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大切な貴方の大切な日について

本品は「有能すぎる親友の隣が辛いので・・・」の
コミコミスタジオ特典カラーイラストカードです。

表面はカバーイラスト、
裏面に2人の新婚生活のお話が収録されています。

ルカがアルフレードと結婚してしばらくたったある日の夜
真っ青な顔のアルフレードが駆け込んできて
ルカを抱きしめます。

アルフレードは泣きそうな目で
「こんな俺でも嫌いにならないで欲しい」と懇願してきて・・・

ポスカサイズカードサイズ4段組にて
結婚した2人の様子を綴ったお話になります♪

アルフレードはまた何か思い詰めているようです。
この間「毎晩抱かれるのはちょっときつい」と話をしたら
「しつこい男は嫌いか」と落ちこまれたのです。

ルカは不安を覚えると眠れなくなる
アルフレードの健康は自分が守らないと!! とも思っているので
勤めて明るく何があったのかを聞き出そうとします。

すると父の説得や登用試験や結婚式で忙殺されて
"ネカの誕生日を祝う事を忘れていた"という
痛恨過ぎるミスなのですが

しかしながらルカも
アルフレードの誕生日を忘れていたので
お互い様なのですよ。

それほど忙しかったってことですよね (T^T)

なので"初心に帰って1回目のプレゼント"を
お互いらに送りあうというラブラブなお話でした♡

※他特典(レビュー済)
コミコミ特典はグスタフ視点のお話です。

グスタフ視点の小話です

本品は『嫌われ魔術師の俺は・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。

表面は表面はカバーイラストと同じモノクロイラスト
裏面に寄宿学校での出来事が収録されています。

第三王子であるグスタフは
健やかな眠りのためネムリバナの香水を使っています。

寄宿学校に遊学前、勉強が嫌で
「ネムリバナがないと眠れないから無理」と言ったら
学校に温室が建てられてネムリバナが移植されて
退路を断たれたために渋々入学した学校ですが
慣れると案外悪くありません。

全ての性とは平等という校則ながらも
大半の者に王族扱いされたものの
仲には額面通りに忖度しない生徒もいて
真の友情を得たグスタフは充実した日々を送っていたのです。

今日のグスタフは
睡眠に不可欠なネムリバナの香水を求めて
温室にやってきて・・・

ポスカサイズカードの三段組で
第三王子グスタフ視点の後日談になります。

グスタフの親友アルフレードが
大切に囲い込んでいる男がネムリバナを管理している
ルカなのですが

グスタフから見たら人畜無害そうな顔で
新作の試作品を売りつけてくるルカが護られているだけの
男には思えません。

そしてアルフレードに多大な好意を向けられている事に
気づいていないルカにも思うところはありますが
アルフレードとるかの関係を少し羨ましく思う
・・・という本編では見えなかった脇キャラ視点のお話でした。

本編ではグスタフはかなり傍若無人な王子様ですが
アルフレードを親友と思っているようでびっくりです。

誤解×誤解でいい感じに緩和してるのかな!? 
ってことはないと思いますが
見えない面が見えて面白かったです (^-^)/

※他特典(レビュー済)
コミコミ特典は2人の新婚生活のお話です。

天使様囲い込み大作戦

今回は侯爵家令息と男爵家次男のお話です。

睡眠導入剤となるネムリバナの育成に携わる受様が
寮で同室になった攻様に落とされるまで。

受様の家はとても貧乏な男爵家です。

父男爵は融通の利かない事務官として有名で
出世街道を外された父を笑って支える代筆屋の母と
大のブラコンな兄も受様は大好きです。

金銭的に貴族専用寄宿学校行きは難しかったものの
学内試験上位10位が条件の国の奨学金制度を利用し
首席卒業した兄に習って勉学に励み
入試10位合格して奨学生となります。

今年は同い年の第三王子が入学予定でしたが
勉強嫌いな王子が拒否のために
「ネムリバナがないと眠れない」と宣言すると
王は学内に専用温室を建ててしまいます。

ネムリバナの育成係として
宮廷庭師と交流がある受様が管理を任されるも
男爵子息の受様では王子に
花びらを直接届けられるほどの身分ではなく

侯爵家子息である攻様の役目を担い
攻様が受様の同室者となります。

部屋で対面した攻様は整った顔立ちながら
目の下に真っ黒な隈のある金髪碧眼の美少年でした。

受様はあまりの隈の濃さに驚きますが
攻様も驚いたように無言のまま睨むように
凝視されました Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

