環山先生インタビュー

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環山先生インタビュー跳ねっ返り美人×理屈屋な生物部員！不器用同士の成長ラブストーリー♥コミックス『ハローハロー宮前くん』

2025/07/23 17:00

素直な対話を通して少しずつ関係を深める二人が愛おしい♥

BL作家インタビュー「801 AUTHORS 108」第4049回
環山／幻冬舎コミックス／バーズコミックス　ルチルコレクション
コミックス『ハローハロー宮前くん』 7月24日発売
サイン本プレゼントあり！詳しくはインタビュー後に！

STORY
幼い頃からその綺麗な外見で判断され、扱われることに辟易し“反発”するのがすっかり習い性となっていた大学生の綾人。あるとき出会った、まるで接点のなさそうな青年・宮前くんの思いがけない行動と一言に心を揺さぶられ、積み上げてきたアイデンティティが一気に崩れてしまう。友達ってどうやって作るの？　このドキドキは、恋じゃないの？　いちから自分を見つめ直す綾人と見守る宮前くん、不器用同士のチル＆ラブストーリー。

――作品紹介をお願いします
跳ねっ返り美人の綾人が、真面目な生物学部の宮前くんに出会い、「この人普段何考えて生きてるんだろう？」という切り口から投げやり気味だった自分の内面にも向き合っていくお話です。

――主人公たちはどんな攻×受ですか？
蔦井綾人(攻)は周りの反応と内面のギャップに違和感を感じて反発する反骨精神を持っていますが本来は素直な人間で、宮前優平(受)は冷静な理屈屋で人間の感情に少々無頓着なところがありますが内面には情熱を持った人間です。お互いに自分が理解できない領域を教え合う師弟に近い関係だと思います。

――当て馬や重要な脇役は？
脇役は全員気に入っていますが宮前くんの友達の常田、綾人の友達の茅野と宇部が主人公ふたりとの距離がそれぞれの尺度で近くて頑張っています。

――今作のこだわりはどのあたりでしょう？
綾人と宮前くんの中に流れるちょっとした文化の違いを描いていこうと当初から思っていました。

――苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください
宮前くんが生物部なので魚が沢山出てくるところです。博物学図鑑とは別に魚類図鑑を買う程度には好きでずっと眺めていたんですが、まさかこの趣味が漫画で日の目を見ると思っていなかったので嬉しいです！大変でしたが…！

――今作にまつわる裏話はありますか？
水族館のエピソードを沢山入れたかったのですがテンポが悪くなってしまって泣く泣く削りました…少し特典に入れさせていただいたので良かったら見てください！

――執筆中の思い出に残る日常エピソードなどうかがえますでしょうか
これに関するお話は特典に回してしまったのですが、水族館のタッチプールで実際にサメを触って来ました。お腹を触らせてもらったんですが微動だにしませんでした…おとなしい。

――今、何かハマっていることは？
メレンゲの卵かけご飯をやってみたくなって急にハンドミキサーを買いました。美味しい。楽しい。

――発売に関して今のお気持ちはいかがでしょう？
無事発売していただけて本当に良かったです…！

――ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ！
お世話になっております。この作品がどなたかの心に刺されば嬉しいです。楽しんでいただけましたら幸いです！

◆担当編集より
『ハローハロー宮前くん』は、環山先生のルチル初コミックスです。

宮前くんの何気ないひと言により己のアイデンティティが崩壊した綾人が、いちから自分を見つめ直すストーリー。
見守る宮前くんも人間関係の難しさや感情の置き所に迷う部分もあり、綾人と一緒に成長していきます。

互いに何を考えているのか、どんなものが大切か、「恋人」と「友人」の境界線ってなんだろう。

素直な対話から彼らなりの答えを出していく様子を見守っていただけますと幸いです。

また、環山先生もインタビューで触れておられるように、お話全体にさまざまな魚が出てきます。
作画作業は大変だったと思いますが、リアルタッチのものも、デフォルメされているものも素敵に描いていただけました。
(担当はシノノメサカタザメがお気に入りです)
作品本編とあわせお楽しみください。