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 砂原糖子先生インタビュー 天然先輩が乗っかっちゃう襲い受!小説『恋じゃないみたい』

2014/02/04 17:25

心は処女!? なのにしれっと淫乱っ気ある先輩と、ちょっとヘタレな年下攻
2月8日発売、砂原糖子先生の新刊小説『恋じゃないみたい』は、高校で繰り広げられる後輩×先輩ラブ! 年下攻ですと、一瞬“押しの強い”後輩を想像するBLファンもいるかもしれませんが、なんと砂原先生から飛び出した今作のポイントは「乗っかっちゃう」襲い受! 一気に興味が加速します! 「801 AUTHORS 108」第280回、砂原糖子先生どうぞ!

Q. 新刊の紹介をお願いします!
『恋じゃないみたい』というタイトルは、渡海奈穂先生の御本の『夢じゃないみたい』の派生のようなものになります。(内容はリンクしておりません)後書きに経緯は記しておりますが、偶然耳にしたこのタイトルに私が萌えまくったのがきっかけでした。「憧れの先輩と恋かと思って付き合ってみたら、恋じゃなかったみたい!」そんな高校二年生の抱井(攻)と、見た目と性格にギャップのある先輩・雪野(受)の恋愛話です。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
無自覚に真面目でロマンチストなところのある常識人な攻と、無自覚に淫乱っ気のある天然受です。年下攻らしく、ちょっぴりヘタレなところも…!

Q. 当て馬や重要な脇役は?
攻のお友達の益本と、続編で出てくる一年生の白石くんです。益本は攻をからかってばかりなんですが、部活の弓道部では後輩に慕われていて、中には彼を好きな子もいるんじゃないかと密かに妄想しています。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
乗っかっちゃう雪野(襲い受)でしょうか。後半は雪野の子供時代に関係することやピュアな一面なども出てきて、翻弄されてばかりの抱井も成長し、二人の関係も変わっていきます。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
これも乗っかっちゃう天然な雪野です。襲い受はそれほど書いた経験がないことと、雪野はしれっとストレートに誘ったりするので、書いている自分まで照れました。反面、それにおたおたする抱井を書くのは楽しかったです。あと、お友達の益本にいじられる抱井も個人的には和みシーンでした。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
お友達の益本視点の話を続編では書こうかと思ったのですが、完全に彼の話になってしまいそうなので見送りました。どこかで機会があったら書きたいです!

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
断捨離はじめました。引っ越してから物の定位置が決まらず、押し入れにはなにが入っているのか不明……な状況だったのですが、ほぼいらないもので埋まっていました。雪野は顔に似合わず汚部屋の住人でもあるので、断捨離生活はタイムリーで役立った気がします。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
「恋かと思ったら違ってた!」という恋愛話、楽しんでいただけるかな……と心配でドキドキしています。いつも本が出るときは不安ですが、今回も一層不安です。未熟な高校生二人を緩く見守ってあげていただけると嬉しいです。あと、小鳩めばる先生のイラストが表紙から可愛くて素敵なので、実物を手にするのは楽しみにしています。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
雪野の中身は心配ですが、イラストは小鳩めばる先生が可愛く美人に描いてくださいました! 抱井もちょっぴりヘタレながらハンサムなので、是非手に取って読んでやってください。どうぞよろしくお願いいたします!

担当より一言
「恋かと思ってたら違ったみたい」というスタートから、二人の関係がどうやって恋になっていくのか、その過程をお楽しみください。受の雪野は身体は経験豊富なのに心はほぼ処女! 心が身体に追いつかなくて戸惑うところがとってもかわいいです。攻の抱井は自他共に認める常識人ですが、なかなかいいツッコミ力を持っています。天然炸裂の雪野に一緒に突っ込みを入れつつ読むとさらに面白いですよ。

(c)砂原糖子/小鳩めばる/新書館

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