百合アズル先生インタビュー

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百合アズル先生インタビュー 血の味改善のために…♥ 美人ヴァンパイア×一匹狼ヤンキー 初コミックス『不実で不毛な恋の咬み痕』

2020/03/01 18:21

年の差490歳!? ギャップ満載のドタバタ異種族ラブコメ!!

 


L作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2273回
百合アズル/笠倉出版社/カルトコミックスequal collection
コミックス『不実で不毛な恋の咬み痕』2月25日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
売られた喧嘩は買うのがモットーの瀬那一月は常に敵意むき出しの一匹狼。そんな一月の前に突如ラークと名乗る吸血鬼が現れる。「貴様が俺の“食料”か…」といきなり首筋に噛みついた…と思ったら、クソ不味いと地面をのたうち回り――!? それからも不味いと言いつつも事あるごとに血を吸ってくるラーク。しかも、吸血鬼の牙には催淫効果があるらしく吸われる度に勃起してしまい…!!

 

――作品紹介をお願いします
空(魔界)から突然降ってきた吸血鬼とヤンキーな男子高校生が同居する中で不器用ながらも互いに惹かれ合っていくお話です。
人間の幸福度によって血の味が変化するという設定で、魔界の掟に背いた吸血鬼ラークは孤独で血が激マズな不良少年・一月の血しか吸えない状態で一月の元へ飛ばされて来ます。血を美味しくしたいラークは、一月を幸せにしようとあの手この手で振り回し、一方一月は“血の為だけに頑張っている”ラークに対してモヤっとしたりなどすれ違いの多い二人ですが、作中の二人のおバカなやりとりやマスコット的存在であるぬいぐるみのおかげで微笑ましいような、
クスッと出来る要素が多めの作品となっています。
果たして一月の血は美味しくなるのか、吸血時のえっちなシーンも含めて二人の関係を楽しんで頂ければと思います。



――主人公たちはどんな攻×受ですか?
受である瀬那一月はTHE・敵意むき出しの一匹狼ヤンキー少年! です。売られた喧嘩を買い続け連戦連勝・無敵の一月は周囲から恐れられ、敬遠されているのですが、本質は優しい子で泣き虫、そして究極の恥ずかしがり屋さんです。ギャップの男です(笑)

攻であるラーク カルヴィンは自己中で自信家、命令口調が多めのプライド高きおじいちゃん(506歳)です。そして究極の美人(イケメン)キャラ! なのですが、マヌケでシュールが故にこの上なくイケメンの無駄使い感が否めない…どこか憎めないような男となっています(笑)



――当て馬や重要な脇役は?
重要なキャラクターとしては、一月のバイト先の店長であるおばあちゃんです。年齢を感じさせない程明るく活発的で、よく一月の頭をバシバシ叩きます(笑) 面倒見のいいおばあちゃんがどう物語に関わっているのかも注目していただければと思います。
あと、同じく一月のバイト先の女子・りおちゃん(16)の見た目がとてもお気に入りです(笑)


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
一見噛み合わず殺伐としそうな二人にギャグ要素を足して意図的にカジュアルダウンさせています。重苦しい作品にしたくないなぁという思いがあったので、ギャグなところは存分におバカなやり取りを描き、真剣にぶつかる所は真剣に…というメリハリが出来たのではないかと思います。
個人的には度々ラークのお顔が梅干し風に潰されるシーンがお気に入りです。
あと、受けがヤンキーであることは私のポリシーなのですが、何故かいつも無意識に攻めが“強めの美人”になってしまいます(笑)
受けが美人やイケメンであることは特に重要視していないので、強めの美人さん×フツメンヤンキーという裏CP(?)な感じも楽しんで頂ければ嬉しいです(笑)



――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
一月がなかなかラークを名前で呼んでくれません…! 「おい」とか「テメェ」ばかりで、逆に彼のキャラ的にそれがしっくりくるので執筆中何度も名前を呼ぶ機会をうかがっていたのですが、ほんと数えられる程度の回数となってしまいました(ラークは数えきれないほど一月を名前で呼んでいます。笑)
あと、表情を描くのが大好きで、次のページでイイ顔が描ける…! というモチベーションで作画をしていたのを覚えてます。

