03/27 民NIQ先生インタビュー ヤンチャなツッコミ役×クール系天然上司!コミックス『「○○しないと出られない部屋」の管理人になりました』
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2025/03/12 17:00
BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第3927回
おどる/KADOKAWA/B's‐LOVEY COMICS
コミックス『春のデジャヴに踊れ』 3月14日発売
サイン本プレゼントあり! 詳しくはインタビュー後に!
STORY
母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。社会人と大学生。異性愛者の同性同士。恋愛には発展しなさそうな二人なのに社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。──淳は母のことが好きだったのかもしれない。淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて晃介は、やがて大胆な行動に出る──初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。
――作品紹介をお願いします
社交ダンスをモチーフにした、自己選択の話です。
縁あり出会った、過渡期のあやふやな青年と真っ当で臆病な大人の勇気を描いています。
――主人公たちはどんな攻×受ですか?
主人公の晃介(受)は周りより少ししっかりした大学生です。でも若者らしい悩みや揺らぎを抱えていて、それを手助けできる存在として社会人の淳(攻)を描いています。
若者の素直さや経験不足、大人の守勢や経験知など性質の違いが良くも悪くも作用し合いながら進展していきます。
――当て馬や重要な脇役は?
それぞれの家族や友人たちです。皆、ふたりの考え方や選択に影響している大切な人たちです。
――今作のこだわりはどのあたりでしょう?
できる限り私たちの世界と地続きの物語として受け取ってもらえるように、社会や生活を前提とした恋愛を描きつつ、でも少しドラマティックな物語にできたらと思いました。
人の輪の中で生活をしていることを、ふたりともよくわかっています。当たり前に人目や不都合やストッパーがありますが、でもやりようがないなんてことはきっと全然ない、というポジティブな話にしたいなと思っていました。
それぞれよく考えよく感じる人たちなので、言葉や視線や呼吸や体温など、色んなものを感じ取っていただけたら嬉しいです!
――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
キャラづくりがとても難しく、同時にすごく楽しかったです。
という前置きをしてこの場を借りて弁明させていただきたいのですが、えっちシーン、ゴムをつける描写はないんですけど、つけてます!!(笑)
描きたいものが多すぎて入れられず、でもこの人たちが着けないわけないと思ってもらえたらいいなと思い、カットしました…。
描かれていないものを想像することが漫画の楽しさのひとつだと思っていまして、想像や推定ができることが「=キャラクター性」なのかなと思い至った場面でした…。
――今作にまつわる裏話はありますか?
これはBL的に大丈夫かわからないのですが、ふたりとも女性経験があり、特に淳は「こんなに人を愛おしいと思ったのは初めて」ではないのです…!
年齢とキャリア的に、すでに結婚して子どもがいたりマイホームを買っていたりしてもおかしくないので、結婚を考えるような相手が1年前まではいたという意識をふわ~と持ちつつ描きました。
そういった経験値も相まって、恋愛に夢中! というタイプではないので、ちょっと冷めて見えるかも…。見栄えしなくとも、愛しています。
逆に晃介は「こんなに人を愛おしいと思ったのは初めて」です。身を委ねたい願望と自立心を両立させてくれる人として、たぶん淳ちゃんが合っていたんですね…。
晃介のほうが夢中だし、表に出ます。晃介はうお座で、淳は天秤座の男です。
――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
久しぶりに踊りに行きました! 床の感触とかよく聞いた音楽とか踊ることを盛り上げてくれる声援とか、ぶわ~っと懐かしくなりました。
ひたすら楽しかったです!
――BL作家になったきっかけを聞かせてください
同人活動をしていたところに声をかけていただきました。漫画を描くことが大好きなので、挑戦してみようと!
――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう?
心臓バクバクです…! 星の数ほどある作品の中から本作をお手に取ってくださった方にとって、楽しさや萌えや気づきや、何か一つ良いことがありますように!
――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
これからも己の萌えを探求していきたいと思います!
皆様の飽くなき探求も、捗り、実ることを祈っております。そのひとつとして本作をお手に取っていただけたならとても嬉しいです。
そして、ぜひ一度社交ダンスを体験してみてください~!
◆コミックビーズログ編集部 担当編集さんより
人生の大切な時に、そして人生が何気なく過ぎていく時に、出会ったふたりが手を取り合い踊る姿が美しく、祝祭のように感じました。読書中、ずっとこの時が続けばいいのにと願ってしまうほど、綿密な情感が込められた作品です。
おどる先生とはステップを踏むようにやりとりをしていました。けれど届く原稿には驚くほどの熱がほとばしっていて、先生は楽しく情熱的に踊るダンサーなのではと想像しています。
これからの春めく季節に『春のデジャヴに踊れ』で踊ってみませんか。新しい季節の喜びを一緒に感じられたらとても嬉しいです。
アニメイト:リバーシブルカード【片面描きおろし】
コミコミスタジオ:モノクロペーパー【描きおろし】
とらのあな:両面イラストカード【片面描きおろし】
ホーリンラブブックス:4Pリーフレット【描きおろし】
応援団書店:マンガカード【描きおろし】
詳細はこちら
皆さんの感想が先生に届きます♥
評価・レビューはこちらから
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(C)おどる/KADOKAWA
コメント1
グラニースミスさん
おどる先生はじめまして
Xで試し読みを拝読させていただき発売が待ちきれない~と3/14にアニメイトに行って最後の一冊を購入できました!!フライング発売していたの知らなくて…危なかったです
私は淳の年齢側なので淳目線で読むことが多かったです
晃介かわいい~しっかりしてる~愛い~幸せにしたい!ニチャァ
淳の10歳じゃない9歳(差)だからね!!という叫びがツボでした大好き
愛があるからこそ歳の差気になりますよね
おなかいっぱい~わたしも幸せになりました
令和のBL堪能させていただきました
ありがとうございます
もっとふたりを見たいです~続編期待しております
季節の変わりめお体ご自愛下さいませ