受様の学校生活は初日から前途多難!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿しての書籍化で不眠症な攻様のために
不眠症対策をする受様の学園ラブストーリーです♪

実は攻様は受様が宮廷庭師と懇意になった日に
項垂れている男の子に出会っていて
彼を慰めるために頭を撫でてなでなでし
兄を見習って登頂にキスまでしていたのです。

その男の子が攻様で受様を"天使様"と呼んで
支えとし、いつか感謝を伝えたいと思っていたのです。
なんて罪作りな受様♡

攻様は毎日ネムリバナを王子に届けますが
万年隈のせいか辛気臭い顔と言われるらしく
受様は傷物のネムリハナの活用許可をとり
攻様の隈改善を始めます。

そんな受様の言動は攻様をノックアウトし
いろいろして気配りされて優しくされて
受様を手に入れたいと思うのはお約束な展開です♪

ネムリバナを必要とする第三王子
受様に協力する図書館案内係の1つ上の先輩男子
公爵家と取引関係にある子爵家令嬢
ネムリバナの育成に携わる王宮庭師長
王宮庭師長の幼馴染の元騎士の寮母

父侯爵との確執で不眠症となりながらも
天使の受様を手放せなくなっていく攻様と
ブラコン兄の下で素直に育った天然受様という
カップリングなので

攻様が親友スタンスを装いながら
校内で周りの生徒にガチ牽制して囲い込んでいくのに
受様が攻様の好きな子を子爵令嬢と誤解して
攻様から離れていこうとするすれ違い展開が
非常に萌ツボでした ヾ(≧▽≦)ノ

最終的なオチどころは想定内なので
ハピエンまで2人の誤解とすれ違いを楽しく読めました。

ロイとオーラの違いとは

本品は『嫌われ魔術師の俺は・・・』の
フェア店舗特典イラストカードになります。

表面は中扉モノクロイラストで
裏面にティータイムの様子が収録されています。

ある日のティータイムにて
ロイはサラが自分といる時とオーラといる時の
違いについて語りだします。

ロイと過ごす時のサラは落ち着いていて余裕があり
2歳とは言え年上だからかと思っていたのに
同い年のオーラとベンチで雑談していた時には
もっとくだけていて甘えてさえていて・・・

ポスカサイズカードの三段組でロイ視点の後日談になります。

驚いてしまったという話をしてサラを困惑させます。

サラにしたらロイとオーラで態度が違うのは当然なのですが
それを『歴史が違うと!?』なんていうロイが
可愛らしくもあり、ニヤッとしてしまいます (^m^)

