chill chill ちるちる

BLはファンタジーの王様です

ファンタジーの中のファンタジーの醍醐味
  評者 編集部
 BL自体がファンタジーという声が強いですが、ファンタジー特集には、本当に幅広いジャンルのコラムが寄せられました。
擬人化、人外、獣と人間の交流、タイムスリップ、異次元、パラレルなどなど…本当にバラエティ豊かです。それぞれテンプレートは存在するのですが、作家さんがキャラクターに息吹を吹き込んで、生き生きと動き出しますね。
それにしても、作品のなかでもファンタジー成分の度合いがずいぶんとちがっているようです。基本設定にファンタジー要素が入っていて、あとは現実に基づいた設定というもの。その対極として世界設定もファンタジー、起こる出来事も物理法則を無視したファンタジーもの。
ファンタジーはちょっと苦手という読者も、前者の設定であれば、かなりリアルにのめりこめるのではないでしょうか。
しかし、ファンタジー作品というのは、世界構築の面白さもさることながら、もちろんBLですから、しっかりラブも成立させないといけません。
これはかなりきつい制約ですよね。作家の力量が非常にとわれるジャンルじゃないかと思います。この分野でおもしろい作品をリリースできる作家さんは一流!といってもいいでしょうね。
今回、読者から寄せられたコラムはどれも力作ばかり。この特集でみなさんファンタジーの醍醐味を存分にお伝えしたいと思います。

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