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 ぢゅん子先生 インタビュー

2012/04/27 12:00

ぢゅん子先生が描く男の子は、スバリ萌えます。そして設定やストーリーにも、萌え演出が多数! 総合的な萌えで、BLファンの胸をキュンキュン鳴らすぢゅん子先生の、クリエイティビティの一端にふれるインタビューです。

Q. ぢゅん子先生、まずはペンネームの由来や、込めた思いなど教えていただけますでしょうか。

A:本名がじゅんこなので、なんとなく「ぢ」にしただけで思い入れなどはありません、すいません……。

Q. 3月にリリースされた漫画『傘の下、ふたり』は、これまでの先生の作品とは異なる雰囲気にドキドキしつつ読みました。そして最後の1ページには魂持っていかれました! あとがきに、ストーリー後半の流れについて書かれていましたが、先生の中には最初から、最後の1ページの絵があったのでしょうか?

A:ありませんでした。最初なんとなくイメージしていたものはあったのですが、ネームを切っていくうちにだいぶ違ってしまいました。

でも最初に考えてたやつよりは流れに沿ったものができたのではないかと結果オーライな感じです……(笑)。

Q. 『傘の下、ふたり』のカップルが出会った当初は、攻の三尾は高校生、受の柚木は大学生でした。ぢゅん子先生の作品には、ほかにも年の差カップルが登場しますね。読んでいて、学年の「2年」だったり、敬称の「さん」などのキーワードからキャラの関係を読み解くときにトキメキを感じます。ぢゅん子先生が考える年の差カップルの魅力を語っていただけますか?

A:年下攻めだと、やはり普段敬語だったり「さん」づけだったりするのがふとした時に崩れる瞬間がとても好きで。

特に感情が昂った時に、若さゆえに自分をコントロールしきれない感じがたまらないです。

どうやっても埋まらない経験差を力技でひっくりかえすとか、そういうがむしゃらさが萌えます。

Q. 漫画を描き始めたきっかけや、デビューまでの経緯は?

A:きっかけは覚えてないです。漫画読むのは小さいころから好きだったので、真似したくなったのではないかなあと思います。

二次創作で同人活動していて、それを読んでくださった編集さんに声をかけていただきました。

Q. 2011年リリースの漫画『スターライクワーズ』は初の連載作品。同作で描かれた高校生カップルのほかにも、ぢゅん子先生の作品の舞台には、学校が多く登場しますね。先生は、学校ではどんな生徒さんでしたか? 経験や思い出が活かされているシーンなどあるでしょうか?

A:あまりありません。校内のいろんな場所に行ってはここでホモカプがいちゃいちゃしてたらいいのになあ~という妄想を当時からしてて、あえて言えばそれを使ってます(笑)。

Q. 最新作である『傘の下、ふたり』では、Hシーンはあえて抑え目、という気がしたのですが、全体的に先生の描かれるH描写はエロい! と感じております。私が特に魅力を感じるのが、絵ですと腹筋、そしてギャランドゥ下の表現です。先生のHシーンに対するこだわりなど、聞かせてください。

A:ありがとうございます。ひとつひとつの描写をねちっこく……というのは心がけてます。あと話にもよるんですが、基本的には双方気持ちよさそうなのが大事かな……と思います。

趣味に走るとハートマークとか飛ばしまくりたくなるので、おっしゃる通り、『傘の下、ふたり』では抑えました……(笑)。

ハートマーク乱舞も好きなんですが無言も萌えますね。無言はやったことないのでいずれトライしたいです。それと最近描いてないけど受けの鼻水好きなんです。これもいずれまた描きたいです。

Q. ぢゅん子先生の絵で、髪型のサイドが短いキャラのモミアゲ表現がたまりません。『キミノート』の攻である宮坂や、『傘の下、ふたり』の三尾など、ああさわりたい……みたいな。あと、上唇に使われているトーンが魅力的ですし、キャラの着ている服にもこだわりを感じます。絵を描く上で、意識してらっしゃる点を教えていただけますか。

A:ありがとうございます。服装は性格を表すために、そのキャラが選びそうなものを着せるようにしています。

唇は好きな部位なので、やわらかそうに……というのを一応念頭に置いて描いてます。髪の毛も質感の違いを出せるようになりたいです。

あと何をおいても目力だけは失わないように気をつけてはいるつもり……です。

Q. ストーリーについて、私が先生の作品で印象的だったのが、あこがれや再会、失恋の心の隙間などからの展開です。ストーリーを作るとき、これだけは外せない! という流れやキーワードはありますか?

A:外せないもの……やはりときめきですかね……? 心をつかまれるダメ押しの一瞬みたいなものとか。あとギャップとか。

憧れや再会も「頭(記憶)の中の相手と現実(現在)の相手とのギャップ」という萌えかなと思います。

Q. お好きな作品や作家さんなどを教えていただけますでしょうか。理由や思い入れなどもお願いします。

A:たっくさんあるのですが、『ラブ・アクチュアリー』という映画は好きすぎて何度も何度も観てます。基本的にラブストーリーものはあまり見ないのですが、これだけは別格です。

ベタなラブコメ展開もベタに見えずでもスマートすぎず、笑いどころもたくさんあって、こういうユーモアとロマンのある寛容なお話をいつか描けたらなあという憧れがあります。

漫画はちょっとあげきれないです。

Q. BLでは、どんなカップリングやシチュエーションがお好きですか?

A:年下攻め、成長逆転もの、横恋慕、ビッチ受け、かわいこちゃん攻め……など。

Q. 今後、チャレンジしてみたい作風やストーリーはありますか?

A:キャラのたくさん出てくる楽しい群像劇みたいなのを描いてみたいです。構成力がおっつかないのでまだまだ夢なのですが……。あとサスペンスっぽいのとか。

Q. 最後に、ちるちるユーザーのみなさんにメッセージをお願いします。

A:漫画読んでくださりありがとうございます。まだまだ拙いですがいろんなお話に挑戦していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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