サラが恋人と友人の扱いが違うのは当然と
ロイをなだめるのもラブラブで良かったです♪

※他特典(レビュー済)
コミコミ特典は元帥閣下の恋人の噂話です。

恋人は可愛い人ですが、大元帥閣下は強気な人です

本品は『嫌われ魔術師の俺は・・・』のコミコミ特典小冊子です。

本編後、サラが帰国して半年後のお話です。

最近巷では
ロイ・オークランス閣下に恋人ができたと話題です。

発端はパーティの場で王太子殿下が
自分の末娘を嫁がせようとロイに再婚の意思を問うたところ
「城に妻を残してきています」と言う旨の発言をした事で

パーティから帰還したロイから
何でも無い事のようにその話をされたサラは
"すご、こいつ、勝手に俺を妻にしている"と驚きますが

サラの前では奥ゆかしくても
王太子殿下に気圧される事もないし
サラの存在を隠す事もないし、勝手に妻にもするという
基本は天下の大元帥閣下なのです。

そもそもサラとロイは結婚していないのです ヾ(≧▽≦)ノ

A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームで2人の新婚生活(笑)になります。

ファルンに帰国したサラは
かつて新婚時代を過ごした城で暮らし始めて半年になりますが
ロイはサラを城の者にわざわざ紹介するつもりはないようです。

それでもロイがサラを恋人として迎え入れた事は
全員が知っていて、それは王都でも同じことなのです。

ロイはサラが城にいる時ばかりか
王都に降りる時にも隣を離れないため
ロイが他国に遠征している隙をついて
久しぶりの王都を楽しんでいたいましたが

ロイが「琥珀色の目を持つ魔法使い」を探していると知り
いろいろと考えてしまうという流れなのですが

ロイにその話をすると
当人目の前にしてそこまで言うかな惚気話になっていて
あわあわするサラが面白かったです。

"また恋をする"と言った人はもういないけれど
新たに積み重なる日々を幸せに暮らして欲しいです。

※他店舗特典(レビュー済)
フェア特典はロイ視点のお話です。

雨の日の逢瀬

本品は『花影 異能の炎と桜の君』のコミコミ特典小冊子です。

紫陽花の季節のお話です。

数日前、
律は燦に紫陽花が見事な寺に誘われます。

逢瀬の誘いを快諾して当日を迎えた律でしたが
本番所まで迎えに来てくれた燦と連れ立って
町を出たところで雨が降りだします。

振らずにすむかと思っていた律は溜息をつきますが
傘を調達したほうが良いほど強くなってきて
傘屋を探すと・・・

A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームにて紫陽花を見に行くお話です。

見つけた店には番傘や蛇の目傘が並べられていて
例外なく安価なのは中古の骨に
新しい紙を貼ったもののようです。

燦が番傘を2つ頼むと「二つでいいのかい?」と返され
律は3人目が見えるのかと冗談めかすと

京利の若者の間で相笠が流行っている事を指したようで
短期間で律と燦の関係性を見抜いた店主に
畏敬の念さえ抱きそうになり・・・と続くお話は
コミカルながらもしっとりな感じな流れです。

2本買った2人ですが
ある事情で相傘することになる幕引きまで
ラブラブな2人を楽しませて頂きました♪

謎が深まる幕引きなのですが、続きますよね!?

今回は神代家当主の末子と黒染衆頭領補佐のお話です。

人為的に真力を与えた神代家の攻様と関わった事で
受様が過去の因縁に再び絡め捕られるまで。

島国である和花国には異能の力を持つ者が存在し
その力を真力、真力を持って生まれた者を術師と呼び
貴族は血筋によって真力を受け継いできます。

平民の中にもごく稀に術師が生まれますが
己の真力に無自覚で発現して初めて気づくことが多く
真力を暴走させて迫害さる事が多々ありました。

受様は平民の孤児ですが
和花国の頂点に立つ七執権を輩出する神代家当主が
外国に対抗すべく人為的に術者を生み出す事を試み
唯一成功した術師です。

しかしながら真力を自由自在には操れず
最終的には失敗例とされ、同じく七執権を輩出する
一条家の預かりとされます。

受様は一条家当主の妹が頭領を務める黒染衆にて
京利の治安維持に貢献していました。

ある夜受様は盗人集団を捕縛しますが
盗人の1人が真力暴走で術師と判明しますが
雷光を呼び続ける男を止めるために
受様が抜刀した瞬間、受様までも真力が暴走するのです。

受様は自らの首に刃を当てますが
寸前で炎と雷光が消失し

受様と同年代の眉目秀麗な男が近くの木から舞い降り
受様の無謀を咎めます。
この男が今回の攻様です♪

攻様は封術を使い盗人と受様の暴走を止めますが
偶然この場に居合わせたというなら無理があり
事情を聴くべく相手です。

受様は素早く攻様と距離を詰めますが
攻様が幻術でその場を去ってしまいます。
果たして攻様は何者なのか!?

