Winners & RTankings! Festival of BL BL Award2024

Sponsors

ディープ部門 4位

ゆるかわ作品かと思いきや…衝撃の結末に涙

「レンタルタマちゃん」

ポイント:
4363pt
著  者:
らくたしょうこ
出 版 社 :
大洋図書
レーベル:
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発 売 日 :
2023/5/1

らくたしょうこ先生からのコメント

この度はありがとうございます。

今私が描きたいものを描こう、誰かひとりにでも届いてくれればいいや、そんな気持ちで取り組んだ『レンタルタマちゃん』がこんなにもたくさんの方に読んでいただけるような作品になって、驚くとともに感謝の気持ちでいっぱいです。

いただいたコメントもすべて糧といたします。青と矢澤が、誰かにとってオンリーワンのふたりになってくれていたら嬉しいです。

ユーザーの声を紹介

一生心に残り続ける哀しく美しい物語

こんなにハマった作品は他にありませんでした。
泣いてしまうけど、前を向ける。
不思議な感覚になる作品です。
本当に大好き。
noumisoさん

リアルで残酷な世界観のなかで、強く儚く生きた2人に感涙してしまう。セリフの一つ一つが重たくて、最後の「愛しいなあ」のセリフに毎回心が苦しくなる。最高に切なくて愛しい話です。大好きです。
匿名さん

実直な主人公と、事情を抱えたタマちゃん。2人の間に確かにある絆と、確かに幸せである愛の形を表現していて大好きです。ハッピーエンドであることが必ずしも正しいことや、幸せになることではないのをうまく昇華していると思います。
山岡パルテノンさん

タイトルの柔らかさと表紙のかわいらしさで油断していると背後から胸を刺されるような作品でした!陰惨とした雰囲気が漂う街で、真面目な役人とレンタル猫人間が触れ合う空間だけとても温かく、でもそれ故に儚くて、目が離せなくなりました。
しなしなな梨さん

胸を締め付けられるような話の苦しさに相反する、あたたかさ溢れる可愛らしく聡明な絵柄のギャップがおとぎ話のようです。
事情は違えど、心が曇った2人の刹那的で特別な逢瀬は、唯一汚い世界から逃げられる幸せな時間だったと信じたい。
新たなさん

とてもとても印象に残るストーリー。読後は、ねぇどうだった?と周りと語り合いたくなる。喜ばしいような辛いような、読者に解釈を委ねるラストに、それでいて不完全燃焼ではない練り上げられた構成に引き込まれ一気に読んでしまいました。
忘れられないお話です。
ヒカルルルさん

可愛いネコ耳の表紙にお気軽な気持ちで読み始めたのですが、かなり胸を締めつけられて涙が出る作品でした…。
誰にでもいつか訪れる死…必死に生きて満足できる人生だったのか、そうじゃないのか、満足していても悔いが残っているのか…人それぞれだと考えさせられました。
匿名さん

声をあげてしゃくりあげて泣いた作品。うまくいかないなぁ、助けてあげたいなぁ、側に居られたらなぁ…そればかりを考えて、仕事中には思い出してはボロボロ泣いていました。これを書いていても涙が流れています。辛い話だけど、矢澤が前を向いてくれているのが救い。だから、タマちゃんも幸せってこういうことだって知ってもらえたのかな、と想像してはまた涙。とてもとても大切な作品。
にゃにゅにぇさん

私の中でのディープ部門の第一位は確実のこのお話です。
可愛いなぁと軽く手を出したら予想の上の上を行く展開で、とにかく最後まで目が離せませんでした。
とにかく胸が苦しくなるし涙はでるし、何で!と思うこともありましたが、最後に苦しい悲しいだけではない感情、未来に向けての希望も確かに感じることができ救われた気持ちになりました。
衝撃の1作品ですし、読むたびに涙が止まらなくなりますが、それでも大好きな作品です。
nyanyakoさん

生まれて初めて掴んだ小さな幸せのきらめき

どんな結末になるのかと連載中から色んな意味でドキドキしていました。
何度も読み返していますが最初に読み終えた時に、報われなかった結末でも、小さくても一筋の光を感じることができてほっとしたのを今もハッキリと覚えています。
私にとって忘れられない作品です。
ciboさん

