青色イリコ先生インタビュー

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青色イリコ先生インタビュー 攻めが紳士的すぎる⁉令和の社長×古BL界の受け♥コミックス『古BLの受けは令和でモブとして暮らしたいのに』

2024/06/09 17:00

売られ、囲われ……災難続きの転生者が令和の社長に愛されて♥

 


BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3684回
青色イリコ/ 講談社/ハニーミルク
コミックス『古BLの受けは令和でモブとして暮らしたいのに』6月5日~配信
サイン色紙プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!

 

STORY
なつかしの「古BL」界に「受け」として生まれた咲夜は、ヘリから落ちて命を落とし…令和の世に「田中」として転生した!古BL界で「攻め」たちに追い回されてきた田中は、転生先ではモブとして平和に生きようと決意する。だが、そんな田中の前に生粋の「攻め」…イケメンハイスペ社長が現れる!警戒心MAXの田中だが、令和に生きる社長は意外にも紳士的で…?

 

――作品紹介をお願いします
90~00年代のBL、いわゆる「古(いにしえ)BL」と呼ばれる世界で「受け」として生きていた主人公・田中が、ひょんなことから令和のBL世界に転生してしまうという話です。
私自身、BL好きで古BLもたくさん読んできたのですが、あの頃と今とでは恋愛の進め方や受けと攻めのビジュアル、関係性がだいぶ違うなあと感じていまして。
もし古BLの価値観を当たり前だと思っているキャラが、コンプラ意識の高い令和にやってきたら面白いんじゃないかと思い、考えついた企画です。

 

 


――主人公たちはどんな攻×受ですか?
攻めは、令和の価値観を持ち合わせた爽やかイケメンハイスペ社長です。令和の攻めなので、いきなり迫ったり押し倒したりはしません。セクハラになっちゃいますからね!
受けは、古BL界から転生してきた強気な子犬系で、令和ではゲーム会社の社員です。古BL世界で攻めたちに追いかけ回されたことがトラウマになっていて、最初は社長をめちゃめちゃ警戒しているのですが、だんだん絆されてしまうところが可愛いなあと思います。


――当て馬や重要な脇役は?
やっぱり、古BL界の攻めでしょうか(笑)。
実はちゃんと名前があって、皇といいます。6話で田中を追いかけて令和の世界にやってくるのですが、田中にはその愛が全然伝わっていなくて(笑)。そこがちょっと不憫でかわいいなと思えてしまい、地味に好きなキャラですね。
顎も肩幅も態度もデカいのですが、愛し方がわからないだけで、田中への想いはけっこう一途なんです。


――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
とにかくギャグを振り切ること、でしょうか。
やりすぎかな? と思うくらいがちょうどいいと思っているので、毎回キャラへの愛だけは忘れずに、でもめちゃくちゃいじり倒してます(笑)。もちろんギャグだけではなく、きゅんシーンやせつないすれ違いなども、入れ込んでいます!
あとは、「古BL」を知らない人が読んでも面白いと思っていただけるように、という部分は最初からずっと意識して作っていますね。


――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
私も担当さんも根っからのBL好きなので、最初から二人とも「古BL」といえばアレだよね、という共通認識がありました。それが役に立つ時ももちろんありましたが、逆に知らない人が読んだ時に何がわからないのか、がわからないという部分もあって。なので、そこの擦り合わせに苦労したかもしれません。ドバイの砂漠に連れ去られるとか闇オークションで競り落とすとか、今のBLに慣れていたら「どういうこと?」ってなりますもんね(笑)。
楽しかったところは、ネタ出しでしょうか。いろいろな小ネタを挟んでいるので、ファンレターなどで読者の方に笑ってもらえているのがわかると嬉しかったです。

――今作にまつわる裏話はありますか?
実はアプリに掲載するにあたって、「乳首をそのまま描いてはいけない」と言われまして、急遽花びらやモザイクで隠しました…(笑)。
あっ、でも単行本では乳首解禁しておりますので、ご安心を! 存分にお楽しみください!


――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
この作品を描くにあたって、もう一度古BLを学ぼうと思い、ちょうどその時開催していた「はじめてのBL展」に担当さんと行きました。
この作品で言う「古BL」は90~00年代に流行ったBLジャンルですが、それよりもさらに前の、BLという言葉すら生まれていなかった時代の作品を見ていると、今へと繋がるBLの潮流を感じてなんだか感慨深かったです。懐かしい作家さんの名前もたくさんあって、「これ読んでた~!」とめっちゃ興奮しましたね。

――今、何かハマっていることは?
アラフォーになり健康状態を低空飛行でもいいから安定させたいと思い、身体にやさしい食事作りをするようになりました。長谷川あかり先生のレシピ神です。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
この前に描いていた作品が『老犬とわたし』という切ない動物ものだったので、我ながら振り幅すごいな~!という印象です(笑)。
BL作品は少し久しぶりなので緊張もありますが、多くの方に楽しんでいただき、笑ったりキュンとしたりしてもらえたらと思っています。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
ちるちるユーザーの方には古BLをご存知の方も多いかな? と思いますが、知らない方でも十分に面白いと思っていただけるはずです!
ぜひ腐女子のあなたも、貴腐人のあなたも、腐死鳥(フェニックス)のあなたも、お手にとっていただけると嬉しいです。

担当編集より
はじめて1話のネームを読んだ時、あまりにぶっ飛んでいて、でも面白くて、「これはすごい作品だぞ…」と震えたのを覚えています。どのページにも青色先生の抜群な笑いのセンスが光っていて、ネームを読むたびに編集部で笑いを堪えるのに必死です(笑)。
読むと絶対にハッピーになれるBL、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思います。

コミックス『古BLの受けは令和でモブとして暮らしたいのに

 

その他情報

 

本作は漫画アプリ「パルシィ」にて連載中!
最新話を追いたい方はこちら

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