藤先生インタビュー

少しずつ変わっていく関係から目が離せない！繊細な表情に注目

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2714回
藤／一迅社／gateauコミックス
コミックス『僕が知らない君の顔』5月14日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
大学三年生の青葉は、ひとつ年下の幼馴染・祥と同居している。部屋が狭い以外はなかなかに快適な生活を送っていたが、 ある雨の日、びしょ濡れで帰ってきた祥が泣いているのを見て以来、その泣き顔が頭から離れなくなる。 タイミング悪く裸まで見てしまい、昔から「青ちゃん」と自分を呼び、懐き後ろをついてきたときとは違う成長した祥の姿になぜか身体が反応してしまい…!? しかも、普段と変わらぬクールな口ぶりで「手伝ってあげる」と処理までされて——!

――作品紹介をお願いします
数年ぶりに会った幼なじみ2人が、ルームシェアをきっかけに、お互いのことを知りながら少しずつ、ゆっくりと恋愛していく話です。



――主人公たちはどんな攻×受ですか？
美形ミステリアスボーイの祥×お兄ちゃん気質な平凡大学生の青葉です。
祥はミステリアスですが、ただ口下手なだけです…それに青葉が振り回されています。



――当て馬や重要な脇役は？
中盤から登場する伊織が、2人の関係を引っ掻き回します。口が軽くて、すぐ嘘をつくような嫌な性格ですが、どこか憎めない人です。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
タイトルに『僕が知らない君の顔』とあるように、今作は顔をテーマに置いているので、彼らの表情に力を入れました！ 特に、祥は話が進むにつれて、どんどん表情が柔らかくなっていきます。一緒に過ごすにつれて、お互いを見る目が変化していく様を描くのは難しかったですが、同時にとても楽しかったです。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
表情の変化もそうですが、2人の感情が変わっていく様子を描くのが大変でした。この1年間はずっと2人のことを考えながら過ごしていました。
あとは青葉の髪の毛です！ こういう髪型のキャラを描いたことがあまり無かったので、最初の方は苦戦しました。


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
執筆中ではないですが、最終話を描き終わったあとに、1話を描き始めてから1年以上経っていることに驚きました。月日が経つのがあまりにも早すぎて、怖くなってしまいました…。


――今、何かハマっていることは？
海外ドラマを見ることにハマっています！ 長い作品もあるので、作業中に流しているのですが、結局見入ってしまって全く作業が進まないことが何度もありました。

――BL作家になったきっかけを聞かせてください
ネットで活動していた時、お声をかけていただきました。
商業で描かせていただくのは1つの夢でもあったので、大変嬉しかったのを覚えています。


――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
初めてのコミックスなので、とてもドキドキしております！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまでお読みいただきありがとうございます！ ぜひ『僕が知らない君の顔』も楽しんでいただけると嬉しいです。



担当編集より
藤先生のデビューコミックス『僕が知らない君の顔』は幼馴染二人の焦れったい恋模様を描いたセンシティブラブストーリー！
疎遠になっていた幼馴染・祥と突如ルームシェアをすることになった大学生の青葉。
自由気ままな東京での一人暮らしは終わってしまったが、いい距離感で日々を過ごしていた。
だが、祥の泣き顔を見てしまってからというもの、その表情が頭から離れなくなり――？
なにを考えているかわかりづらい、表情があまり変わらない祥が表情も感情も豊かな青葉に触発されて、徐々に懐くように距離を詰めていく姿はきゅんっとくること間違いなし！

コミックス『僕が知らない君の顔』

特典情報

・アニメイト：描き下ろしペーパー
・コミコミスタジオ：描き下ろしペーパー
・応援書店/電子版共通：描き下ろしペーパー

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