初めてラストを読んだ時、立ち上がれませんでした。でも、タマの最後の横顔見てる内にタマは最後幸せだったんだなと思えました。
最後の見開きのページが、本当に大好きで愛しい気持ちになります。
あと矢島の「さびしさが残る、ちゃんと残ってくれる」という思いが、そんな人に出会えて幸せだなぁ、うらやましいなと思いました。
nimeさん

表紙とタイトルから想像もつかなかなくて、何がどうしてとは描かれてないけど始まりから終わってるディストピアでこんなささやかな幸せさえも奪われるのか、、、と絶望しました。
やるせなくてでもあれが彼らの最善で、、、
ハッピーで幸せな物語なだけな物語ではなかったけど確かにそこにあった幸せを大事にしたいな、と思います。
xxしょうxxさん

人は毎日を堪えながら生きて孤独に死ぬけれど、世の中は何も変わらない。でも、心に一つでも、寄り添える存在―きっとそれは、人でも動物でもモノでも、大袈裟なものでなくとも何でも―があるのならば、空が綺麗だと、この世も悪くないものだと思いながら、今日も一日、起きてごはんを食べて寝ることができるのだろうなと…そう感じる、とてもとても素晴らしい物語です。
ASAMINさん

衝撃が多かったので、印象も強く読み返しては色々な感情が湧いてきます。レンタルタマちゃんが矢澤と遊んでるシーンがとても可愛らしい。謎は多かったけれど前半は楽しそうな所もあっただけに、だんだんとページをめくる手が重くなっていく。矢澤との暖かかったあの部屋での時間が、タマにはとても幸せな時間だったんだろう。辛い事を辛いとも思えず諦めていたタマが、変えたいと思ったんだろうね。慰め合いでも何でもいいんだよ、最後は読んでる方は悲しく寂しかったけど、タマは幸せだったと思いたい。
ちゃちゃひさん

ディープ部門 5位

これは禁忌?奔放王子が受け取った真の愛

「その世のどこか、蒼天のゆりかご」

ポイント:
4052pt
著  者:
鯛野ニッケ
出 版 社 :
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル:
arca comics
発 売 日 :
2023/5/25

鯛野ニッケ先生からのコメント

シリーズ1作目単行本化の際も、アワードにノミネートしていただきました。当時は「主人公が恋愛しない」という、邪道オブ邪道な描き方で評価をいただいたように記憶しております(笑)。1作目は順位の数字は頂けなかったのですが、描き続けて3作目の本作、当該主人公がメインカプとなり従者×主人というド王道(かな?)で、ディープ部門の5位を頂けたとのこと。とても感慨深いです。

長らくシリーズを愛してくださった皆々様、この錚々たる作品群の中から本作を選んで投票してくださった皆様、本当にありがとうございます!

ユーザーの声を紹介

ついに完結!主従愛の行き着く先に涙

ついに!この2人の物語が!という期待値バリバリ高いところをしっかり超えてくる素敵なお話でした。シンは昔から心豊かな人であるけど、それはきっとリアがいつもそばで見守ってくれていたからなんだな。シンが泣くシーンでわたしも号泣してしまいました。今までのお話があったからこそ、シンのあのセリフにめちゃくちゃグッときてしまった。ようやくリアにも幸せが訪れて何よりです。
ぴょんりささん

『その世のどこか』シリーズが大好きです。いつも陽気でニコニコしてて能天気だけど、どこかつかめない王子のシンが主役ということで、相手は誰?と思っていたら、従者のリアンドロス!王子×従者とか最高の組み合わせ。生まれた頃から一緒に過ごしていた2人なので、シンを想うリアの愛は想像よりも重く、切なく、悲しい。一生モノの真実の愛を見届けられて幸せです。
しき19さん

