日乃チハヤ先生インタビュー

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日乃チハヤ先生インタビュー 俺にだけ冷たいのはなぜ!? 新米栄養士×気難し調理師ケンカップル!! コミックス『不機嫌なロマンス』

2019/02/12 18:33

著者こだわりの“高ツン率”受け! デレ発動時の威力に注目~♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第1897回
日乃チハヤ/KADOKAWA/B's‐LOVEY COMICS
コミックス『不機嫌なロマンス』2月15日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
管理栄養士の新妻には職場に天敵がいる。それは調理師の犬飼だ。なぜか自分にだけ冷たく、まったく仕事を教えてくれない。そんな彼に苛立ちを覚えていたが、ある日、犬飼がゲイだという噂を耳にしてしまい……。

 

――作品紹介をお願いします
顔を合わせればケンカばかりの新米管理栄養士×気難し屋調理師のギスギスラブロマンス(?)です。


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
受けの犬飼さんはとっつきにくく、気に食わない人間には容赦なく正論で攻撃してくるタイプです。
私自身職場にこういう人がいたら嫌だなぁと思います(笑)。本当は究極に意地っ張りなだけの子供みたいな人です。
対する攻めの新妻くんは良くも悪くもなんでもそつなくこなすタイプというか、人間関係で悩んだ事も今までそんなに無かっただろうと思います。
犬飼さんに出会って初めて人間関係の壁にぶつかって振り回される…という感じです。

――当て馬や重要な脇役は?
犬飼さんの前の職場の先輩(上司?)の荒垣さんは二人の関係が進展するのに重要な人物でもあるんですが、主役二人が常にギスギスしてるので、荒垣さんみたなサッパリした人が出てくると風通しが良くなって、私が助かってました。
そういう意味では、二人の同僚の栄養士の岸さんも同じです。こういういい意味で無責任な人を描くのが好きです。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
今回はせっかくケンカップルの話なので、一話ごとの山場はやっぱりケンカしてる方がいいよなぁ…となんとなく意識しつつお話を考えていました。
二人の関係性の変化をケンカの内容の変化で表現できればいいなと思っていたんですが、ぐるぐる同じようなことでケンカしてたような気がします…(笑)。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
とにかく犬飼さんがデレないし振り向かないしでそれが本当に苦労したというか、不安でした(笑)。自分でも描いてて「これ、ちゃんとくっつくのかな?」と思う始末で。
私はツン:デレ=9:1ぐらいの割合(もっとデレ少なめでもいい)のキャラが好きなんですが、描くとなると不安しか無かったです。
なんとかくっついてくれてホッとしてます。
各書店さんの特典ペーパーでは、そんな犬飼さんの子供っぽいところとかズボラなところとか小ネタがたくさん描けたので、ペーパー描いてる時が楽しかったです。


――今作にまつわる裏話はありますか?
大学の時の友達が管理栄養士をやっているので、調理場の写真を撮ってきてもらったりしてめちゃくちゃ助かりました! ありがとう!
ちなみに、実は私も管理栄養士免許を持ってはいるんですが、完全にペーパードライバーならぬペーパー管理栄養士と化してます。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
年の離れた妹が中学生になりました。
ついこの間まで赤ちゃんだったのに…。

――今、何かハマっていることは?
ネットフリックスで配信中の『ル・ポールのドラァグ・レース』というドラァグクイーンの一番を決めるアメリカのリアリティ番組に去年からハマってます。
ドラァグクイーン達の、自分の欠点や壁にぶつかってもそれを乗り越えて意地とブライドにかけて闘う姿に勇気づけられてます。
字幕なので作業中に観れないのがもどかしいですが、休憩中とかにちょこちょこ観てます。
毎シーズン自分の推しのクイーンを決めて応援するのも楽しいです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
手に取ってくださった方に楽しんでもらえるよう祈るのみです!


――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
インタビュー読んでくださってありがとうございました。
ツンにもほどがある受けが気になったら、是非お手に取っていただけると嬉しいです。
どうか楽しんでもらえますように!

担当編集より
今回の表題作の二人は「ケンカップル」です。最初はかなりいがみあっていて、その様子にジリジリしながらも、話数を重ねるごとに、少しずつ少しずつ距離が縮まっていくのが印象的な作品です。
日乃先生も仰られていますが、連載中はネーム段階に入ると定期的に「ちゃんとくっつくのかな?」、「私はこれくらいのツンが好きなんですけど」と仰られていたのがとても記憶に残っています。それに対し「大丈夫ですよ」だったり、「私もこれくらいのツン、好きです」とお伝えしていました。個人的にはツンがツンであればあるほど、デレの威力がハンパないなと思うので、今回の犬飼さんは最強のツンだと思っています。最終話を読んでいただければ、みなさまにもそう感じていただけるはずです。ツンデレ最高です!
また、各書店さまの特典では、なんだかんだとラブラブ(?)な二人が描かれています。こちらもぜひチェックしてみてください。

 

コミックス『不機嫌なロマンス

 

特典情報

 

応援団書店限定:両面イラストカード(片面描き下ろし)
アニメイト限定:描き下ろしペーパー
コミコミスタジオ限定:描き下ろしペーパー
とらのあな限定:描き下ろしペーパー
電子書籍限定:描き下ろしショートコミック
コミックシーモア限定:描き下ろしショートコミック
詳しくはB's-LOVEY COMICSホームページ

 

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(C)日乃チハヤ/KADOKAWA

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