――今作にまつわる裏話はありますか?
群れてる奴らが嫌いな一月ですが、中学生の頃、悪友数人と一緒にピアスをあけたという裏話があります。発起人は一月です(笑)
集団の中に居場所を見つけようとした時期はあったようですが、くだらないと思ったのか悪友とは全員手を切り一匹狼になったという感じです。
あと、本当は痛いのが苦手で喧嘩で殴られない為に鍛え、殴られれば辛そうに「痛ェ…」と言う。「こんなもん痛くも痒くもねぇぜ!」って感じの熱血ヤンキーでは決してないというイメージで一月を描きました(笑)
ラークですが、彼にはやんちゃで行動派な妹がいるのですが、妹に対しては絶対にマヌケでおバカな姿は見せません。兄であるプライド故です(笑)
一月に対してお花がほわほわ飛んでいるような、今のラークを見てしまった妹は心底ビックリしたことだろうと思います。
あとは「一月」という名前は一匹狼を連想させていたり、「ラーク」は春を告げる鳥である雲雀から取っていて誕生日が4月だったり、
妹は雲雀の対であるナイチンゲールから連想させた名前だったり…(笑) キリないですが、本編とは直接関係ないような裏設定を妄想するのも好きです。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
最終話(5話)の〆切前らへんの時期に、引っ越しをしました…(笑)
新居のダンボールだらけの部屋でとりあえずPCと液タブを引っ張り出し、地面に膝と肘をゴリゴリ擦り付けながらエッチシーン頑張りました(笑)
あの時の私はなかなかのクレイジーピーポーでした。

――今、何かハマっていることは?
真剣に腹筋ローラーで体を鍛え初めました。今までたしなむ程度だったのですが、『ケンガンアシュラ』という格闘漫画にハマったのがキッカケで毎日30回はするようになりました。筋トレガチ勢からすると少ないですかね(笑)
筋肉は至高…(合掌)ってなってるところなので一刻も早く柔らかい自分とオサラバしたいです。
そして、納得のいく至高の筋肉を描けるよう、日々精進致します(大真面目)。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
もともと小さい頃から闘う男同士の姿を邪な目で見ていたのを覚えています。
しかしBLというジャンルの存在を学生の頃まで存じ上げず、親友にオススメしてもらった『男子教室』というウェブ漫画で これが…BL…ッ! と覚醒しました(笑)
そしてぼちぼち二次創作とオリジナルも描いていると現在の担当さんにお声掛けいただきました。
作家としてスタート地点に立たせてくださった担当さんにはホント有難さと迷惑掛けっぱなしの申し訳なさで頭上がらないです…><

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
もちろん浮かれております(笑)が、「私の本が出るんだー!」というよりは、初めての連載で、初めてハッピーエンドを見届けた一月とラークに対してよかったね…(合掌)という気持ちが強いです。
そして一緒に見届けてくださった読者の方々と担当さんに心から感謝しているばかりです。妙に冷静です…(笑)

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
初めまして。ヤンキーはじめ強め男子が大好物な百合アズルです。
大変有難いことに、この度初コミックスを出させて頂くこととなりました。拙い部分も大いにあるかと思いますが、“強い男×強い男”をベースにヤンキーや美人攻めといった性癖をふんだんに塗し、楽しく描かせて頂きましたので
少しでも萌えを感じて頂き、楽しんで頂けると嬉しいです。どうか二人を可愛がってやってください!^^
そして私にどんな内容でも結構ですので感想聞かせてください。SNSでも大歓迎ですが、できればお手紙で!(笑) 一生残るので!


担当編集より
百合アズル先生のデビューコミックスは、ちょっとおバカでナルシストな吸血鬼と一匹狼の赤髪ヤンキーという噛み合わない二人の恋物語です。
魔界で罪を犯したラークは罰として一人の人間の血しか飲めなくなってしまいます。


その血が実はめちゃめちゃ不味く、ラークの初めて一月の血を吸った時の表情は「そんなに…?」と思わず吹き出しそうなほどの顔面崩壊ぶりです。
美人系イケメンなラークの顔面が梅干しみたいにクシャっとなったり…、様々な表情にもぜひ注目してみてほしいです。
一月は強気で喧嘩の強い男子高校生なんですが、実は甘え下手だったり恥ずかしがったりと可愛い一面があります。
ふたりとも素直になれなかったりしますが、一緒に住んでいく中でどんどんお互いを大切に思い惹かれ合っていきます。
そんな不器用とギャップを兼ね備えた吸血鬼と人間の異種同士の恋愛模様を楽しんでいただければと思います。

 

コミックス『不実で不毛な恋の咬み痕

 

特典情報

 

 

初回封入特典:描き下ろしマンガペーパー
アニメイト限定特典:4Pリーフレット(1Pカラー/3P描き下ろしマンガ)
コミコミスタジオ限定特典:4Pリーフレット(1Pカラー/3P描き下ろしマンガ)
とらのあな限定特典:描き下ろしマンガ付き両面イラストカード
特約書店限定特典:コミックス同時発売記念応援ペーパー

詳しくはequal公式HP

 

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(C)百合アズル/笠倉出版社

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