ここまで3作品、どれも本当に最高でしたが、今作本当によかった…いつもおちゃらけながらもポテンシャルを発揮するシンとそれに振り回されるリアという構図が崩れ、リアを取り戻すために必死になるシンを見ることができます。重すぎるリアの愛とそれを真っ向から受け止めるシンの愛。一見リアの方が重そうに見える気もしますが、間違いなく2人の愛の重さは釣り合っているだろうし、互いがいなければうまく呼吸もできないだろう2人を見ることができて幸せでした。
もちベーグルさん

シリーズ全部持っていて、連載前、リアシン出るって聞いた時はガッツポーズしたくらいとってもとってもだいすきです!!!元気でお気楽で自由で天真爛漫で周り(主にリア氏…)を巻き込みながらも、大切なものを大切に出来るシン様が、ずっとそばにあった帰る場所に気付いた時のあの感動と切なさと、感情を殺しすぎて自分自身すら見失いながらも危なっかしい主をずっとずっと見守り続けてきたリア氏の献身がもうほんとに…泣いてしまいます…彼らの行く先をずっと見ていたいです…
うらまめさん

今までシンはいつも、賑やかしみたいな明るくて屈託のない存在で、主人公の近くにいて助けてくれて、でも肝心のシンの心のうちは見せてくれない人物でした。今作は三部作の完結編に相応しいシンの物語です。やっと来た!と思ったし、毎話苦しくて泣いていました。リアンドロスの愛は重くて、切なくて胸が締め付けられるし、シンはやっぱり軽やかで潔く、人の何倍も思慮深く、大きな心を持っていて、そんな2人が思い合いながらたどり着いた結末が美しすぎました。読めてよかった。続編を切に希望しています!
クララベル12さん

禁じられた想いと秘めた葛藤が終わる時…

もっとたくさんの人に読んでほしい作品!本当大好き。ずっとそばで仕えている相手を愛してしまったら、それはやはり許されないことなのか……。もうストーリー展開が素晴らしいし、色々考えさせられるし、2人の揺れ動く感情が、表情が、瞳が、もう素敵なんです(語彙力が壊滅的ですいません)!
いや、足舐めも最高ですよ。治癒目的の足舐めです!でもとっても甘美でぞくぞくします。
そして、この2人の未来へ続く旅路、またどこかで見られたら嬉しいです!
みさっこさん

シンのお話待ってました~!(泣) その世のどこかシリーズで今作が1番大好きです!更に言えば、先生の作品の中でもナンバーワンオンリーワンに愛しています。
シンに許されたいと願うリアと、そんなリアを受け入れるシンの尊さ、関係性が本当にたまりません。リアの激しい恋情に、辛いねぇリア…と感情移入すると共にめちゃくちゃ萌えました。未来永劫リアシンにはラブラブで幸せで素敵な人生をおくってもらいたいです!欲を言うとまだまだ2人の物語を見ていたいです。
しーあさん

記憶の中にはいつもリアンドロスがいる。
それくらい長い時を2人は一緒だったのに
冒頭からリアが姿を消した!!ちょっと待って泣く。
大切だから離れようとする男と、殺したいほど憎かったのかと呆然とする男。すれ違いが辛い。
本当はずっとずっと心がリアに向いていたんだと分かったから最後にする決心。ほんと苦しくて泣けました。
言葉ひとつひとつの流れがとても好きで。心の機微、風や匂いも感じられそうで小説を読んでるような、映画を見てるような、美しい深い深い愛のお話。
大好きな物語です。
Aya0622さん

大好きなシリーズ完結編…!
世界を旅して色々なものを見てきたシン。閉ざされたものを、外部から「先進的な」刺激で解決へ導くこと。前2作含め、それは確かに多くの場合救いとなるのだけれども。本当に居場所がない者にとって、唯一の救いとなり得る信仰、前時代的だとそれをただ否定してしまうことは正義ではないのだと。王族に生まれた故に知らしめられてきた社会の理不尽から目を逸らし、広い世界を見ることで安心してきたシン。一番近くにいたリアの苦しみを知り、現実を見据えて覚悟を決める様が格好良い。なにより愛することを許されたリアの安堵にとても泣けました。
Lukadondonさん

PAGE TOP