ちるちる談話室:BLファンの掲示板 「小説」



凪良ゆう先生が「化けた」作品は何ですか?

匿名

19/12/07 17:31

回答数:12

長文で恐縮ですが、どうかご意見をお聞かせください!

私は好みがすごく偏っていて、そのせいで凪良先生のご本が視野に入ってこず、花嫁ものとルビー文庫くらいしか読んだことがありませんでした。しかも大変失礼なことに当時は「よくある王道ものだな~」くらいにしか思わず、そのあとずっと凪良先生のご本とはご縁がありませんでした。
が!!!
先日、一般の文芸本を書店で見かけ「え、凪良さんって、あの凪良さん?」と興味を持ってパラパラ立ち読みして引きこまれ、そのまま購入。読了後ちょっとどう書けばいいのか分からない感情がば~っと溢れてきて興奮状態で書店へ走り、文芸本と並んでおすすめされていた「美しい彼」のシリーズも購入。
そして「凪良先生ってこんなにすごいものを書く作家さんだったんだ!!」と頭を鉄アレイで殴られたような気分で本棚をひっくり返して花嫁とルビー文庫を引っ張り出してきて再読しました。

「凪良先生の空気感を掴んだ今読んだら、感動するはず!よくある王道ものとか思ってた昔の私の馬鹿、馬鹿!」なくらいの勢いでいたのですが、、、、
やっぱり花嫁とルビーの本は「王道もの」以上の感想がなく。。。
決して面白くなかったワケではないのに、何というか「美しい彼」にはビシバシあった「刺さるもの」をあまり感じなかったのです。

で、思ったのですが。
花嫁はデビュー作でルビーの本もわりと初期のほうの作品ですし、何冊か書かれるうちに凪良先生はどこかで「化けた」のでしょうか?
今すごく凪良先生のご本を読みたいのですが、キビシイお財布事情のため既刊を全部揃えることができません。
できれば「美しい彼」と同じような空気感のご本を読みたいので「20××年以降に変わってきた」や「この本で明らかに化けた」というような凪良先生の変遷の歴史?を教えていただきたいのです。
あと、姐さん方が個人的に「これで凪良先生にやられた!」的な本があれば、合わせて教えてもらえると嬉しいです。

よろしくお願いします!

回答一覧

12. No Title

すみません、全作は読んでいません。
「夜明け前には優しいキスを」と「全ての恋は病から」の間で、ススッと変わったような気がしています。なんとなく行間に含む空気がより多くふんわりとして、余裕ができたような感じといいますか。
デビュー作の「花嫁はマリッジブルー」を読みましたが、凪良ゆう先生は、言いたいことは昔から一貫して変わらないような気がします。じゃあ、なにか?と言われると上手く言えないのですが。例えて言うなら、「花びら一枚分ほどのかすかな人間の心の触れ合いでも、涙が溢れそうに有難い時もある」みたいな。(自分でも何を言っているんだか、恥ずかしいです)

凪良さんのコメディが好きなのですが、数が少ないので、将来はコメディ作品を期待しています。「求愛前夜」の作中の、言葉や比喩のチョイス、文章のテンポの付け方が秀逸で、大好きです。

5

11. No Title

凪良ゆう先生の作品はすべて読みました
トピ主さんご質問の、いつ「化けた」かはわからないのですが、私の好きな作品をあげさせてください

最初に読んだ「未完成」で、すごい作家さんだ!と衝撃を受けました
全作品を読んでからも、やはり「未完成」は私の中で別格だと感じています

他に「おやすみなさい、また明日」も繰り返し読みたくなる大切な作品です
「美しい彼」「雨降りvega」「薔薇色じゃない」も好きです

何度も読み返すものもあれば、一、二度読んだきりのものもあります
トピ主さんのように花嫁ものを始めに読んでいたら、ここまで凪良先生にはまらなかったかもしれません
他の方も仰っているように、人それぞれ好みがありますよね
やはり時間をかけてでもご自分で読んでみるのが良いと思います

10. No Title

トピ主さまの質問の答えには全くなっていませんが、皆さまが自由に語っておられるので私も…。

凪良先生の作品で最初に読んだのは「累る~kasaneru~」。怖くて哀しいストーリー展開に衝撃を受けて、2冊目に手が出ないまま今日に至ります。「美しい彼」を含めて皆さまの評価が高いので迷わないでもないですが、他の作品に挑戦するには初めの出会いがきつかった。

9. No Title

私は凪良先生の作品が大好きで全作品読んでます。
きっかけは「365+1」を読んで面白かったので他の本も読んでるうちにどんどんハマって、気づくと全て読んでいました。

