三上志乃先生インタビュー

突き放す愛と寄り添う愛。すれ違いに心が震えるデビュー作！

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2558回
三上志乃／ジーオーティー／picn comics
コミックス『0パーセントの花束』11月30日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
大企業の社長である父と優秀な兄・航(わたる)に劣等感を感じている巴(ともえ)は世話役の南雲(なぐも)と共に自宅の離れで生活をしていた。南雲への気持ちを押し殺し、一人で平気なふりをして日々を送っていたが南雲の方から好きだと告げられてしまう。「愛しているから一緒にいたい」「愛しているから離れたい」お互いの気持ちは交ることはなくーー。

――作品紹介をお願いします
それぞれ違った形の複雑な環境で育った、大企業の次男坊とその世話係との両片想いのお話です。


――主人公たちはどんな攻×受ですか？
受けへの執着心が強い世話係(25)×花屋アルバイトの不遇お坊ちゃん(20)です。巴(受)は父や兄と折り合いが悪く、支えである南雲(攻)ともうすぐ離れてしまう関係にあります。立場的な問題があってお互い素直になれない2人です。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
葛藤だったり本音と建前が入り組んだ感じを描きたくて、表情や構図をとても大切にしていました。



――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
南雲と巴は本当の気持ちを隠している2人なので、読んでくださる方に感情を伝えるにはどう描いたらいいのかが難しかった点です。あとお花やお花屋さんを描くのが難しかったのですが、ここはこうなってるのか…。とたくさん発見があって楽しかったです。2人の距離感が少しずつ動いていくのを描くのもとても楽しかったです。



――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
下絵に入るときに机や家具の配置変えをしていました。狭い範囲内なのであまり変わり映えしないのですが、頭がスッキリする気がして習慣になっていました…(笑)。 重いので流石にもう落ち着こうと思っています。



――BL作家になったきっかけを聞かせてください
今お世話になっている担当編集者さんに、二次創作の同人誌からお声掛けいただいたのがきっかけです。頂いたメールを見ながら固まったのを覚えてます…。そのおかげで今描かせて頂いているので本当にありがたいです。



――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
一冊にまとめて頂けた感謝の気持ちと、緊張とでグルグルしています。少しでも多くの方に読んでいただけたら…。と思っております。


――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
初めまして、三上志乃と申します。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
この度初めてのコミックスを発行して頂けることになりました。拙いですが、精一杯描かせていただきました。楽しんで頂けたら嬉しいです…！
よろしくお願いいたします。

picn編集部　担当編集より
大企業の次男坊・巴(受)とそのお世話係・南雲(攻)の交わらない両思いのお話しです。

優秀な兄と比べ出来損ないと言われ育った巴が心の支えとしていたのは死んだ母との思い出だった。
世話役の南雲と自宅の離れで暮らし、生花店でのバイトを送る日々。
南雲への気持ちを押し殺す巴だが、南雲から好きだと告げられる。
「一人で生きていける、自分の気持ちは迷惑になる」と突き放す巴に
「一生嘘をつき続けるなんて無理です」と寄り添おうとする南雲。

気持ちは同じでお互いを思っているからこそすれ違う二人の行く末どうなるのか。
幸せと切なさ、愛しさが一堂に会した三上志乃先生のデビュー作。ぜひご覧ください！

コミックス『0パーセントの花束』

特典情報

共通：初版のみ描き下ろしペーパー封入
アニメイト限定：描き下ろしメッセージカード
コミコミスタジオ限定：描き下ろし4Pリーフレット
ホーリンラブブックス限定：描き下ろし4Pリーフレット
とらのあな限定：イラストカード
Renta!限定：描き下ろし1P漫画
シーモア限定：描き下ろし1P漫画
電子書店共通：描き下ろし1P漫画
詳しくはpicnホームページへ

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(C)三上志乃／ジーオーティー