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2009年にコミック『狐火草子』でデビュー。ケモミミの神様が登場キャラの、一風変わった和風ファンタジーBLを描いてらっしゃるあくた琳子先生。絵柄もストーリーも可愛い! と評判です。新刊『恋玉響』のリリースを機に、インタビューさせていただきました。



Q. ペンネームの由来、込めた思いなど教えてください。

A:「あ」から始まって、「子」で終わる女の子っぽい感じのペンネームが良いなぁと思って付けました。

それ以外の部分は適当に響きの感じで決めました。

Q. 21日リリースのコミック『恋玉響(こいたまゆら)』は、デビュー作『狐火草子(きつねびそうし)』の流れを組むストーリーですね。ケモミミの神様の恋愛を描く和風ファンタジー。ケモミミファンが胸躍ることはもちろん、ストーリーでは貴族の雅な恋愛や主従関係、権勢争いを好むファンの胸もくすぐっているんじゃないかと思います。これらシリーズが生まれたきっかけなど教えていただけますか?

A:ありがとうございます。大元の形は同人誌で描いていた狼の神様とそこに嫁いだ狐の子の和風ファンタジーの話を発展させていきました。でも、あくまで大元というだけで今ではかなり形も時間軸も違ってきています。

概念的な姿かたちの無い神様ではなく、そこに生きて生活してるある意味俗っぽい神様が描きたいなぁと思いました。

ケモミミが好きっていうのと神様の神使の動物たちをヒントに動物の神様たちの話になりました。

Q. シリーズには、主人公たち狐の神様をはじめ、鼠、兎、猫など、動物にちなんだ国や種族が登場しますね。『恋玉響』では、狐と猫の諍いの歴史が垣間見えたり、狐の国の中にくすぶる問題も明らかになってきました。先生の中では、どのあたりまで世界観が構築されてるんでしょうか? 今すぐ頭の中をのぞかせていただきたい気持ちでいっぱいです!

A:キャラクター達の言動には立場や過去といった何かしらの理由があると思っているので、“狐火&恋玉”シリーズではある程度の部分の世界観は考えてます。

例えば、作中にちらりと出てきますが牛や蛇といった国もありますし、それぞれの国同士の関係というのも考えてます。

黒檀が稲荷の国に問題ありと考える発端となった事も一応考えてあります。その事と、夏々の両親が死んでしまった理由や、高禅が親代わりになった経緯とかもすべて繋がってたりします。

気が付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、夏々だけでなく黒檀、白河や冬嗣にも両親がいません。この辺りも全て夏々と白河が結婚することになった経緯と繋がってたりします。

ある程度世界観ができてくると勝手にキャラ達が動きだすのでどんどん世界が広がってきてる感じです。

もっと色々バックボーンとかも描けたら良いんでしょうが、そうなるとボーイズラブの「ボ」の字も一切出てこなさそうな(かなり大問題です 笑)話になりそうなので作中ではあえて描かないでいます。

Q. 一見、女性に見えるキャラクターが男性だったり、男女の境があいまいな部分がありますね。そのせいか、Hシーンではえもいわれぬ興奮を感じました! こういった描き方の狙いはなんでしょう?

A:ぶっちゃけ趣味です!! 中性的な受けが大好きなので趣味全開になってしまってます。

Q. 前作『狐火草子』では二組のカップルが登場しますが、初めて発情期を迎える受、主従関係に悩む受と、どちらも可愛いと感じました。しかし、表紙カバーをめくると“枯れ×枯れ”らしき趣味の一枚が……。今後、ケモミミ神様シリーズにはどんなカップルが登場しそうですか?

A:他にですか……。そうですね、例えば『狐火草子』で出てきた兎の梅藤の恋人は牛の神様だったりします。あ、梅藤は実は男なんです。こっそり女装キャラでした。

『恋玉響』に出てくる最長老様にもラブな相手を作りたいなぁとは思ってます。きっと年下に違いないと踏んでます!

カバー下の二人以外の、蛇と鼠のカップルは考えてます。あ、『恋玉響』に出てくる烏天狗の妙高にも恋人は居ます。

Q. ちなみに『狐火草子』の主人公、夏々の首飾りの素材など、教えていただけますか? けっこう、アレはなんだろう? という疑問が寄せられておりますもので……。

A:私もよく質問受けました(笑)

あれは、一応水晶とか玉でできたもので半人前だった夏々の力をサポートする為の補助具という設定でした。

なので、『恋玉響』では一応一人前になったので取り外しています。

アレあると下向けないですよね~(笑)

Q. シリーズを離れて、個人的にお好きなカップリングやシチュエーションは?

A:年下攻め×30代以上の優男美人受けなんか好きです。

オーソドックスにツンデレはとても好きです。甘やかし上手な攻めと素直になれないけど攻めが大好きな受けとか。

基本的にイチャイチャしてるのがかなり好きです。あと、メガネは受けでも攻めでも美味しいです。

女装も大好きです!

Q. 先生のホームページを見ると、いろいろなストーリーをイメージできるイラストが掲載されていますね。漫画やイラストを描き始めたきっかけなど、教えていただけますか?

A:絵は保育園の頃から好きでよく描いてました。

お話とか世界観を妄想しながらキャラクターとかを作って描き始めたのは中学に入ってからぐらいかなぁ? と思います。

Q. デビューのきっかけや、経緯はどんな感じだったんでしょうか? ギョエ~というような裏話などありましたら合わせて、ここだけの話で語っていただければさいわいです。

A:元々は、同人誌を見た美少女系雑誌の編集さんからお声かけを頂き男性向けでデビューさせて頂きました。

その後すぐ、別の同人誌を見た今の雑誌『ダリア』の編集さんにお声かけ頂きBLで漫画を描かせて頂くようになりました。

BLが好きだったので、お声かけ頂けて凄く嬉しかったです。

Q. お好きな作品や作家さんなどを教えていただけますでしょうか。理由や思い入れなどもお願いします。漫画でなくてもけっこうです。

A:色々好きな作品は沢山あるんですが……、その中でもずっと好きなのは星野リリィ先生です。

先生のファンタジー系BLを初めて拝見した時に「私はこういったBLが読みたかったんだ!」と心の底から思いました。

映画では『メリー・ポピンズ』『Retune to OZ』など夢のある感じのファンタジー物が好きです。『メリー・ポピンズ』では指を鳴らせば勝手に部屋が片付くのが心底羨ましかったです(笑)

音楽としてよく聞いてるのは、ミュージカルの『オペラ座の怪人』です。英語版から日本語版まで何度も繰り返し聞いてます。

Q. 今後、チャレンジしたい作風やストーリー、野望などはありますか?

A:長めの洋風ファンタジーBLなんかも描いてみたいなあと思います。あとはふつうに江戸時代っぽいのとか、現代物でのちょっと不可思議モノとか。シットリとした空気感のある透明な雰囲気のお話も描いてみたいです。

普通に、学園ものとかも描きたいですね! 戦ったりするアクションっぽいのとかも描いてみたいです。

Q. 最後に、ちるちるユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。

A: はじめまして、あくた琳子と申します。ここまで読んで頂き有難う御座います。今回はこんな機会を頂けてほんと光栄です。

『恋玉響』はファンタジーなので、とっつきにくい? って思われるかもしれませんが精一杯描いてますので、少しでも感性に触れて気になって下さったらお手に取って頂けると嬉しいです。

これからも頑張りますので、宜しくお願いいたします!

ホーリンラブブックス・芳林堂書店限定
あくた琳子先生の描き下ろしペーパーつき作品
『恋玉響(こいたまゆら)』

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