コミックス『くろねこ屋歳時記』12月26日発売
12月26日にデビューコミックス『くろねこ屋歳時記』（プランタン出版）をリリースのくも先生。同作は小説家、椹野道流先生とのコラボ作！ どんなBL漫画に仕上がっているのか、とっても楽しみです！ それでは「801 AUTHORS 108」25回目のゲスト、くも先生どうぞ！

Q1. 新刊の紹介をお願いします！
椹野道流先生とコラボさせていただいた本です。
くろねこ屋というカフェがそれぞれの話の軸になっています。
椹野先生のキャラクターと私のキャラクターが友達だったりします。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか？
メインの話はマダムキラーで品行方正じゃない神主と夢破れて地元に帰ってきてやさぐれている酒店の二代目です。
その他、江戸っ子な庭師と日本好きな留学生、同じ人を好きになってしまう双子庭師と残念イケメンな庭師、妄想癖カメラマンと乙女リーマンの話も収録されています。

Q3. 今作のこだわりポイントは？
最初にくろねこ屋の設定を椹野先生からいただいていたので、そのイメージを具現化しつつどんなお店にするのかという部分です。
椹野先生のキャラ達にとってくろねこ屋は職場なんですが、私のキャラにとってはデートスポットですので（笑）、お客さんの目線で少し特別な空間になるように描きました。
キャラたちが後日「あの時あのお店で…」って思い出すような場所にするというのを念頭に置いてました。
逆に他の場所は生活感があったり大衆的な感じが出るようにしたつもりです。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください！
ひねくれた神主の話を描いていたので、バチが当たらないようにたまに近所の神社にお参りしていたんですが、最近行った時にご神木の上からカラスに小石をギリギリ当たらない所に投げられました…！
怒られたんじゃなくてからかわれたんだと思うことにしています…。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
ひとまずコミックスが完成したので、ちょっとした達成感を味わっています。
と同時に色々不安です。

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
はじめまして。初めてのコミックスで緊張マックスです！
読んだ後に、にやっとしてもらえたらいいなと思いながら描きました。
手にとっていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

編集部からのコメント
くも先生のデビューコミックスとなる『くろねこ屋歳時記』は、椹野道流先生とのコラボレーションです。
隠れ家カフェくろねこ屋を背景に、個性豊かなキャラクターの恋模様が描かれています。
まずは、カフェオーナーの幼馴染みで宮司の鹿郞。つかみどころのない彼の愛情表現に、夢破れて傷心の大介は翻弄されます。
でも鹿郞は、肝心なところではしっかりと大介の気持ちを慰めて“おとす”のです。悪い男…！
他にも、不器用ながら一生懸命に気持ちを伝える庭師など、素朴で可愛い恋のお話がいっぱいです。
読み終わった後には、幸せな気分になれると思います。

くも先生の和洋折衷で独特な世界観で彩られた『くろねこ屋歳時記』。
細やかな描き込みで、いつも惚れ惚れとしていた作品です。ぜひご覧になってくださいませ。

くろねこ屋で働く人々を主人公とした、椹野道流先生の小説版『くろねこ屋歳時記』も鋭意制作中です。くも先生の可愛いコミックも収録されますので、こちらもお楽しみに！

(c)くも／椹野道流／プランタン出版