宮本れん先生インタビュー

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宮本れん先生インタビュー 恩人である司祭への肉体奉仕も厭わない修道士の前に悪魔が現れて… 小説『煉獄の黒薔薇』

2014/08/20 18:08

ふたりの男に交互に… 設定のおかげで濡れ場の多い展開になりました
東欧を舞台とした、悪魔×修道士の物語! 修道士のルカは、恩人である司祭を崇拝し、肉体をも捧げています。そんなふたりの間に現れたのが、悪魔ガルバス。悪魔と人間の恋愛は、成立するのでしょうか!! 8月25日発売、宮本れん先生の新刊『煉獄の黒薔薇』。インタビューでは、今作は「濡れ場の多い展開」になったことも明かされました。ルカは、司祭と悪魔と、どんなHを……!? それでは「801 AUTHORS 108」第407回、宮本れん先生どうぞ!

Q. 新刊の紹介をお願いします!
東欧の修道院を舞台にした、悪魔×修道士のお話です。
望まざる悪魔召喚によって出会い、反発し合うばかりだったふたりが、最後には種の禁忌を侵してでも欲しいと相手を求める純愛です。ふたりの命懸けの恋を見守っていただけたらうれしいです。

Q. メインカップルはどんな攻×受ですか?
傲岸不遜な上級悪魔×天涯孤独の修道士

攻のガルバスは俺様な傲慢タイプ。悪魔ゆえに飴と鞭を使いわける策士ですが、これと決めた相手は命懸けで守る情熱家です。衰弱する受を助けるためにお粥を差し入れるなど、意外と面倒見のいい一面もあります。

受のルカは健気なタイプ。過去に犯した罪のせいで呪われた身となり、生きることに価値を見出せずにいる修道士です。不幸な境遇から救い出してくれた恩人である司祭を崇拝し、性奴隷にさせられています。

Q. 当て馬や重要な脇役は?
重要な脇役といえば、当て馬の司祭オルマンです。恩人という立場を利用して受に性奉仕させ、陵辱の限りを尽くすだけでなく、己の私利私欲を満たすためにとことん利用し尽くそうするクズっぷりを見ていただければと思います。
お気に入りは死神のセトですね。いつも飄々としていて、訳知りで、実は悪友である攻を心配してもいるという立ち位置は書いていて楽しかったです。

Q. 今作のこだわりポイントはどのあたりでしょう?
「攻と当て馬の同時進行」でしょうか。
受は当て馬に心酔し支配される一方、攻からも快楽を植えつけられ、やさしくされて心を揺さぶられます。ふたりの男に交互に犯されるという設定のおかげで口淫ご奉仕シーンだけでも3回、Hシーンに至っては5回と濡れ場の多い展開になりました。当て馬に抱かれながら攻に言葉で嬲られるという視姦3Pに挑戦できたのも楽しかったです。

Q. 苦労した点、また楽しかった点など聞かせてください!
受の部屋には訳あって寝台がないという設定で、かつHシーンが教会や地下聖堂などの横になりにくい環境だったため、必然的に体位が限られて苦労しました。でもそのおかげで開脚座位に開眼したのでよかったです(笑)。

Q. 今作にまつわる裏話ってありますか?
私はキャラの名付けに迷う質で、今作は主役ふたりの名前を捻り出した時点で力尽き、脇役さんたちには東欧の地名を拝借しています。原稿の合間に作品の舞台近くを旅する機会があったのですが、ガイドブックでキャラの名前を見かけるたびに申し訳なくてビクッとなりました。

Q. 執筆中の、思い出に残る日常エピソードをご披露お願いします!
著者校作業が押してしまい、ゲラ持参で家族旅行に行ったことでしょうか……。家人に見守られ、赤くなったり青くなったりしながら温泉宿で校正しました。

Q. 今、何かハマっていることは?
薔薇グッズにハマってます。昔から薔薇の香りは好きだったのですが、ハンドクリームや美容液、ヘアオイル、練り香水など、気がついたら身の回りのものがほとんど薔薇の香りになっていました。原稿中、気分を変えたいなと思った時にもリフレッシュできるので重宝しています。

Q. 発売前の今のお気持ちはいかがでしょう?
召される寸前……ぐらいの勢いでガタガタしています。本を出していただく時はいつも緊張してちょっとおかしくなっています。読んでくださる方に楽しんでいただけますようにと祈るばかりです。

Q. ちるちるユーザーにメッセージをどうぞ!
はじめまして、こんにちは。宮本れんと申します。
今回は純愛+エロス+耽美をこれでもかと詰めこんでみました。この機会にご縁をいただけましたらうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします!
担当編集 Sさん
ルカは設定上アレなんですが、ガルバスが生き生き悪魔というか、実に感情豊かで、心の動きを追うのが楽しいです。オルマン様はクズですが、性欲全開なクズ司祭として作品を盛り上げてくれています。耽美という言葉がふさわしい密事を覗き見ていただければ嬉しいです。

特典情報
ホーリンラブブックス限定:イラストカード

(c)宮本れん/ジキル/二見書房

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