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中村明日美子「正直実現は無理だろうと思っていた」 映画『ダブルミンツ』にスタッフ、演者が懸ける想い

2017/02/10 14:32

映画『ダブルミンツ』出演者・スタッフコメント


中村明日美子先生の人気漫画を原作とした映画『ダブルミンツ』が2017年初夏公開予定。先日、出演者も発表され、大きな話題となりました。

同作は、壱河光夫と市川光央、同じ「イチカワミツオ」という名前を持つ2人の男が繰り広げる、犯罪と暴力の中で愛憎入り交じる物語。
アニメ化もされた中村明日美子先生の代表作、『同級生』とはまた打って変わった、ハードなシーンも多いダークBLです。

今回は、映画『ダブルミンツ』出演者・スタッフのコメントをご紹介します。

出演者・スタッフコメント

●中村明日美子(原作)
今回こういうお話をいただいて正直実現は無理だろうと思っていたのですが、キャスト様スタッフ様のご尽力でこうして形になることができました。ほとんど不可能だろうと思ったキャスティングも、思いがけず熱心で情熱を持った方々に演じていただいて、この作品は本当に幸運でした。そして監督さま。重箱の隅をつつくような脚本の直しを叩きつけたにも関わらず粘り強く返球してくださり、原作を読んでくださった方々にもご満足いただける内容になったと思います。どうぞお楽しみいただければ幸いです。

●淵上泰史(壱河光夫役)
なんだか、いつもだったら…そんな僕の期待を裏切る脚本の面白さと、内田英治監督が企画、脚本、そして自ら映画化する為に原作を獲りにゆく熱意のもと、映画『ダブルミンツ』主演として参加させて頂きましたが、監督との顔合わせ、話をしていくに中でとんでもない勘違いからスタートする事になろうとは…その時誰も予想していませんでした。その面白話はまたいつか、どこかで…。

●田中俊介(市川光央役)
原作を初めて読んだ時の衝撃は今でも覚えています。ダブルミンツが持つ不思議な魅力。狂気的で、一見理解し難い光夫と光央の関係性。でも、そんな二人から放たれる空気感が本当に美しく、そこには紛れもない愛があると感じました。
そんな魅力に溢れた作品を実写化、そして、光央を演じさせていただくにあたり、責任感を強く感じ、全身全霊をかけ、本気で挑ませていただきました。映画『ダブルミンツ』、公開を楽しみにしていてください。

●冨手麻妙
中村先生の作品は絵が美しくて繊細で、ずっと大好きだったんです。そして内田監督の作品はリアルで生々しくて良い意味でゲスくて大好き。大好きな2つの世界観がどうやって重なるのか、出演が決まったときは本当に嬉しかったです。もう絶対面白いものになると確信しました。私が演じたのはとにかくクレイジーでバカ女なんです。この役を与えてくれた内田監督、もうっ最高〜!って。観た人が『なんなんだあの麻美ってくそバカ女は!冨手麻妙って普段からあんなんじゃないか!?』って思ってくれたら、役者として大大大成功です!観客全員敵に回す気持ちでやりました。お楽しみに。

●須賀健太(市川光央役 ※高校時代)
魅力的な作品を作られている内田監督とご一緒出来た事、そして台本を初めて読んだ時、自分にこの役を与えて下さった事に驚きと喜びを感じました。
『ダブルミンツ』の世界観がどう表現されているのか僕自身も完成が楽しみです。

●川籠石駿平(壱河光夫役 ※高校時代)
あまり経験の無い漫画原作。しかも『ダブルミンツ』というとても激しく、とても繊細な作品。
ミツオのダイナミックで細やかな心の揺れをどう表現するか、悩みました。
現場では内田監督に身を預け、作品、ミツオと寄り添いながら身も心も捨てられる鎧は全て捨て、剥き出していきました。映画愛溢れる内田組とBLノワール『ダブルミンツ』。僕自身完成がとても楽しみな作品になりました。

●高橋和也
ダブルミンツは2人の男がお互いを熱烈に愛し、求め合いやがて一つの球体になり、猛スピードで坂道を転がり堕ちてゆく物語だ。周囲を混乱させ、破壊しながら突き進んで行く。私は演じながら2人の“みつお”に対し憧れの想いを描いた。
誰しもこの世に生まれてくる時に失った片割れの自分ともう一度この世で出逢いたいと願っている。一度でもいい、誰かを身悶えする程欲し、追いかけその想いを成就したい、そんな夢想をしている人間は多分私ひとりでは無いだろう。

●小木茂光
二人の"みつお"は、もしかすると前世の交わる強力な引力のせいなのだろうか?
互いを追い求めてもとどかない。
或る時抑えがかき消された丸磁石の如く見えない力で一体となりそれが自然の摂理だと思い知るのだ。
二人でしか共感出来ない世界観、此れは周囲にとって此の上ない破壊である。
だが、この破壊こそが未来への道しるべなのかも知れない。  

●内田英治(監督)
ガーンではなく、キーン。『ダブルミンツ』を初めて読んだときの私の頭の中の音だ。
どつかれた感じではなく、刺された感覚。すぐさまこの作品を映画化したいと思った。
凄まじいマンガである。作者である中村明日美子さんの頭を覗いてみたいと思い、2年に渡り脚本のやりとりをした。この作品は単なるジャンルに括られる作品ではない。
ふたりの人間の(たまたま男性同士)共依存の極地を描いた傑作である。
嫉妬、怒り、愛、依存…。『ダブルミンツ』はおよそ人間がもつ極限の感情だけで成り立つ、そんな映画だ。


内田監督が『ダブルミンツ』を読んだ後に「どつかれた感じではなく、刺された感覚」とコメントされていますが、筆者も初めて読んだときに同じ感覚に陥りました。あのディープな世界観がどう描かれるのか…今から期待が高まりますね。

中村明日美子先生が何度も脚本の直しをお願いするなど、2年に渡りやり取りをしたということで、原作ファンも納得するような素晴らしい作品になるのではないでしょうか。
また、原作で描かれていたシーンがどのように再現されるかも非常に気になります。個人的に「桃」のシーンがどう描かれるのか楽しみにしています…!

今までさまざまなBL作品が実写化されましたが、『ダブルミンツ』のようなダークBLは今回が初めて。これを機に、BL実写化の新しいカタチが確立されると嬉しいですね!

映画『ダブルミンツ』
2017年初夏よりシネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

ストーリー
「女を殺した―」ある日突然、壱河光夫(淵上泰史)の携帯電話にかかってきた高飛車な声の主は、高校時代の同級生で今はチンピラになっている市川光央(田中俊介)だった。高校の新クラスで出会った同じイチカワミツオの音の名前を持つ二人だったが、冷酷で高飛車な光央(須賀健太)にいつしか光夫(川籠石駿平)は下僕となり逆らえない主従関係となっていた。数年を経て、衝撃的な再会をした光夫と光央だったが、かつての隠微な記憶が忘れられない光夫は、逆らうことなく共犯者となった。だがそれは高校の頃の主従関係でない、新しい形の関係へと姿を変えていく…。

監督/脚本:内田英治、原作:中村明日美子「ダブルミンツ」(茜新社刊)
出演:淵上泰史、田中俊介、須賀健太、川籠石駿平、冨手麻妙、高橋和也、小木茂光
2017年/日本映画/100分(予定)/配給:アーク・フィルムズ、スターキャット
公式サイト http://www.d-mints.jp/

(c)2017「ダブルミンツ」製作委員会 (C)中村明日美子/茜新社

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