柵飛ヒツジ先生インタビュー

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柵飛ヒツジ先生インタビュー甘くて切ない大人の片思い♥ 年下ワンコ×黒髪クール料理長の純愛BL！初コミックス『犬と鶯』

2020/11/19 17:00

表題作含め、全作が年上黒髪受け！フェチの方必見です♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2539回
柵飛ヒツジ／ふゅーじょんぷろだくと／ポーバックス BABY comics
コミックス『犬と鶯』11月24日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
"それがたとえ叶わない恋だとしても。" ワンコ系居酒屋店員×人付き合いが苦手な料理長、小さな飲み屋で繰り広げられる大人の恋愛模様。居酒屋「初鶯(はつうぐいす)」で働く犬飼斗真(いぬかいとうま)。彼の恋する相手は、年上で調理担当の柳雪春(やなぎゆきはる)。しかし、柳にはずっと心に秘めた相手がいた。自分のことを見てほしくて、つい酔った柳に手を出してしまった犬飼。彼の想う「あの人」の代わりになんて、なれないことは分かっていたのに…。報われない者同士の真っ直ぐな愛を描く、柵飛ヒツジデビューコミックス。表題作他、10年越しの恋を描いた短編や、人間と獣人の年の差ラブストーリーも収録。

――作品紹介をお願いします
表題作「犬と鶯」は、片思いをこじらせた受けに惚れてしまった攻めが頑張る話です。
季節が冬から春へ進んでいくのに合わせて、登場人物の関係や心境が変化していきます。
年上黒髪が受けです。
同時収録の読み切り2作も年上黒髪が受けです。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
攻めの犬飼斗真はTHE年下わんこ攻めと言った男の子で、顔色を読んで人の懐に入るのが上手いタイプです。
受けの柳雪春は人付き合いが苦手な料理人で、頭で考えすぎてしまってちょっと頑固なところがあります。

――当て馬や重要な脇役は？
受けの柳が片思いをこじらせている藪島です。
少ない出番の中で、出来る限り魅力的に見えるように描きました。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
普段からキャラクターの心情が伝わる表情を描くことにこだわっているのですが、今回は特に受けの表情の変化を描きたかったので、そこを見ていただけたら嬉しいです。
絵柄や演出もドラマチックに出来るよう、他の作家さんの作品を見て勉強中です。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
今回初めての連載ということもあり、3話使ってのストーリーの構成に苦労しました。
背景が少しずつ描けるようになってきて楽しいです。
柳の髪型が作中何度も変わるので、生え際ももみあげも目に掛かる前髪も描けて楽しかったです。

――今作にまつわる裏話はありますか？
最初はお酒の擬人化でキャラクターをデザインしていました。
柳が日本酒で犬飼がビール、藪島がウイスキーで店長の三ツ場が焼酎でした。
好きなものをモチーフにしたのでキャラクターのイメージを固めやすかったです。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
水族館が一時オープンしたタイミングで取材に行くことができたのですが、お客さんが少ない分資料写真はとても撮りやすかったです。

――今、何かハマっていることは？
冬はスキーやスノーボードをしています。今年は雪が多そうだし板もブーツも新しくしたので楽しみで仕方ありません。
人混みを避けて小さなローカルゲレンデを開拓したいです。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
20代の間は絵を描くことから離れていたのですが、数年前から二次創作で同人誌を描くようになり、ふゅーじょんぷろだくとさんにお声がけいただき、今回初めての単行本を発行していただくことになりました。
もしずっと絵を描き続けていたら　と考える事もありますが、色んな場所に行き色んな事をしたので、その経験を今後の創作に活かせればと良いと思います。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
表紙のデザインをいただき、発売するという実感が湧いてきました。
同人誌と違って自分一人で作ったものではないので、売れるといいな。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
本編ではえっちシーンにページをさけなかった分、描き下ろしの着衣セックスはとてもエロく描けたのではないかと思います。
黒髪年上受けが好きな方に刺さりますように。

担当編集のコメント
11月24日発売、柵飛ヒツジ先生のデビューコミックス『犬と鶯』は一軒の居酒屋を舞台に、大人の恋愛模様を描いたハートフルBLです。
“好きな人には長年片思いをしている相手がいる”
ぞれぞれが一方通行の恋心を抱え最後にどう着地するのか、是非ご賞味いただけますと幸いです。
本作に出てくる美味しそうな料理はもちろん、幻想的な水族館、そして何よりも自身の気持ちに向き合い正直に生きるキャラクターたちの個性をお楽しみいただければと思います。
ゆっくりと育まれる彼らの愛が読者の皆様の心に少しでも温かな想いを残せましたら嬉しいです。