なつのうみ先生インタビュー

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なつのうみ先生インタビュー イヤなのに感じる… 性悪警備員×童貞リーマンのオフィスエロ♥ 初コミックス『意地悪サーキュレーション』

2018/09/06 17:35

絶妙なフェチズムや言葉責めで、セクハラシーンは大盛り上がり!

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1736回
なつのうみ/東京漫画社/MARBLE COMICS
コミックス『意地悪サーキュレーション』9月7日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
成績優秀なサラリーマン・葉山のコンプレックスは"童貞"なこと。ある日呑み屋で出会ったイケメンにそのことを知られ、なぜかそのままラブホでSEXのOJTを受けることに?! エリート童貞サラリーマンが性悪セクハラ警備員にココロもカラダもかき回される、どたばたオフィスラブバトル硬派な男子高校生×ゲイを隠している人気教師の夏の恋を描く読み切り作品「境界線ルーレット」も同時収録!

 

――作品紹介をお願いします
■『意地悪サーキュレーション』
ある理由からセックスができず、それを隠している仕事バカリーマン・葉山は、ある日立ち飲み屋で見知らぬ男に声を掛けられます。
やけに絡んでくるその男に童貞であることをからかわれ、カッとなった葉山は売り言葉に買い言葉でラブホでセックスのOJTを受けることに。
翻弄されるうちにそのまま最後までやってしまい、次の日出社すると、昨日の男は会社の警備員! しかもその日からあの手この手で意地悪なセクハラを仕掛けてきて…というかんじのお話です。


■『境界線ルーレット』
こちらは同時収録の先生と生徒のよみきりです。
ピザ配達のバイトをしている高校生の本庄は、ある日人気教師・冴島の男との(!) 修羅場に出くわしてしまいます。
それからなぜか毎週土曜日に冴島からピザの注文が来るようになり、先生のいろんな面を見ていくうちにだんだん惹かれていく…というお話です。
初めて描いたオリジナルだったのですが、同人誌で出したものを修正して掲載・収録いただきました。

――主人公たちはどんな攻×受ですか?
「性悪セクハラ警備員×仕事バカで快楽に弱い童貞リーマン」です。

受けの葉山は仕事バカでなんでも仕事に結びつけて考えてしまい、テンパってしまうとセックスのPDCAとかOJTとか訳が分からないことを言い出します。でもいつも一生懸命でまっすぐなひとです。あと感じやすいので口では抵抗しつつもすぐ丸め込まれます。つまりチョロい…

攻めの高砂は、真面目に警備員の仕事をしなかったり、ことあるごとに葉山に意地悪をしたりと、一見するとひねくれた奴です。でも本当は彼なりにうまくいかないモヤモヤや劣等感を抱えていたりして、一生懸命な葉山と関わるうちにだんだんと変わっていきます。あと甘いものが好きでチョコが好物です。



――当て馬や重要な脇役は?
当て馬…なのか微妙ですが、前に葉山のOJT係だった先輩・来栖が出てきます。仕事が出来て面倒見もよく葉山が尊敬する人なのですが、高砂的には2人が一緒にいるとなんか面白くなくて、エレベーターでセクハラをかましてきます。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
高砂の意地悪です! ひねくれているキャラが大好きなので 、高砂だったらどうやって葉山をいじめるかな~と楽しく考えました。 警備員なので、手袋や肩のモールを使ったシーンも入れています。 葉山は童貞なのに感じやすい男なのでなんかこう、おまえはいま感じている…! って念じながら描きました。
ちなみに最後の書きおろしの意地悪が一番楽しく描けました。(〆切に余裕があったからかもしれない…)

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
苦労したのは…沢山ありすぎて分からないですが(笑)、当初は5話想定だったのでエピソードを切り捨てるのが大変でした。あとはじめは自分でキャラを中々つかめなくて…2話からようやく2人の性格をつかめた気がします。

