小説『新世界恋愛革命』（新書館）3月9日発売
鳥谷しず先生の新刊は、3月9日に新書館「ディアプラス文庫」からリリースの『新世界恋愛革命』。警視庁の部下×上司が、捜査をきっかけに目覚めてしまった意外な愛し合い方とは……。それでは「801 AUTHORS 108」64回目のゲスト、鳥谷しず先生どうぞ！

Q1. 新刊の紹介をお願いします！
警視庁捜査一課勤めの、上司と部下の刑事ものです。最初は反りが合わなかったのに、とあるきっかけでゲイ友となり、美脚ストッキング男を捜しはじめたふたりが、ストッキング、ストッキングと連呼しているうちに、ストッキングをはいて合体していた、というお話です。こう書くとコメディのようですが、自分ではシリアス調のつもりです。ちなみに、ストッキングをはくのは受だけです。

Q2. 主要キャラは、どんな子たちですか？
主人公は上司の真壁で、筋金入りのゲイです。かなりいいルックスはタチ風味なのにネコ、そのせいで年齢＝彼氏いない歴な悲しい童貞眼鏡・32歳です。ちょっと性格がねじれたツンの堅物ですが、お姫様抱っこを夢見る乙女なところもある警部補だったりします。
攻は真壁の部下のエルフォードです。イギリス生まれの29歳、苗字はカタカナですが国籍的にも民族的にも日本人です。顔よし、頭よし、家柄よし、おまけに性格までいいお坊ちゃま刑事で、そんな恵まれすぎたところを真壁にジト～と妬まれるのですが、色々あって、偉そうな美人上司のストッキング姿を拝みたくてしかたなくなる変態と化していきます。

Q3. 今作のこだわりポイントは？
私は毎回、読者の方にいかにエロを楽しんでいただくか、ということを第一に小説を書いていますので、今作のこだわりもエロです。パンストエロに心血をそそぎました。書き下ろしでは、パンストワールドからさらなる新世界へ飛び立っていますので、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです。

Q4. 近況、今作にまつわる先生の日常エピソードなど教えてください！
経年劣化して近所迷惑な大異音をギュンギュンと発するようになった換気扇を取り替えたいのですが、工務店のおじさんに「あー、こりゃ、天井を全部剥がさないと取り替えできないタイプだよ！」と言われ、途方に暮れています。

Q5. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう？
ほぼすべての作業が終わってから、パンストエロに気を取られるあまり、せっかくの受眼鏡だったのに、眼鏡エロをころっと忘れていたことに気づき、途方に暮れています。

Q6. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
少しでも今作をお気に召していただけましたら、既刊のほうもよろしくお願いいたします。すべて大体、変態とエロです。どうか、どうか、よろしくお願いいたします。

編集部からのコメント
本作の攻・エルフォードはストッキングが好きで仕方がない人です。しかもガーターベルトで留める仕様ではなく、パンティストッキング（を破るの）が好き、というこだわりよう。美形でエリートなのに、ちょっと残念な男です。でも、受の真壁のことは惚れて惚れて惚れ抜いてます。そこは声を大にして読者の皆さんに訴えたいところです！　
そして、お金を持ってる人が恋に溺れるとこうなる、というのが同時収録の続篇『新世界結婚行進曲』で描かれています。作中でかなり日本経済に貢献してます。エルフォードの経済力の高さに、真壁とともにおののいてください。
それ以上に、主人公たちのめくるめくエロ純愛を、ひとりでも多くの皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。