櫻川なろ先生インタビュー

重厚なストーリーのなか、正反対なふたりの恋に釘付け♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4012回
櫻川なろ／竹書房／バンブーコミックス Qpaコレクション
コミックス『龍の双星 1』 6月17日発売
サイン本プレゼントあり！ 詳しくはインタビュー後に！

STORY
帝に仕え治安を担う徳師集団・河岸白山家[かがんはくざんけ]。若手筆頭の怜王は、繰り返し見る夢に出てきては、一緒に幸せな国を作ろうと語りかけてくる声の主を探していた。「あんたの精気を対価に、俺を雇ってみる気はないか?」怪異怨霊の類から民を救うために諸国行脚をするなか、自身を淫妖だと語る青年・志信に声をかけられる。術に長け、腕っぷしもいいが正体も目的も不明なその青年を飼い慣らすことができるのかと悩みながらもその手を取ることに。飄々とした態度の裏に時折見せる影のある表情――、志信という青年、そして声の主の正体は如何に…?　人探しで諸国行脚中の実力派若様×正体不明なあざとキュート淫妖(!?)　出逢いと絆、巡り合わせのものがたり――。櫻川なろ新境地　和ファンタジーBL、開幕

――作品紹介をお願いします
和風ファンタジーBLです。怨霊の害から人々を助けるために諸国を旅しつつ、その人助けの道を目指すきっかけになった“夢の声の主”を探す実力派若様と、若様の精気と引き換えに彼の従者になる淫妖を名乗る青年の物語です。
若様に匹敵する実力者でもある青年は正体不明。淫妖としてのあざとい振る舞いに振り回されながら、その奥に見え隠れする彼本来の魅力に心惹かれていくが…？というお話です。
淫妖というとエロ推しを想像する方も多いと思うんですが、ストーリーの方にも比重を置いたお話になっています。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
クールで真面目な実力派若様×正体不明のキュートな淫妖(!?)です。

――当て馬や重要な脇役は？
若様・怜王の弟子、奏です。旅に途中加入してくる正体不明の淫妖・志信に対して、小型犬よろしくキャンキャン警戒心むき出しの少年で、揶揄ってくる志信との掛け合いは描いてて楽しい場面のひとつです。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
ファンタジーBLということで、世界観からしっかり作り込みました。
攻めの怜王・受けの志信共に異なる術を扱う実力者なので、彼らの能力や差異が伝わるような場面を描きつつ、それらがちゃんとラブに繋がるように工夫しました。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
普段描きなれない髪型や服装だったので慣れるのが大変でした。

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
背景画の参考にしようと山中にある神社に行こうとした際、登山が思いの外ヘビーで途中で挫折しました。筋トレしていつかまたリベンジしたいです。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
初ファンタジーなので、どういう風に受け止めていただけるかドキドキしてます。

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
ここまでご覧いただきありがとうございます！初のファンタジー作品ということで、色々試行錯誤しながら作りました。
いちゃいちゃやコミカルな場面からシリアスな場面まで幅広く描けて楽しかったので、世界観や生き様も含めて彼らの旅路を楽しんでいただけると嬉しいです！

◆担当編集より
繊細でピュアな恋や心理描写を描く櫻川なろ先生の贈る最新作、和風ファンタジーBL『龍の双星 1』が発売です!!

舞台はとある時代のとある島国。
「徳師」と呼ばれる術師集団・河岸白山家（かがんはくざんけ）若手筆頭の怜王は、繰り返し見る夢の"声の主"を探しながら人々を怪異怨霊から救うため旅をしています。

怨霊退治中に出会った、自身を淫妖と称する筆頭級に腕が立つ青年・志信に旅をする理由について興味を持たれたようで、"精気を対価に自分を雇ってみないか"と提案される展開に！
目的も正体も不明な志信に対して、怪しい人物を野に放つのは…というどこまでも世のため人のためな考えからその手をとることに。
そうして始まった旅のなかで、ふたりが絆を深めていく様子や謎が謎を呼ぶ重厚なストーリーを楽しんでください！

お話が進むにつれて、志信のテンションに押され気味だった"堅物坊ちゃん"な怜王が、精気を渡すため何度もキスを重ねるなか、逆に志信を照れさせてしまうほど余裕たっぷりに受け入れるようになる姿はふたりを見守りながらにやけてしまいます。そうした予想外な怜王の行動を受けての志信の反応にも胸キュン必至♡
容姿端麗、常に真面目で誠実な怜王と、のらりくらりと掴みどころのない志信の正反対なふたりの恋に釘付けになること間違いなし！
軽薄で利己的に見えて実際は繊細で利他的な、知れば知るほど魅力にあふれている志信に少しずつ惹かれていく怜王の心の動きにもぜひご注目ください！

探している"声の主"はいったい何者なのか？ 物語が進むなかで徐々に明らかになる志信の正体は？ ふたりの関係や、ストーリーについても目が離せません!!
設定やお話の流れが作りこまれていてとても読み応えバツグンの本作、是非じっくり読み込んでいただけると嬉しいです！
ふたりが紡ぐ巡り合わせのものがたりをみなさまもぜひ見守ってください♡
 

コミックス『龍の双星 1』

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(C)櫻川なろ/竹書房