神代家当主の息子ながら命を狙われる攻様と
神代家当主と攻様次兄によって真力をつけられた受様の
和風ファンタジーになります♪

その場を逃走(笑)した攻様ですが
受様に真力を制御する術を授けるためにと
黒染衆頭領の屋敷を訪れるのです。

攻様は神代家当主の末子ですが
術師の修練の機会に恵まれない
平民の真力が暴走して厄病神と言われないように
諸国を巡って市井の術師の真力を封じており

受様との遭遇も街中で洗練されていない真力の気配を感じ
あの場に赴いたのだと言います。

攻様は術者を作る試みに率先して関わった次兄に
命を狙われた過去があり、攻様が神代家を出奔していても
因縁がある相手との関わる事は危険です。

受様の過去や身を置く環境はかなり厳しくきつく
かなり刹那的な思考をしているのですが
天然で上から目線な攻様の言葉にカチンときて
売り言葉に買い言葉で攻様に付き合うことになります。

受様の真力の制御は攻様の知識と努力で改善していき
その過程で反発しながらも惹かれあっていく
細々としたエピソードも面白いのですが

受様の真力が制御できた事が
神代家の次兄の関心を高める事となり
どうなるのだ!? と言うところで幕引きでした (ᗒᗣᗕ)

ナンバリングされていませんが続きますよね!?

過去が消えても貴方にならまた恋をする

今回は魔狼の血を引く大元帥と元娼婦の魔術師のお話です。

記憶を失くして憔悴する攻様を救うため
師匠の策略に乗った受様が攻様との新たな未来を掴むまで。

受様は7才の時にエストゥナの娼館に売られ
13の時にファルンの遊郭街にやってきます。

遊郭街の遊女や娼夫達は
外界との自由な行き来は認められていませんが
エストゥナよりはましと過ごしますが

19になったある夜、
街の西の門をいつも守る門番がおらず
受様は自由を求めて西の門を目指します。

ところが裏道で横たわる黒い物体が
魔狼の子供ではと思い至ると放っておけず

小狼を負って使われていない小屋に運ぶと
月明りから離された狼は人の姿を変化しました。
彼が今回の攻様です♪

攻様は魔族の末裔が集まるピエテの出身で
受様を気に入った攻様は娼館に通うようになり
3年後に受様を身請して妻とします。

攻様はピエテとファルンのために戦い続けますが
敵国の岩渓軍に拉致られ拷問されて生死を彷徨い
隠れ住む屋敷は襲撃された受様は殺されてしまいます。

トゥーヤとファルンで起こった南堺戦争は
攻様の活躍によって終戦を迎えるものの
妻を亡くした攻様の傷は癒える事がありません。

実は受様の死は偽りで受様は縁ある魔術師の伝手で
世界保全魔術機構に属する魔術師となり
他国を旅していたのです。

ある理由でファルンに戻った受様は
攻様の側近だという魔法使いに
「魔狼の地に耐性のある受様に仕えて欲しい」と
迫られることになり!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿加筆、改題しての書籍化で魔狼の血を引く攻様と
魔術師の受様のドラマチックファンタジーになります♪

今の受様は色々と問題のある話でしたが
半年だけならと付き合う事にします。

再会した攻様は受様を「覚えがない」と一蹴した上
「必要としていない」と冷たく言い放たれます。
攻様の側近も慌てるほどの冷徹ぶりですが
受様には想定内です。

さらに攻様には傍に置く元娼婦の未亡人がおり
彼には意味深な視線を向けられてしまいます。

受様が攻様の元に呼び寄せられた真の目的とは?
そもそも攻様はなぜ受様の記憶を失ったのか?
攻様は亡くした記憶を取り戻せるのか?

という点が抑えどころなのかなと思っていたのですが
攻様の記憶喪失の裏には受様が隠している過去が
大きく関わっていたことが見えて来ます。

受視点であるが故に受様が隠し続けた秘密がなかなか見えず
明かされる過去によって伏線が回収されていく展開は
とても見事でワクワク&ドキドキの連続でした ヾ(≧▽≦)ノ

受様を拒絶した攻様が受様に惹かれていく様に加え
自分が最初に受様を拒絶した理由すら
冷静に分析していてスパダリすぎな感じですが

攻様の「無くしてもまた恋をする」という言葉が
攻様を想う受様の唯一の希望となる展開は
萌ツボでした♡

そして受様は受様に関わって魔法使いたちにとって
未来への希望であったと思います。

真夜中の勝負

本品は『さようなら。別の人の番になります。・・・』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、テオが新作ゲームで勝負を挑むお話です。

