04/19 おきぬ先生インタビュー 毒舌コンビニ店員×年上常連客のまるでショートコント!?なラブコメBL♥『後は野となれ山となれ』
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2021/05/29 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第2732回
四隅／竹書房／バンブーコミックス moment
コミックス『狡猾×純情ラブシッター』5月27日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！
STORY
ぼっち気質で恋愛経験ゼロの大学3年生・瑞貴は、甥っ子の親代わりになって2カ月の〈新米パパ〉。慣れない育児に四苦八苦する中、甥っ子の授業参観に行くと同級生の渉と遭遇する。渉はゼミ内でも有名な “恋愛に本気にならない遊び人” …。チャラついた雰囲気で敬遠する存在だったが、渉も男手ひとつで幼い妹を育ててきた〈パパ〉だった！ 家事育児バッチリで妹溺愛な渉に心をあずけていく瑞貴だったが、なぜか流されるままセフレ関係に!?
――作品紹介をお願いします
わけありで子どもと生活している大学生の二人が、その似た境遇から仲良くなり…というお話です。
「お兄ちゃん同士の育児BL」案を担当さんから頂きこの話になりました。
――主人公たちはどんな攻×受ですか？
チャラくて恋愛には不誠実な奥村渉(攻)とコミュ障で恋愛経験ゼロの小林瑞貴(受)です 
――当て馬や重要な脇役は？
脇役というかこの二人もメインだと思っているんですが、渉の妹の遥と、瑞貴の甥の郁也です。
子どもたちの成長とともに大人の二人もこどもに背中をおされながら話が動いていくのでいなくてはならない重要人物です。
他にも脇役いろいろいるんですがなかでも梨花ちゃんがお気に入りです。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
チャラくてちゃんと恋愛に向き合ったことがない渉と奥手で恋愛経験すらない瑞貴の正反対の二人の気持ちが少しずつ変化していくところです。
そして上の質問でも描いたのですがこれは二人だけの話ではないので、子どもたちとの生活とふれあいのなかで、それぞれいろいろな思いを抱えながら物語が進んでいくところを見ていただけたら嬉しいです。
あとは担当さんから「渉はどうして瑞貴じゃなきゃダメとおもったのか」と聞かれ、最終話の告白シーンのセリフ、めちゃくちゃ考えました。知恵熱出るかと思った。
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
わたし自身子育てをした経験がなく、小さい子と言えば年の離れた従妹がいたくらいなものなので子どもの描写が難しかったです。
でも従妹が結構ませてるなぁと思うことが多かったのもあり、遥もわりと大人っぽい描写をしたりしました。
あとは瑞貴は今まで描いたことがないタイプだったので、かわいく、でも女の子っぽくなりすぎないようにという塩梅が難しかったです。
――今作にまつわる裏話はありますか？
二人とも最初はもう少し幼めの顔でした。もう少し大人っぽく、と言われて今のかんじになったのですが、瑞貴に関しては手癖でだんだん顔が幼くなっている気がしますね…(笑)。
遥も最初はもっと強気な元気っ子！ なイメージだったのですが郁也と少しかぶるのでおとなしめの女の子にしたり。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
連載中にちょっといい椅子に買い換えました！ 疲労具合が全然違うのでやっぱり椅子は大事ですね。
――今、何かハマっていることは？
2年くらいずっとやってるオンラインゲームがあるのですが、いつも作業通話してくれる友人と息抜きに何戦かいったりします。
あまりゲームなど長続きしないタイプなのですがずっと飽きずにやっています。
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
小心者なのでいろいろと不安でいっぱいですが少しでも楽しんでいただける作品になっていたらうれしいです。
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまでお読みくださりありがとうございました！ どうぞよろしくお願いいたします。
担当編集より
四隅先生のセカンドコミックスは癒しとハッピー全開な「育児BL」です！
愛に不誠実な狡猾ワンコ・渉(攻)と、ぼっち気質でちょろかわ無垢な健気・瑞貴(受)のカップリングです。二人は大学の同級生なのですが、似た境遇により「パパ友」となりますが、肉食系な渉に流され「パパ友セフレ」という背徳的な関係に!?
とても華やかな絵を描かれる四隅先生なのでイケメン力に説得力があり、少しズルいところもあるけど愛されるチャラ攻が最高な塩梅です！ ただチャラいだけではない妹想いなギャップが最高にいい男なのでご期待くださいませ。
一方、省エネ系・瑞貴はあまり喜怒哀楽が出ないタイプでしたが、どんどん可愛さがほころんでいき自分でも知らなかったであろうエッチな顔を無意識でする子に成長しました(笑)。「受の才能がありすぎる…！」と連載時も萌えすぎて頭を抱えることもしばしば…ピュアゆえに攻を狂わせる天才肌です。
そして二人の子供たちも主役と言って過言ではないほど重要なポジション。子供らしい本音と、打算のない優しさがとっても素敵な子たちです。四隅先生はリリカルな表現、キャラクターの心の内から溢れでたセリフやモノローグで惹きこむのがお上手なので、その点もご注目頂きたいです！特に3話は4人で遊園地に行くほのぼの回なのですが、バラバラだった彼らに起きた変化に泣きたくなるほど…。
「家族の形はひとつじゃない」。ひとりぼっちだった人たちが欠けたピースを埋め合い、愛を知って家族になっていく過程を大事に描いてきました。ぜひ癒しと幸せを感じて頂ければ嬉しいです！ どうぞよろしくお願い致します！
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