楽しかったことは、乳首攻めが好きなので色んな攻め方(?)を描けたことです! 満足!
またありがたいことに連載中読者さんからアンケートやお手紙を頂けたのですが、もっとこうさせよう! とアイディアとやる気がたくさん湧いてきました。本当に感謝しています。

――今作にまつわる裏話はありますか?
4話のあるシーンで葉山に電話が掛かってくるのですが、最初は電話相手を取引先にしてたところ、担当さんに「葉山くんならこの場面では絶対に拒否しそう」と言われ同僚に変えました。「葉山くんなら」と言ってもらえたのがキャラの性格が伝わっているのかなと嬉しかったです。
あとは2人の関係の変化を出したかったので、表情やセリフは変えつつ、似たアングルのシーンを入れたり2人の行動や発言をこっそり対比させています!


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
よく1人でぐるぐる悩んでしまうことが多いので、連載中に気分転換も兼ねて占いに行ってきました。そしたら何も言ってないのにBLのことをズバズバ当てられて面白かったです! 今度Twitterでレポ漫画を描こうかなと思います。

――今、何かハマっていることは?
何度か距離を置こうとしましたが、やっぱり描くことがすきなので…いまは仕事でもプライベートでも絵や漫画を描いているときがいちばん楽しいです。
あとサウンドクリエイター・澤野弘之さんの曲が最高なので作業中にひたすら聞いてます。連載中にも2回ライブに行きました!

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
昔から漫画が大好きで趣味でちょこちょこ描いていたのですが、もっと漫画がうまくなりたいなと思い、編集さんに見てもらったら色々アドバイスがもらえるのでは…!? と思ったのがきっかけです。
それから声を掛けていただいたり、とりあえず自己流でオリジナルを描いてみたり、色々な方にご意見を頂いたり…とすったもんだしてるうちに東京漫画社さんに拾っていただきました。本当に感謝でいっぱいです!
ちなみに自分で書くまで商業BLはほとんど読んだことがなかったので、みんなにおすすめBLを聞いて日々勉強してます…BLは奥が深いし面白い…!

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
緊張でドキドキしています! 本当に本屋に並ぶのかな~といまだに半信半疑です。
あとはとにかく沢山の人に迷惑をかけてしまったので、担当さんをはじめ編集部のみなさまや営業さま、友人たちにひたすら謝罪と感謝の念を飛ばしています…。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、なつのうみと申します。沢山の方々に支えていただき、初コミックスを出していただけることになりました。2人の恋愛がメインのお話ですが、自分では「見る」を裏テーマにしていました。仕事や日常生活でうまくいかないことがあっても、誰か一人でもちゃんと自分のことを見てくれてる人がいれば頑張れるといいな…と思います。
ひとつでも楽しんでいただける場面があれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!


担当編集:東京漫画社 Oさんより
電子アンソロジー『Fig』で連載中から注目されていた本作、ついにコミックス発売となりました! なつの先生がキャラクターの性格や言動など、とてもこだわって制作されていた印象が強いです。

主人公の葉山さんは、めちゃくちゃ仕事ができるエリートだけれどそれ以外はなんだか空回りで、ひねくれ性悪警備員・高砂のセクハラに振り回されまくる! というのがおバカで可愛いポイントです。一方の高砂も、態度が悪いのにも理由があって…2人のギャップもお楽しみください!
また、Hなシーンを描かれる際恥ずかしがってあまりフェチズムを出せないという作家さんも実は多いのですが、なつのさんは絶妙なフェチズムや言葉責めで高砂によるセクハラシーンを盛り上げてくださりましたので、ぜひご堪能くださいませ!

 

コミックス『意地悪サーキュレーション

 

 

特典情報


共通:初版のみ描き下ろしペーパー封入
アニメイト限定:描き下ろしペーパー
コミコミスタジオ限定:描き下ろしペーパー
とらのあな限定:描き下ろし両面イラカ(表/表紙絵、裏/描き下ろし漫画)
応援書店限定:描き下ろしペーパー
詳しくは東京漫画社ホームページへ

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(C)なつのうみ/東京漫画社

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