会議を終えて深夜に帰宅したアルベルトは
見慣れないゲーム版を手にしたテオでした。

新しいゲームを作ったらしく
「勝負をしませんか?」と誘われたアルベルトは
明日も朝から会議で大変疲れていたのですが

「10分もあれば終わりますから」と言われ
もう少し待ってというテオに無理を押して結婚したのに
寂しがらせていたらとやってみる事にしますが・・・

A5サイズカラー表紙(カバー同イラスト)2段組12頁の
大ボリュームにてアルベルト視点の後日談になります。

それはシンプルな陣取りゲームで
真剣な表情のテオ西幼年時代の面影を感じて
心が和みます。

結局2度対戦して2度ともアルベルトが勝利しますが
それ以降アルベルトの帰宅に合わせて
テオがゲームを挑むようになるというお話です。

テオは買ったらあるお願いをしようと頑張るのですが
毎回望み叶わずで毎晩挑むこととなっていたのです。

やっとテオが勝ててお願いをした事で
アルベルトはやっと勝負の意味を知り
ちょっと反省して快く望みを叶えてくれるという
ほのぼの&ラブラブなお話でした。

王族と庶民のロマンスについて

今回は王弟子息と召使の息子のお話です。

攻様狙いの令嬢の策略に巻き込まれた受様が
攻様の誤解と呪いを解いて攻様の唯一となるまでと
本編後のラブラブ後日談を収録。

この世界には男女性の他に
アルファ、ベータ、オメガという第二の性があります。

アルファは知性や要望、体格に優れた性で
国の要職はほぼアルファです。

ベータは一番人口の多いものの基本的には平凡な性であり
オメガは男であっても妊娠・出産できる繁殖するための性で
優秀なアルファを産む存在として重宝されています。

男性オメガは女性よりも数が少なく
アルファを宿す確率が高いために判明れば
後宮入りする事になります。

受様は王城の召使いの母とともに
城の雑事を手伝って暮らしていています。

王弟一家を来城日に見かけても
全く別世界の人だと思っていましたが
昼休で趣味のボートゲーム作りをしている時に
天使のような美少年に声をかけらます。
彼が王弟子息である今回の攻様です♪

攻様は受様の作るゲームに興味津々で
父親に訴えて遊び相手にされ
攻様がアルファ判定されても
関係は変わらないと思いましたが

受様はオメガ判定されて
翌日の後宮入りが決まるのです。

その夜、
受様は攻様の滞在する部屋が見える裏庭に向かうと
魔術に傾倒していると噂の公爵令嬢が出くわします。

裏庭全体がうっすらと紫色に光る様に
嫌な予感がした受様は彼らの前に飛び出した事で
令嬢は逃げ出すのですが

彼女が呼び出した攻様は
好意魔法の影響で受様にキスをするのです!!

朝日とともに魔法の解けた攻様は
受様が自分を性欲対象にしていたと怒り
受様は釈明できずに逃げ出しすのです。

それは攻様の誤解を増長させ
向かった後宮での生活は最悪で・・・

呪いで人を愛せない攻様と誤解で嫌われた受様の
王宮オメガバースになります♪

王は根っからの異性愛者で
男性オメガは項を噛んで番しても顧みず
食事も日に一度、発情期も放置されたのです。

受様の体は成長をやめ死をまつのみとなりますが
13年後に起きたクーデターでやっと終わりを迎えます。

攻様は庶民に重税を課す残虐な王から
人々を解放するために立ち上がり

受様は攻様預かりとなりますが
攻様は13年前の公爵令嬢の魔法のせいで
向けられる好意に嫌悪を抱く躰なっていたのです。

攻様が受様の正体(笑)に気づくのか?
受様が攻様に魔法をかけた犯人ではないと気づけるのか?
攻様が掛けられた魔法は解く術があるのか?

登場人物の思惑と令嬢の魔法が複雑に絡まりつつも
それぞれに伏線が張られているので解けていく事で
謎解きにはそれほど不可解さはないのですが

王族×庶民の身分差モノなのに
男性オメガの後宮入りが続いている設定ゆえか
王弟子息ながらも攻様に身分差意識が低いのか
身分差モノの葛藤や辛酸さをあまり感じず

正直、実業家と庶民程度の格差で十分では!?と
思いましたので評価低めです。