」宙出版様「このBLがやばい!」では小説部門1位に輝いたこちら、他の木原作品同様、心を大いに揺さぶってくれちゃいますが、トーンにもあるように、“痛い”よりは“切ない”ので、比較的初心者向きかも。




7位  いつき朔夜  『午前五時のシンデレラ』  新書館
「2008年度小説ランキング総評」文章が上手い! 人物が魅力的! 普段は流し読みしてしまうこともしばしばなBL小説という分野ですが、この作家さんのような場合にはゆっくりと噛み締めながら読みたくなりますね。萌え属性に“方言”の追加を検討中。



8位  砂原糖子  『言ノ葉ノ花』  新書館
「2008年度小説ランキング総評」端的には表現しづらい作品。いろいろな要素が上手いこと混ざり合ってこの風味が生まれてるって感じ!? ところで皆様、言葉攻めって小説でも何でも、下手するととんでもなく萎えますよね。でもこの作品は上手かった~!



9位  英田サキ  『愛しすぎる情熱』  プランタン出版
「2008年度小説ランキング総評」コミック部門・小説部門合わせ、ベスト10に入った作品の中で最も発売日が古いのがこの作品です。そして、そして、某大手レビューサイトよりも投稿数が多いのもこの作品です(笑) 秀逸なレビューを早速チェックしよう!



10位  英田サキ  『エス』  大洋図書
「2008年度小説ランキング総評」ハードボイルド嫌いのBL読みは確実にいる! がしかし、これを読まなきゃ人生損をする! そのくらい言ってもいいと思える一冊です。捜査と萌えの二重ドキドキがたまりません。未読の方は是非。

このコラムに寄せられた感想
2009年03月11日 葡萄瓜
キミログ
当方が「キミログ」を読んだのは高将さんの
「猫耳サラリーマン」を読んだそのついでと言う
軽い気持ちからでした。
予備知識等は一切ございません。

…いや、我ながらと思える程に嵌りました。
ここまで暴走をそう言う展開抜きで書ける
その面白さに。
まだまだBLの奥行き味わいは深くなりそうで
ございますね。



コンテンツ
Page Top