皆さんが仰っているように個人の好みもあるかと思いますが、私は中でも「おやすみなさい、また明日」と「未完成」が特に好きです。
「ショートケーキの苺にはさわらないで」も良かったな~。

トピ主様のお好みの作品に出会えるといいですね。

8. No Title

そこまで沢山読んでいないのですが、「累る-kasameru-」を読んだ時、只者でない作家さんだと感心しましたね。

7. No Title

人によって評価は違うし、なにより好みに合うかどうかが問題なのですよね。
なので、こんな選び方はどうでしょうか?
ちるちるで作家「凪良ゆう」で検索すると作品一覧が「評価の高い順」で並ぶので、順番にチェックして好みに合ういそうな作品から読む。
ちなみに並び順は「評価の高い順」以外にも「神評価の多い順」とか「神率」に変更することもできますよ。

好みに合う1冊が見つかりますように!

6. No Title

「積木の恋」でした。タイトル間違えてしまってすみません!

5. No Title

本当に個人の好みだと思います。

私は2012年前後くらいに好きなお話が多くて、その後はあまり好みじゃないかな?
その頃は新作をとても楽しみにしていたけど、今は惰性で読んでいる感じです。

みなさんが絶賛されている「美しい彼」もそんなにいい話だとは思わないから、私が一般的な感覚からズレてるだけかもしれないけど。

金銭的に厳しいかもしれないけど、時間がかかっても自分で実際読んで好みの作品を探してみたほうがいいと思います。

4. No Title

確かに個人の好みによりますが、レーベルでいえばプラチナ文庫、ショコラ文庫、キャラ文庫は名作が多くハズレのない印象を私は持ちます。

「積木の家」みたいな不幸で不憫で可哀想なお話を先生は大変お得意だと思いますが、個人的に自分がそれほどそういう系が大好きではないので、意外とコメディータッチでもあるキャラ文庫のヤコ先生のやつ(恋愛前夜?題名忘れた)とか「美しい彼」も意外と笑える所があって好きです。

「まばたきを三回」はホラーチックでラストがどうなっちゃうんだろう?と気になって読んだ記憶があり、かなりお気に入りの作品でした。あの辺からBLアワードでも上位常連になり始めた気がします。

不幸系、コメディー、ホラー、SF、ファンタジー、職業もの、など色々な設定でクオリティの高い作品を作れるオールラウンダーの方だと思います。

ジャンルが偏っててクセの強い作家さんでもそれが自分の趣味に合っていれば大好きな方もたくさんいますけどね。

3. No Title

個人によって刺さる作品が違うと思うので…
私は未完成と美しい彼が大好きですがちるちるで評価高くともあんまり響かない作品もあります。

一穂先生や夜光先生、砂原先生など多作な先生方みんなに好きな作品と苦手な作品があります。

2. No Title

トピ主さんの読んだ一般本や花嫁ものルビー文庫は読んでいないのですが、凪良ゆう先生のBL本は8割方読みました。

いつ化けた、というのは正直無いと思います。
同じ本でも評価は読む人の好みに大きく左右されますからね。
実際私も出版年月に関わらず、古い本でも良かった物もあれば新しいものでイマイチだと思った物もあります。
美しい彼はちるちるでも小説神評価断トツNo.1なので別格だと思いますが、これまで読んだ凪良作品で他にやられた作品は『未完成』、『雨降りVega』、『薔薇色じゃない』ですね。
ただ本当に個人の嗜好の影響が大きいのでなんとも言えませんが…。

1. No Title


2011年「真夜中クロニクル」から変わったのではと思います。
あとがきにも筆を折ろうと悩むほど何も書けなくなったが、この作品が降りてきたという内容のことを書いていました。
その後休みなく多数の出版社で書き始めた印象です。
でもお気をつけください。
たかだか数冊出版しただけで書くことを見失った作家が、いきなり何冊も立て続けに書けるでしょうか。
『流浪の月』も手にしましたが、1章の両親の恋愛の馴れ初め等が江國香織にそっくりじゃないかと嫌悪感を感じてから私は続きを読むことができなくなりました。

とあるBLの出版社で新しく書かれた1冊目に関してはちるちるのレビューでも「他作家に似ている」という指摘を受けています。
そしてまた別の作品では、同じ題材を扱う他作家の人気作品で印象的だった台詞とまるきり同じ台詞が、恋が成就する最後の重要な場面で使われていて違和感を覚えました。

わたしはこの作家の変貌に疑問を持っています。
リスペクトが過ぎる作家なのは間違いないかと思います。

この質問に関する回答は締め切られました

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